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物流会社をたった3週間で辞めてしまった話

前にnoteで物流会社に入ったことを書きましたが、退職しました。

期間はまさかの三週間で、一ヶ月もちませんでした。

正直こんなに早く辞めるとは思っていなかったので、ショックです。

というわけで、今回は何故こうなったのかを思考の整理も兼ねてつらつらと書いていきます。

なぜ辞めるのか?

辞めることになった最大の原因は、怪我のリスクが高すぎるからです。

この会社で僕は、聞いた通り梱包作業に配属されました。

この梱包作業では、変則的な形の機械部品を安全に積めるように四角く梱包します。

そしてこの梱包作業では、たくさん釘を打ちます。
部品を置く足場の木材や、部品を囲む板状の木材、そして、部品が動かないように固定する木材など、1つの部品を梱包するのにかなりの木材を使って釘を打ちます。

この釘を打つのに、ガンと呼ばれる機械を使います。

ガンというのは、釘を空気圧で弾き飛ばして打つ手持ちの機械のことです。


こんなやつ

このガンを使えば、素早く釘を打つことができます。

ただその代わり、腕に衝撃が走ります。反動があるということですね。とくに75mmの釘を打つガンは、かなりの衝撃が腕にきます。

しかもこのガンはかなり重いです。75mm用だととくにです。

そして、この衝撃と重さに耐えながら、ほぼ一日中ガンを使って釘を打っていきます。

ガンを使い始めて二週間くらい経ったとき(つまりは今週の頭くらい)、僕はバネ指となり、手を上手く開くことができなくなりました。

先ほど怪我のリスクが高すぎるから辞めたと書きましたが、現に僕は怪我をしました。

腕も痛むため、その日は安静にするべく休みました。そして考えました。

いや、これは長く続けられないだろうと。

薄々気づいてはいました。この作業が危険極まりないことに。

ガンの衝撃もそうですが、釘を打つ際、衝撃が強いので木材は手で抑えなければいけません。

そしてこの木材は薄いものもあり、ズレた角度で釘を打ち込むと簡単に釘が外に飛び出てしまいます。

つまり、木材を抑える箇所を間違えると、飛び出した釘が手に刺さってしまうという危険性があるのです。

もちろん、気をつけてねと注意されるのでなるべくガンの近くで木材を抑えないように気をつけてはいます。

ただ、木材によっては形が小さいものもあったり、不安定な箇所だとしっかり抑えるためより近い箇所を抑えないといけなかったりします。

そうすると怪我のリスクが高くなります。

現に先輩たちは指を怪我している人がいたり、同じようにバネ指になって病院に行って注射を打った人もいます。

そういった話をコミュニケーションを取るなかで知っていき、そして何より怪我をしたことを軽い冗談のように語り、上司もそれを容認しているのを見て、辞めようと決断しました。

どう辞めたのか

まずは上司に連絡しました。

LINEがつながっていたので、LINEで辞める旨を伝え、詳しくは電話できませんかとメッセージを送りました。

その後電話で話をし、自分の身体の状況と先輩たちが怪我をしていること、そして作業内容が怪我のリスクが高すぎることを伝えました。

すると上司は別の業務をしてみないかと提案してくれました。

ありがたい申し出だとは思いましたが、怪我を軽く見ている会社と長く働くことはできないと思い、気が変わってIT企業で働きたいというどうしようもない理由を伝えました。

けれどとりあえず一旦話さないか、と言われてしまい、どうにもこうにもいかなくなったので、とりあえずそこではわかりましたと答え、翌日の朝にメッセージでこのまま辞めることを伝えました。

そこから何度か電話がかかってきましたが、話がややこしくなりそうだったので、電話は取りませんでした。

一応メッセージには、社内に置いてあるものは全て処分しても構わないこと、返却してほしいものがあれば教えてほしいと書いておいたので、本当に必要なものはメッセージで連絡がくるだろうなと思ってます。

本当はちゃんと話し合うべきなのかもしれませんが、僕の性格上変に押し切られてしまう可能性が高いため、このような方法をとりました。

次はどうするか

また、転職活動をします。そして次はIT企業にしようと思います。

やっぱり僕にはこっちのほうが性に合ってるのかもしれません。

とはいえ短期離職という形になったため、ジョブホッパーと見られ、また就職が難しくなります。

まあ、もしなにをやっても就職先が決まらなかったら、ハローワークにでも行ってみようと思います。

余談

会社を辞めた理由には、怪我のリスクが高いこと以外もあります。

それは、残業の常習性と、業務は慣れ、です。

残業の常習性というのは、強制ではない残業を皆が毎日平然とやっているということです。

残業は強制ではない、と上司からは言われていますが、先輩が全員定時より前から働き、定時後も働いていたら、新しく入ってきた人たちもそれに倣うような空気が生まれます。

僕は入ってから一度も残業しなかったのですが、先輩よりも遅くきて、先輩よりも早く帰るというのは、居心地が悪かったです。
もちろん、怒られることはありませんでしたが。

次の業務は慣れ、というのは、この梱包業務では覚えることがたくさんあるのですが、それは結局慣れてくればどうにかなるよ、みたいな感覚で教えられてしまうということです。

もちろん、一定のルールはありますが、部品の形状もバラバラなものが多く、梱包するさいにルール化しずらいという点もあるのかもしれませんが、そうなるとルールはルールとしてこれとこれは例外でこうなって、と覚えるのが複雑になります。

正直、梱包においてこんなにも覚えることが多いのは予想外でした。その割に薄給(月給20万)なので、割に合わん、、、とは思ってました。
まあ給与は事前に知っていたので言うことはしませんでしたが。

というか、こんな危険で煩雑な仕事、さっさと機械化されることを祈るばかりです。

余談の余談

つらつらと書きながら、前のnote含めて人生生きるの下手くそすぎでは?と思いました、、、。

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