LESSON NOTE〜河北新報動画連載スタート
先日は九州、福岡、熊本に久しぶりに行ってきました。
福岡での約2時間でのライブ後に、仕立て屋のサーカスのダイホくんが来て今からロボ宙さんとセッションするから行かない?と誘われてそのままセッションに行ったり、地元のタップスクールでワークショップをやったりと濃密な時間を過ごしました。コロナ中は制限されていた人と会わないことから解放されてやっと色々な場所に行って実際にみんなに会えることのありがたみをとても感じました。九州の皆さんありがとう!
最近は仙台のレッスンや東京のベーシックコースでは、生徒のみんなが自主的にスタジオを借りて集まったりと、どんどんやる気が湧いてきていていいエネルギーを感じます。
今回のレッスンでは、ジャズのスタンダードの曲『Blue Monk』を聴いて、その場でメロディーを覚えてシンプルなステップで踏んでみるということをやりました。Monkのメロディーはリズム的にも面白いものが多くて良いです。とにかく普段ジャズを聴かない人も多いので、まずは曲に耳を慣れさせていって、『ステップを覚える』のではなく『聴こえる音をふむ』ということをやっています。"Straight No Chaser"という曲もやりましたが、仙台の生徒の大陽くんはキーボードでメロディーを弾いたりしていましたが、楽器を手に取るとさらに曲のイメージや音符の意識が深まりますね。『覚える』よりもPLAYすることをどんどんやっていくことで音楽にもっと乗れるようになります。"LISTEN, LISTEN AND LISTEN SOME MORE" (Leon Collins)ですね。
Pro Courseでは、今までやってきた技術的な練習から、次の段階『表現』について考えるというところに向かっています。
これは、本当に教える側としても自分自身の課題として取り組んでいかないといけないなと思っています。一緒に自分自身の内にある何かを創造していくということを考えながらやってみようと思います。
そして、新しい試みとして東北の新聞、河北新報デジタルの連載でタップのレッスン動画を定期的に自分の長年放置してあったYoutubeチャンネルでアップしていきます。これはもうアナログ大好きの自分にとって大きなチャレンジですが、マインド的にはアナログな感じで普段の感覚で気軽にアップしていきたいなと思っています。
Youtubeというと今まで、一定のフォーマットというか、『〜で踊ってみた』とか『メントスコーラ』とか笑、そういうのをやらなくてはいけないイメージがありましたが、なんてことない自分のペースで何か創っていけたら面白いかなと思っています。(メントスコーラやるかもしれませんが)自分の記録や日記的に作っていけたら良いなと思います。
タイトルは『熊谷和徳リズムダイアリー Lesson 1 歩けば誰でもタップダンサー』です。
今のこの時代の雰囲気の中で、みんなちょっとでも日常の中でステップでも踏んでみたら本当に良い気持ちになると思います。日本中、世界中の人がタップのステップで会話したらきっとハッピーな世界になるはずです。僕にできることは小さなことですが、小さなことでも一歩でも誰か一人にでも伝えられることがあればやっていけたらと思っています。
熊谷和徳
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