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マスチェラーノ引退! アルゼンチン中から愛された人格者!

元アルゼンチン代表、マスチェラーノ選手が現役引退を表明しました。
魂溢れるプレーでFCバルセロナの黄金期を支えた中心選手です。
アルゼンチンの英雄マラドーナがアルゼンチン監督を務めていた頃、キャプテンに選ばれ「私のチームはマスチェラーノと残りの10人で構成されている」と言わせるほどの人格者であるマスチェラーノ選手。

僕がアルゼンチンで生活をしていたときに、マスチェラーノ選手を悪く言う国民はいませんでした。
それだけ毎試合戦って、存在感を証明していました。
それをサッカー大国アルゼンチンの国民全員に影響与えていました。その凄さは計り知れません。

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【マスチェラーノ選手が現役で獲得した主なタイトル】

- リーガ・エスパニョーラ優勝 : 4回 
- UEFAチャンピオンズリーグ : 2回 
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ : 3回 
- UEFAスーパーカップ : 2回 
- FIFAクラブワールドカップ : 2回 
- コパ・デル・レイ : 4回 
- プリメーラ・ディビシオン (アルゼンチン) : 1回
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA (ブラジル) : 1回
- オリンピック金メダル : 2回

【引退会見】

マスチェラーノ:「プロサッカー選手として引退することをご報告します。
今日、プロとしての最後の試合をプレーしました。
これは少し前から考えていた1つの決断で、クラブ(エストゥディアンテス)とは話していました。
僕の気持ち的にも、この数ヶ月、僕に起こっていた多くのこと考えても、僕のキャリアを終わらせるときだと思いますし、今日終わらせることが最も正しいと思います。
僕は仕事に対して、日々100%で生きて、最大限を出してきました。
しかし、少し前から負担になっていることに気づきました。
僕を信じてアルゼンチンリーグに復帰させてくれたエストゥディアンテスに対して失礼をしたくないですし、チームメイトに対しても、この仕事で僕に全てを与えてくれた人たちへもそうです。
このこの気持ちはここ最近ずっと感じていました。

サッカー選手でいることがいつでも希望でした。コロナウイルスにより、プレーシーズン後にまた戻ってきて、その希望をまた感じることができると思っていました。
それが僕を僕にしていましたが、それを感じることができませんでした。
なので、敬意を払って今日はキャリアを終わらせます。」 (マスチェラーノ)

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本人のTwitter公式アカウント

「いつの日か夢見たことよりも!
この素晴らしい競技に別れを告げます。」


【2014年ワールドカップを振り返って】

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マスチェラーノ選手やメッシ選手を要するアルゼンチン代表が2014年に行われたブラジルワールドカップで決勝戦に進出したものの、惜しくも決勝戦でドイツに敗れて準決勝で終わってしまいました。

マスチェラーノ選手はその敗戦をどう思っているのでしょうか?

インタビュアー:「あなたにとってワールドカップ決勝で敗れることは何を意味すると思いますか?」

マスチェラーノ:「選手として何もない。終わりのない痛みだからね。それに負けるとリベンジはもう難しいんだ。でも、人生には多くの意味があると思っている。このようなことが起こった後は2つの選択肢がある。負けたことを考えて、考えて、考えることもできる。もしくは「ここまで辿り着いたことは素晴らしいことだ」と自分に言い聞かせることもできる。
私たちは競争者なので、負けを認めるのは非常に難しいことです。
しかし、それをしなければなりません。
頭の良い人はそのすべてを(成長するために)活用します。
もし失敗が勝てなかったことだけとするなら、僕たちは全員敗北者になります。僕たちはある時点で何かで負けました。 」

【メッシからメッセージ】

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メッシ選手がマスチェラーノ選手の引退についてメッセージを残していました。

メッシ:「マスチェに言うことは、何年も一緒に過ごし、たくさんのものを共有してきた… アルゼンチン代表でもバルセロナでも幸せな瞬間も過ごしたし、グラウンドで厳しいときも一緒に戦ってきた。君がいなくなってから、僕たちは恋しいよ。君と君の家族の最高の幸せを願ってる。」(メッシ)

メッシ選手から讃えられ、誰からも尊敬されるマスチェラーノ選手。

【まとめ】

アグエロ選手がマスチェラーノ選手に対して「あなたは全てを出し尽くしました。」というメッセージを残しています。
代表のチームメイトとして一緒に戦ってきたアグエロ選手だから本当の意味で言えることでしょう。
1サッカーファンとして見ていた僕もこの言葉は正しくマスチェラーノ選手にふさわしいと思いました。

歴史に名を残したのは間違えないでしょう。

今回は「マスチェラーノ選手」についてでした。

ハビエル・マスチェラーノ

リーベル・プレート (アルゼンチン) 2003-2005
コリンチャンス (ブラジル) 2005-2006
ウェストハム (イングランド) 2007
リヴァプール (イングランド) 2007-2010
バルセロナ (スペイン) 2010-2018
河北華夏幸福 (中国) 2018-2019
エストゥディアンテス (アルゼンチン) 2019-2020

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千葉真登:「マスチェラーノはまず第一にかっこいいという印象。
試合を見ててもハードワークする姿には何度も心打たれたし、バルサに移籍してきたときはボランチのポジションとしてブスケツのベンチ要員という形での獲得だったのにも関わらず、センターバックにコンバートしたり、ボランチとしても役割をしっかり果たしたり、世間の期待を遥かに上回る活躍をした。
そこには監督が求める仕事を100%以上でこなせないとマスチェラーノみたいに長期に渡って最高峰では活躍はできないと思う。」

アルゼンチンでは、「マスチェラーノがチームにいることは、監督が2人」と表現されることがあります。
アルゼンチン代表を引退したときも、バルセロナを退団するときも、世界の選手たちのコメントやチームから愛されている様子を見ると、世間にはわからない本当のかっこよさを秘めているのだと思います。


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