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ハイキングツアーって。

ハイキングツアーや登山ツアーというのを、大手旅行会社が商品として販売しているが、このツアーの添乗員は非常に大変である。

登山もハイキングも中級以上になってくると、言わずもがなな事であるが、自然は怖いという事。初級編のツアーだと服装や体調管理のことまで教えないといけない場合がある。
山は特にそうだが、標高が高くなれば、寒くなる。天候は、不純。足元危険。どういう状況でも対応できる格好で臨んで欲しいが、かっぱ(セパレートタイプ)と登山靴は、絶対に忘れてはいけない。特にツアーでは、20人以上を登山ガイドと添乗員で管理しなければならない。
添乗員としては、リスクを増やしたくない。

装備の問題は、まだ目に見えるからましだ。
注意するなり、参加拒否すれば済む事である。
一番怖いのは、体調の問題。
ツアー参加者は高齢者が多いが、昔取った杵柄というわけのわからない根拠を基に、「私はまだやれる」と無理をされるパターン。
何かあってからでは遅いので、やめてほしい。
人の体調は、装備と違って一見ではわからない。さっきまで、元気そうだった人が、突然倒れたりする。

問題が起きた場合どうするか。下山できるような、添乗員がお客さんと一緒に下山して、バスに乗せて、また他のお客さんの所へ戻るのが普通である。2往復なんて当たり前の覚悟だ。

だから、無理なく、楽しく、しっかり装備して怪我なく登ってほしい。

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