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はじめて観た映画のこと

今日電車の中でぼーっと乗っている人たちを眺めていたらほぼ全ての人が、携帯を見ていました。
今では当たり前の光景ですが、なんとなく不思議になってその時に思ったことが、、、

『もしE.T.がいま地球に来ていたら、あんなに大変なことにならずにすぐに家に帰れたかもしれない』

ということでした笑

僕が子供の時に初めて見た映画は『E.T.』でした。

今でも、一番好きな映画はと聞かれると『E.T.』と答えます。
子供の頃はストーリーというよりも映画の中で見る全てのものが憧れで、エリオットの着てる赤いパーカー、おもちゃ、自転車(BMX)、M&Mチョコやピザを食べるシーン、ビジュアルの全てにアメリカを感じてただただ憧れました。
その時はこんなことを思っていました。

『たぶん、仙台にはE .T.は来ないんじゃないか。。。』

いつも遊んでいる河原や街並みの景色の中に、どうしてもE.T.が現れる気配が全くしなかったのです。(やまんばは見た事があります笑)

それから高校生になって、初めてアメリカに海外研修に行った時に、映画の中のE .T.の街並みが実際に目の前に広がっていて
ずっと来たかった場所に来た自分にただただ感動を覚えました。
(実際のホームステイでは、散々な目にあいましたがそれはまた後日書きます!)

よく覚えているのは、タップシューズの専門店をたまたま見つけて入ったところ、多分バイトのお姉さんがすごくフレンドリーで、拙い英語で話をしたのですが、『いつか、アメリカに来てタップを習ってみたい』と話したことを覚えています。

そして、この海外研修のキャンプで初めて僕は人の前でタップを踊ったのですが、仙台ではそれまでに感じたことのなかったポジティブな反応をアメリカの高校生から受けることができて、今思えばあの経験は今の自分の生き方を決定づけた出来事の一つだったと思います。

大人になって子供と一緒にみたE .T.にはまた違う感動を覚え泣けてきます。
どのシーンにも、さまざまな視点があり、親の視点、お兄ちゃんの視点、妹の視点、または政府の偉い人の視点、そして、人間にとって初めて出会うE.T.が意味すること(人種の問題なども)などなど。
E.T.は僕にとって色んなものの見方を与えてくれるのです。

そして、アメリカが象徴することとは何なのか?僕が憧れたことの実体とは、自分自身とは?

ただ、やはり自分に大きな意味を与えてくれたことは、

幾つになってもファンタジーを心に持ち続けること

なんだと思います。


Michael Jacksonが朗読するETのストーリーで僕の憧れは絶頂に達しました。。。涙

PS. 普段あまり喋らない父ですが、
子供の時にUFOみたと言い張るのです
仙台にE.T.はきてたかもしれません




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