ニューヨークで新型コロナウイルスに対して記したこと。6/29/2020
6月29日(月曜日)COVID-19関連の記者会見発表の個人的なまとめと個人的な理解。
6月19日(金)で、一応、連日の記者会見は終了しましたが、新たな発表などがあれば、不定期ですが登場してくれる、クォモニューヨーク州知事。
ニューヨーク、なんと4月には1日に800人の方がお亡くなりになっていましたが、なんと28日の日曜日は新型コロナで亡くなった方は8名。
本当にニューヨーク頑張りました。
本日の記者会見では、ニューヨーク(特にニューヨーク市)のリオープンについてと、急増する他州での感染者について。
ニュースでご存知の方も多いと思いますが、フロリダ、カリフォルニア、テキサスと著しい感染拡大が見られる州が増えています。
それに伴い、まず、クォモニューヨーク州知事は、「ニューヨークが大変な時にみんなが助けてくれた。コロナ対策に知識と経験豊富なニューヨークはいつでも協力する」。困ったときはお互い様という姿勢。これがニューヨーカーだと。
あれだけの感染者数が出たニューヨーク州のリオープンは慎重です。現在ニューヨーク市はフェーズ2ですが、やはり懸念材料が浮上してきたと。
1)やはり、どうしてもソーシャルディスタンスを保てずに、現在アウトドアダイニングのレストランやバーガごった返している。(レストラン側も、市側もコントロールできていない)
2)他州の感染者数が急激に上がり、他州から感染者がニューヨークに来るとそこからまた感染が拡大する恐れがある。
これらの懸念材料&換気の悪い室内だと感染が広がる可能性が大(屋外はいい)ということで、ニューヨーク市のフェーズ3で可能となるレストランでの稼働率50%での店内飲食を見直す可能性があると。
また、大統領に対してもクォモニューヨーク州知事から熱いメッセージが。全米で、コロナ感染拡大が広がっているのはもう明らか。国民に対して、本当のことを正直に話、大統領にマスク着用を義務付けるエグゼクティブオーダーを出し、大統領もマスクをつけましょう。と。
ニューヨークは2ヶ月前からマスク着用令が出ていて、ニューヨーク市に関しては、9割以上の人はきちんと守って、感染者数も確実に減ってます。
しかし、落ち着いて考えてみると、州知事が大統領にマスクをつけましょうって言うこと自体笑えるなと。。。
わからない人にはわかりやすく!それをパワポでバシッと言う州知事もさすがです!
そして、ビジュアル重視の州知事。記者会見の最後にはニューヨークが登ってきた、「コロナの山」が実際に登場。1人目の発症から42日目が一番高い位置でした。この山を2度と登りたくないと言う州知事。登らないためのリオープン、他州のようにリオープンしてまた閉めるという非効率なリオープンにならないようにしていきましょう。