ラグジュアリー論_2023/02/09
こんばんは。最近マッチョになることを本格的に目指し始めたかずまです。
さて、今日はラグジュアリーブランドのマーケティングというトピックでお話ししたいと思います。
一般的に言われているマスを狙ったマーケティングでは、独自のポジショニングをSTP分析を用いて定め、その上で潜在顧客となる人に届くように4Pを考えていきます。
言い換えると、従来のマーケティング、特にマスマーケティングは「十分な品質の製品を、安い価格で、広い流通チャネルを通して、大量の広告をして売る」という原則を持っているということができます。
一方で、ラグジュアリーブランドのマーケティングとはどんなものなのでしょうか?
ラグジュアリーブランドは、最上級であり唯一無二のポジションを確立することが求められます。したがって、STP分析のように市場を見ることはしません。完全にプロダクトアウトからブランドや製品を作ります。そうすることで、比較することのない独自のポジションを築き上げます。
ここで「ポジション」というワードを使っていますが、STP分析の「ポジショニング」とは違います。
そして、これまた従来のマーケティングとは違い、「卓越した品質の(こだわりの、物語のある)製品を、高い価格(ブランド側は「適正価格」と主張する)で、限定された流通チャネルを通して、広告よりもパブリシティ(メディアに取り上げられること)を重視して売る」のです。
これが何に繋がるのかって?ラグジュアリーブランドが売っている価値である「精神性」です。
(精神性についてわからない方は、こちらの記事をご覧ください。)