「生産技術」とは?

 プロフィール欄に「生産技術エンジニア」と書きましたが、この「生産技術」というワード、けっこう意味がぼんやりしていて、分かったようなわからないような。
 改めてネットで調べてみると、サイトによって説明がまちまちですが、ざっくり言うと「製造業において、製品を高品質かつ効率よく生産できるようにする技術」ということらしいです。なので、生産工程の順番を考えるのも、それぞれの工程を実現する方法を考えるのも、その方法を具現化するための設備を開発するのも、ぜんぶ生産技術と言えます。例えば、車の模型を生産する場合だと、
  (1)部品単位で着色してから部品同士を接着して組み立てるのか、組み立てたところに接着固定して最後に色を塗るのか、どちらが作りやすいかを考える。
  (2)接着工程において、どの個所にどれぐらいの量の接着剤を塗れば上手く模型が出来上がるのかを考える。
  (3)接着剤を塗る箇所と量が決まったら、どうすれば定位置・定量塗布できるかを考える。もしくは、そのように塗布できる設備を設計製作する。
という感じです。まだまだ他にもありそうですが、僕はこの中で「設備を設計製作する」の部分を専門領域としています。
 こうやって見てみると、かなり細分化されてますね。ほかで「私、生産技術やってます!」という人に出会っても、もしかしたら全然違う仕事(例えばライン設計とか)かも知れません。
 設備の設計製作は、これまたさらに役割が色々と別れているんですが、その話はまたの機会に。

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