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ブランド論_2023/02/08

今日はラグジュアリー論についての本を読みました。
タイトルは、『ラグジュアリー戦略で夢を売る』です。

ブランドというと何を思い浮かべるでしょうか?
ブランディングという言葉を使うとAppleやMetaなどのIT企業も出てくるかと思いますが、ブランドと言われると、ルイ・ヴィトンやエルメスなどのラグジュアリーブランドが頭に浮かんでくるのではないでしょうか?


さあ、そういったラグジュアリーブランドは、何を売っているのでしょうか?
カバンを例に考えてみましょう。

カバンの機能価値は、だいたい5000円ぐらいですね。1番低い場合だと、ビニール袋で良いので10円ぐらいです。
そんな中ラグジュアリーブランドの鞄は高いもので100万円を超えてきます。その値段から機能価値である5000円を引いた分は、付加価値であるということになります。

では、ラグジュアリーブランドの売っている付加価値とはなんなのでしょうか?
それは、「物神的価値」であるとこの本には書いてあります。
物神的価値とは、マルクスの『資本論』にも出てきており、商品本来の 価値と市場価格との乖離という資本主義特有の価値を指します。

そんなラグジュアリーブランドは、世の中の波にも強いです。
リーマンショックや東日本大震災、コロナによって多くの人,業界が打撃を受けた中、ラグジュアリーブランドはその翌年にはそれらの出来事が起きる前年の売り上げを超えていたそうです。

その要因としては、行動経済学の観点から「現状維持バイアス」と「理由に基づく選択」を筆者はあげていました。

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