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Lesson Note タップ&餅(ずんだ)

今日は朝から胸騒ぎがするような連絡をアメリカの方から受けて、ちょっとレッスンに遅れてしまいました。
が、始まると一気にレッスンモードに入り休憩返上で猛練習。

スロークラスでは、とにかく色んなテンポで同じステップ、リズムでやってみる。振付として一通りのステップを記憶してしまうと、同じステップでもテンポが変わったり曲が変わると出来なくなってしまう。
逆に言えば、一つのステップをしっかりしっかりリズムとして身体に入ってしまえば、一つのステップで無限の可能性が広がっていく。
シンプルなリズムこそがとても大事なのだ。
よく「記憶力が悪いのでステップの覚えが悪いんです」という人がいるが、覚える要素は少ない方が良い。少ない要素を無限に広げていくことを僕は教えていきたい。

ベーシッククラスも、同様にSwingのリズムの基本をエラフィッツジェラルドの音楽で。一つのステップやグルーヴを覚えたならば、あと半分以上はいかに『聴く』かが最も大事な要素になる。エラのスキャットは、本当に素晴らしい教則になると思う。
踊りながら耳が開いていれば、そしてリズムを「歌えれば」必ずできるようになるが、ステップを覚えている人はなかなかできるようにならない。多くのミュージシャンが言っていることは

”You need to Learn how to listen."

最近だとスティーブガットが言っている映像があった。
「話す前に聴く」
ということを忘れてはいけない。
そして「間」を感じることも忘れてはいけない(踏まないところこそがサウンド)

タップダンスを習っている人は、ステップは覚えるが普段ジャズを聴かない人も多い。もしジャズミュージシャンを目指している人がいて、ジャズを聴かなかったらどうだろう。
タップをやっている人もジャズを聴いてほしい、タップを聴いてほしい。それを生活の中にとりいれてほしい。そこからの流れでHIP HOPのRhymeを聴いたら、チャーリーパーカーとRakimにMF DOOMに一本の流れを感じるでしょう。そしたらJimmy Slydeがやってる意味がスムーズに感じられるはず。

そして一番大事なのはPLAYすること。遊んでるうちにある日突然聴こえてくる。
人間ってすごいな。

そして今日はレッスン後にみんなで話す時間を持とうということで、生徒の一人が近所の有名な餅屋「村上餅屋」の餅を買ってきてくれて(ありがとう!)餅とコーヒーを食べました。美味しかったです!
こういう時間も大事ですね。

PS>本日はラジオが放送になりました!聴いた方はぜひ感想を教えてください!

市川さん、槙野さん共にとても話しやすくて楽しい時間でした!ありがとうございます。

Learning to create simple and steady basic rhythms and grooves is at the basis of controlling melodic phrasings properly." - Chick Corea  

A Work in Progress - Chick Corea

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