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ニューヨークで新型コロナウイルスに対して記したこと。5/5/2020

昨日、ニューヨーク州知事から、具体的なニューヨークの再稼動、「REOPEN」についての詳細のお話がありました。

そして本日の州知事の記者会見では、実はみんな分かっているけど触れたくない、目を向けたくない現実についてのお話。

「人の命の価値とは?」「お金を取るか人の命を取るか」ということについて。
「NY Pause=一時停止」を続ければ莫大な被害と、損害を被る。早く再稼働を着手すれば経済的被害は抑えることができる。
しかし、「REOPEN」を急ぎ経済を優先すれば人命が奪われる。
どちらを優先するのか。。。。。

主観的な意見でなく、常に事実、データーを基に方針を決めるクォモニューヨーク州知事。
ホワイトハウスが参照しているデーターでは、全米がすべて「REOPEN」した際のCOVID-19による死者数が爆発的にあがるとの予想が
出されているとのこと。その事実は、最悪の最悪をなんとか食い止めたニューヨークにはとても恐ろしい事実でもあります。

しかし、ニューヨークはルールに基づき、「REOPEN」に必要な条件を満たしているところから
再稼働することを決めました。スマートに、協力しあいながら前に進んで行こうと。
ただ、またせっかく抑えられている感染者数が上がれば、容赦無く振り出し=「NY Pause=一時停止」に戻るとも。

そして、会見の後半は、以前から話題に上がっている、連邦政府のニューヨーク州に対しての経済的サポートのなさについて
しっかりと声を上げる州知事。
サポートを必要とするニューヨークは民主党を支持する州=青い州。民主党だから、Blue State だから財政救済を行わない?
というコメントが出ているようで。それに対して州知事も、
それでなくてもニューヨーク州は連邦政府に一番お金を入れているのに!!!!サポートしないとは!!!
そんならニューヨークに金を返せ!というぐらいの勢い。
今は、政治的な考え方の違いを超え一致団結する時と、クォモニューヨーク州知事もずっと言ってます。

安全に「REOPEN」するにもこれまたお金がかかる。(もう既にコロナ対策でニューヨーク州は大支出)
その資金繰りのためなら、大統領にだって、他の政治家にだって、クォモニューヨーク州知事は吠えまくります。

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