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アメリカ大統領選から1日を経て感じること

大統領選の結果を聞いて1日
本当に気が抜けるくらい何もやりたくない気持ちになった。。。これは理屈ではなくて、力がどこにも入らない感じ。
トランプの存在は、アートやクリエイティブなことを理想を持って頑張るというエネルギーの真逆にあると感じる。『頑張ったってどうせ無理なんだ』というシニカルなエネルギーの塊りを感じる。現にTwitterでは(Xとは呼ばない)日本のトランプ支持者たちの『ざまあみろ』という言葉をたくさん見た。誰に対するザマアミロなのかがよくはわからないのだけれど。

『移民は犬や猫を食っている野蛮人だ』と彼は言う。

移民だけではない。今回自分のアメリカに住む友人たちも、これほどまでに自分の問題として女性の中絶の権利など、男尊女卑の問題にも立ち向かって、街角に立ってビラまきやハリス氏の応援を選挙日まで必死でやっていた知人たちが何人もいた。実際にアメリカに生まれ、生きている友人たちにとってこの結果は、想像を絶するほどの失望感と無力感があるに違いないと思う。そしてそれぞれの経験する数々のトラウマを今感じているのではないかと想像する。現に友人のインスタには悲しい告白のような投稿をいくつかみた。トランプという存在は、彼一人ではなくて社会が創り上げてきた集合体のようなものでもあるからだ。

『これが今のアメリカの現実なんだ』
だからこれからやるべきことが山積みにあるという言葉を見る。
一度だけでなく、二度もこれが起きるということは、何か理由があるんだと思うし、トランプを支持する側の気持ちも自分も考えてみたいと思う。
自分が知る限りでは、僕の周りの人たちはすべての人たちがハリスさんを応援していた(と思う)。しかし、NYやワシントンDCなどの大都市から一歩離れると、全く異国のようなアメリカが広がっていて、普通に白人至上主義の社会が存在していることも理解している。現にそのような場所でパフォーマンスした時などは、異様な経験もたくさんあった。
ハリスさんというアメリカ史上初の知的な有色人種の女性大統領よりも、犯罪者で初の大統領に一票を入れる気持ちをもう少し考えてみようとも思う。

だけどいまは耳を塞いで
何かクリエイティブなエネルギーで満たしたい
でもこの現実こそをエネルギーにしなければいけないとも思う。

今日は空ばっかり見ていたな
子供たちのために良い世の中になることを願うばかり

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