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言葉の選び方、説明がうまい人って尊敬する!

今までに出会った人、友人たちの中に言葉選びが上手かったり、話が面白く分かりやすい人たちが結構いる。
そして、その人たち「すごい!」っていつも思う。

そんな中で印象に残っているエピソードをいくつか書こうかな…と。

まずは講演会などもしたりする知人なのだが、とにかく話が上手く聞いている人を飽きさせない!
その方にコツを尋ねたところ
「いつも気を付けているのは小学3年生くらいの子どもでも理解できる様に話している」
との事だった。
だから難しい専門用語や英語なども使わない。

もう1点は例え話をするのだが、聞いている相手の興味のある事で例えるという事。
だから普段から読書やネットなどからの情報収集には余念がない。

その方の言葉でインパクトがあったのが・・・

「みんなが諦めたその先に成功がある!」

これは起業家、これから起業したい人相手の講演会で言った言葉。

周囲で失敗し諦めていく人を見つける度に「自分の成功に近づいた!」と思うそうだ。


これは元カレの話なのだが・・・
今では使用している人も少ないFAX。
まぁ、電話もそうだが「なんで相手方に声(文字や絵)が送れるのか?」が理解出来なかった私。
それまでは電気信号が云々…という説明は出来るが、分かりやすくは無い説明ばかり。

元カレの説明
「黒い帽子と白い帽子を被った小人がいてね・・・」と説明しだした。

要約すれば校庭などで人間文字を作るのと同じ仕組み。
「あ」という文字を作るとして、その部分に黒い帽子を被った人が配置される。
それ以外のところを白い帽子の人が埋める。
そして他校の校庭に移る場合、1番前の左側の人から順番に移動していき、また同じ位置に並ぶ訳だ。
そうすると別の校庭にもまた「あ」という文字が出来る。

想像したら楽しくなった。
超細かいドット文字という事なのが理解できるが、「帽子を被った小人」に例えてくれたので、何だか可愛く思えて「電子信号」と言われると拒否したくなる脳がすんなり受け入れてくれる。

その時、私の頭の中ではいっぱいの小人が「わ~~」と言いながら線の中を走っていき、相手方の紙にまた綺麗に整列していく様(さま)が浮かんだ。

これが無線となっても応用で、透明人間になれる能力をもった小人だと思えば面白い。

FAXだけでなく今、こうして打っているPCやスマホの文字・イラストも同じ原理で想像がつく。
黒と白だけではなく、色んな色の帽子を被った小人がいっぱいいて、瞬時に画面の中で指示した場所に並んでくれている訳だ。
この説明に拍手だった!
子どもなどに説明する時にぜひ♪


そして普段の会話がシャレてるな~と思える友人。
言葉選びがとにかく上手い!

共通の友人で誰が見ても「まぁまぁイケメン」と言える男友達がいて、中身は思いっきりいい奴。
なのに自分に自信がなく、選ぶ彼女は「ん??」と思ってしまう(失礼ながら)見た目も性格もパっとしない子ばかり。
そんな彼に友人が言った一言が良かった。

「〇〇って思いの外イケてるんだから、もっといい彼女選びなよ」

この「思いの外」という一言のチョイスに妙に納得。

「〇〇って自分で思っているよりもいい男なんだから自信持ちなよ」
と言う人は多いだろう。
でも、言われた本人は「そうかな・・・」とは思っても、素直にはなれそうにない。
だが「思いの外」という言葉が入る事で「そっか?」とちょっと素直に聞ける感じになる。

それ以来、この「思いの外」は私も使う事が割とある。
「思った(てた)より〇〇〇」と感じた時に自分や相手・モノに対して
「思いの外、出来たね」「思いの外かわいいじゃん」
という感じで。

結構、便利に使える。

友達が友人たちに彼氏を紹介したとして・・・
誰が見ても「かっこいい」見た目なら問題なく誰もが「イケメン」と褒めるだろうが、見る人によって「イケメン」「ブサイクではないが微妙」「思ってたよりはかっこいいかな?」など、色んな印象が出てくる見た目だったら?
「お~思いの外イケメンだね!」
と言うと、周囲も「確かに」という雰囲気になる。
まぁ、友達の彼氏に失礼な話だし、今時のルッキズムに引っかかるのだろうが。

でも私の嫌いな会話…本人たちが居ない時に
「思ってたよりブサイクじゃない?」とか
「彼女が言ってたほどイケメンじゃないよね~」
なんて女同士で言う輩には
「そう?思いの他イケメンだったけど」
と言うと、「思いの外」を各自が勝手に解釈するので、嫌な会話が終わる事もあるのだ。


簡潔に分かりやすい会話が出来る人、咄嗟に的確な言葉選びが出来る人
本当に羨ましく、凄いな~と思う。
つい話が長くなってしまう自分としては見習いたい事の1つだ。


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