ニューヨークで新型コロナウイルスに対して記したこと。5/4/2020
本日、より具体的なニューヨークの再稼動、「REOPEN」についてニューヨーク州知事からお話がありました。
その前に。。。
NY Pause=一時停止になってから、1ヶ月半がたちなんとか感染者数はピークを超えゆるやかな下降を見せるなか(でもまだまだ多い)
今までの制約をどのように徐々に解除していくかと話が持ち上がり始め、渦中の我々も今後どうなるのだろうと考える余裕が少し出てきたように思います。そんな中、自由に外に出回れる日を祈りつつ、コロナ前と同じには戻れないということはもう誰もが思うところ。。。
1か月ちょっと前に感染者数がどんどん上がった時期から、外出を控え、ビジネスをクローズし、ソーシャルディスタンスを保ちながら感染者数を抑えることで、医療機関がパンクすることを必死で抑えてきました。最悪の最悪は回避したけれども、感染者拡大は爆発してしまいました。
そして、「REOPEN」の現実に近づきつつある今、感染者数を抑えるということは、「再稼動」をする際にとても重要なことだったんだなと改めて考えるようになりました。もしコロナ感染の大爆発が起きていなければ、「REOPEN」もしやすかったのかな?「REOPEN」後もコロナ前に近い状況に早く戻れたのかな?などと考えてしまいます。
ニューヨークは今回のコロナ感染拡大で、全治1年(もしくはそれ以上?)の重症を追ってしまったのです。怪我の度合いが酷ければ酷いほど、完治するまでに時間がかかります。これはもう時間をかけて直していくしかない。。
もし、日本が感染拡大を抑えることができ、それが「捻挫」程度の怪我で全治2週間!のような軽傷で済ませることができたら、再稼働モードになった時により早く完治でき、再稼働をよりスムーズに行えるのではないかな?なんて思います。(もう手遅れなのでしょうか?)
日本は「REOPEN」し、また通常の生活に早い段階で戻れそうでしょうか?自粛しなくていいですよ。お店もすぐに開けてくださいと言われて、どれぐらいで「通常」に戻れそうでなのでしょうか?やっぱり長期戦なのでしょうか。
というところで、本日のニューヨーク州知事の「REOPEN」についての説明なのですが。かなり細かく説明されましたが、ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか・
1)今までに経験したことがないのだから、今後どうなるかは誰にもわからない!私もわからない。 I don’t know.でも知らないと認めることにより、いろんな危険予測をすることで、対策法も考えるから、知らないということは悪いことではない!
2)感染病はどこからでもやってくる。中国、中国って言っていたが、実は強い規制をかけてなかったヨーロッパからニューヨークに来た人たちから広がった。世界のどこかで感染が始まったら、必ず感染すると思った方がいい。
3)エキスパートも言っているが、2波がまた秋、冬にかけてくるかもしれない。
4)「NY Pause=一時停止」モードにするより「REOPEN」する方が実は大変。
5)5月15日「NY Pause=一時停止」モード解除、「REOPEN」するには、ガイドラインに沿って、感染者数の数、入院者数の数、感染テストの数、病院の状態(病床数は確保されているかなど)などを含んだ事実、数字の証明が必要。ニューヨーク州全体一斉というのは無理なので、エリアに分けて「REOPEN」を行う。(条件の詳細は写真の中の1から10までの写真参照ください)
6)生活に必要で、感染拡大の危険性が少ないものから優先的に再稼働させていく。(8の写真を参照ください)
第1フェーズから第4フェーズまであり。
というわけで、5月15日に、「REOPEN」の許可を得ることができる条件をクリアしたエリアからまずは第一フェーズから予定通り「REOPEN」できるとのこと。
そしてもちろん、事実と数字に基づき、感染拡大に後戻りする状況になった際には、また「NY Pause=一時停止」モードに戻すとのこと。
そんな「開けたり閉めたり」みたいなことはしたくないので、スマートに、皆が協力して対応していかないといけないとも。
「REOPEN」に向けての詳細発表で、我々もより明確に「REOPEN」する条件をクリアする指数が見えてきた今日、ニューヨークはまた少しづづ前に進み始めたなと感じました。