AI漫画動画が完成した!
前回、noteに書いていたものが完成しました。
タイトルは、『推しのVtuberが隣に住んでいた。配信の切り忘れを教えたら急速に仲が深まっていき……』
制作は結構大変だったのでちょっとばかり振り返ってみます。
備忘録のためでもあります。
完成までの流れ
企画出し
これは他のAI漫画動画のチャンネルを参考にしました。
参考の仕方は、まず、AI漫画動画のタイトルや視聴回数などをNotionのDBに保存し、CSVで出力します。
出力されたCSVをGPTsのDATA Analystに食わせ、タイトル案をどんどん出していきました。
シナリオ制作
これにしよう、というタイトルができたらそのタイトルからそのままあらすじを作ってもらいます。
あらすじができたら、そこからシナリオを作っていきます。シナリオの執筆は言い回しなどはGPTに教えてもらいつつも、ほとんど自分でやりました。
イラスト作成
イラストはPixAIを使いました。
自分調べによると、こういうAI漫画はSeaArtが多いようだったので、ざっとSeaArtも触ってみましたが、PixAIのほうがよくね、となりPixAIにしました。
イラスト作成は自分の力不足もあり、結構大変でした。
思い通りのシチュエーションは、なかなか思い通りにはいきません。
例えば、『夜の部屋』です。
夜は暗いですが、部屋の中は電気がついているので明るいです。
これをAIイラストで生成するのがけっこう難しくて、明るくすると空まで明るくなり、外を暗くしようとすると、部屋の中まで暗くなってしまい、困りました。
だったらカーテンを閉めればいいかと思ったのですが、なぜかカーテンが閉まってくれず、泣く泣く暗い部屋のイラストを無理やり明るさ補正で明るい感じにしました(だからちょっと変)。
まだまだ精進せねばなりません。あるいは細かい部分は自分の手で直せるようにするとか。まあ、ここは要改善です。
音声作成
音声に関しては悩みましたが、VOICEVOXを使いました。クラウドワークスでナレーションしてもらうことも考えたのですが、全部AIにしたかったので今回は音声もAIにしました。
ただ、バリエーションが少ないので今後も使うかはわかりません。
Coe Fontを使いたいなと思うのですが、スタンダードだと4400円と結構高めなので(前700円くらいだった気がするのに……)、ここは要検討ですね。
動画作成
動画作成にはCanvaを使いました。
Canvaは画像の加工や作成に焦点が当たりがちですが、動画の編集もできます。
ただし、複雑なことはできません。
でも、漫画動画に複雑なことは必要ありません。
なので、Canvaに決まりました。ちなみに元々画像加工などでサブスクで使っていたので、プラスで費用はかかりませんでした。
Canvaには漫画の吹き出しとしても使える図形の機能があり、それを使えば簡単に漫画の吹き出しが作れたので、Canvaにして正解でした。
ただ、BGMやナレーション含め音声ファイルを50個までしか入れられないのがネックです。あと、画像のズームインとズームアウトの機能はありますが、途中で終わってしまうという問題もあります。
とはいえ、実質無料で動画制作できているので文句はありません。
作成にあたって、シナリオとシーンイラストが見やすいようにNotionのページの左右に配置して、それを見ながら作業しました。これ、結構便利でした。
制作時間
思った以上に時間がかかりました。とくに動画制作が面倒でした。
いつかここをAIにやってもらいたいですね。
あるいは、クラウドワークスでお願いしてもいいかもしれません。
改善点
背景
まず、同じシチュエーションでも背景が微妙に変わっていたりします。
これは、気になる人は気になると思います。
これは背景と人物を一緒に生成しているため、シード値を固定していても微妙に変わってしまうのです。
なので、次は背景を先に作ってから人物を作り、Canvaで背景除去をしてはめ込んでいくようなスタイルにしようかと思います。
人物
今回、人物生成にはLoRAを使用していません。それでも一応同じ人物に見えるかもしれません。
でもこれは逆にいえば同じモデルを使えばそっくり同じものができるということでもあります。
なので、次を作る場合はLoRAを用いたいと考えています。
最後に
まだまだAIの扱いは低レベルです。それでも、こういうものが作りたい、をある程度AIが再現してくれるのは良い世の中です。
AIはまだまだ発展途上だとは思いますが、頑張って制御しながら活動していきたいと思います。
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