黒スモーカーの汎用テクニック
ずっくと申します。
ワンピースカードにおいて、2弾から現在まで黒スモーカーを使い続けてます。
黒スモーカーでは勝てないということをよく言われるのですが、自分としてはまだまだ環境で戦えるデッキだと思っていますし、実績というほどではありませんが、ほとんどの大会で勝ち越しが出来ています。
そこで自分がやっているテクニックを紹介してスモーカー使いの方の一助になればと思って作成するものです。
このnoteは対面に問わず使えるテクニックについて記載します。
黒スモーカーの特徴とそれに応じた汎用テクニック
リーダー黒スモーカーの特徴を理解し、それを意識したプレイングをする必要があります。
特徴①
起動メインでコスト下げを行うことが出来る。
起動メインなので、アタック前でもアタック後でも効果を使うことが出来ます。
テクニック1-1
アタック後に効果を使うことでキャラへのアタックが通った場合と通らなかった場合で臨機応変にコストの下げ先を変える。
例
相手の盤面にルッチと4クザン
こちらの手札
両方倒したい、特に4クザンは絶対倒したい。
まず効果を使う前に7000で4クザンにアタック!
アタックが通るかどうかで効果の使用先を変えます。
アタックが通った場合
→リーダー効果でルッチのコストを下げてコビー
守られた場合
→リーダー効果で4クザンのコストを下げてコビー
こういった臨機応変さが起動メインの強みです。
テクニック1-2
トリガーでキャラが登場した場合に備えてアタック後に効果を使う。
例
ベロベティ対面
アタックしたらトリガーキャラが出るかも!?
こちらの状況4ドンのターン
まず5000でアタック!
トリガーなしの場合
トリガーでキャラ登場の場合
ドンをリーダーに後付けして、リーダー効果+コビーでリンドバーグをKO
テクニック1-3
ベッジ、10ドフラミンゴ、4アーロンによってアタックが出来ない状態にされても効果だけ使う。
アタック出来なくても場合によっては効果だけ使う。
特徴②
コスト0がいればパワーを1000あげることが出来る。
テクニック2-1
ブロッカーやKOする予定のカードに対し、効果だけ先に使用してパワーを上げておく。
(起動メインでパワーを1000あげるとその後にコスト0のキャラが場から居なくなってもターン中は+1000になります。)
例
1コストのブロッカーに対し、先にリーダー効果を起動します。
アタックをするとブロックされて、対象がいなくなってしまうケースやコビーでKOしたい場合など、先にリーダー効果でパワーを上げるようにします。
テクニック2-2
KOカードがなくてもコスト下げ先を意識する。
(パワー+1000と直接関係のないものになってしまってますが、適切な場所がないのでここに書いてます。)
例
相手の盤面
リーダー効果でケルベロスをコスト-1にする。
相手目線、ルッチでケルベロス2体KOされるのでは?と思うかもしれません。
その状態で続いて5000や6000リーダーでアタックしたら、相手はルッチでやられるよりは。と考えてケルベロスでブロックしてくれるかもしれません。
実際にはルッチが手札になくても、そういったプレイングで安くブロッカーを使わせることができます。
あるいはリーダー効果でローラをコスト-1にする。
相手目線、コビーでローラをKOされるかも?と思うかもしれません。
その状態で6000でローラにアタックするとどうせやられるならと考えて、ローラはKOされるかもしれません。
テクニック2-3
パワーをあげそう!と思わせる。
例
6ドンのターン
4クザンとリーダー
4クザン5000+リーダー効果7000+5スモ
5スモを出す前提なら、この動きがベスト!と思いきや、そんなことはありません。
この例だと結果はおそらく
1000カウンター切らせる+1点与える
になります。
では、4クザン6000+リーダー5000+5スモ
ではどうでしょう。
このときの相手目線、4クザンの6000のアタック時にコスト0が作られるので、次にリーダー効果でパワーをあげて7000が来る可能性が高く見えます。
2点も受けたくないので、6000に対して2000カウンタを使う可能性があります。
その後、リーダー7000ではなくリーダー5000で行けば相手は6000を守ってるため5000も1000カウンターを切る可能性は高く、2枚の手札を削ることが出来ます。
(ただし、イッショウを採用している場合は手札削り過ぎないためにこの殴り方じゃない方がいいケースもあります。)
この場合結果は
1000カウンターと2000カウンターを切らせる
となります。
仮に相手が6000をライフで受けた場合、次の5000は1000カウンタを使うでしょう。
その場合、最初の例(5000→7000)の殴り方と結果は同じ
1000カウンター切らせる+1点与える
となります。
手札を削るチャンスがあり、デメリットもないため、後者の殴り方の方がいい場合が多いです。
特徴③
単色なのでライフが5。
テクニック3-1
リーダーアタックを受けてKOされないカードを強く使う。
ライフが5点あることを活かすためには序盤からライフをもらって手札を潤沢に保った方が良いです。
KOされないカードはデッキ下などの手段を除くとバトルで倒すしかありません。
にもかかわらず、序盤にしっかりライフで受けておくことで、5スモ、4ボルサがレストのときに手札7枚、8枚などの状況を作ります。
こうなると全ドンアタックでもしない限り、キャラを倒すことは出来ません。
テクニック3-2
ライフで受けるタイミングを調整する。
トリガー衝撃波を有効に使いたい場合、あえて最初を守り、トリガーが欲しいタイミングで受けることも必要です。
ボルサや紫ルフィの4コスバニラなど、トリガーが有効な対面かどうかで受け方をコントロールしましょう。
サンプルレシピ
6弾環境のサンプルレシピです。
この構築に採用しているカードの活用テクニックについて、次の項で記載します。
採用カード毎の活用テクニック
1コスト つる
高コストキャラを倒す
つる+リーダー効果+ブルック(サカズキ採用ならそちらも)で処理します。
出して使うことを見据えて、手札からカウンターとして切るのはなるべく最後にします。
ダブルアタックを狙う
相手に2.3コストのキャラがいる場合、登場+リーダー効果で0コスを作り5スモのダブルアタックを狙います。
奇襲的に使うことが大事なので、5000リーダーなどでカウンター値を削ってからの動きを意識します。
例
ブランニューで回収する
2000カウンターを回収する場合はつるを優先します。3-7のカードはレベッカで拾うことが出来るため、他の2000カウンターは回収可能です。
2コスト ブランニュー
小粒キャラの処理に使う
相手のバギーやベビー5などにアタックします。
従って、相手より先にレストにせず、なるべく相手の小粒キャラがレストになるまで待ってから殴ります。
ただし、1コストのキャラはリーダー効果や5スモのダブルアタックを使うことを考えて敢えて処理しないケースもあるので臨機応変に。
カウンターとして使う
最速2ドン以外のタイミングでは、欲しいカードがある程度集まっていれば無理に出さずにカウンターとして切ります。
明確に欲しいカードがないのにとりあえず出すプレイは避けましょう。
リーサル詐欺を仕掛ける
エネル対面などでブランニューで5000リーダーから始めることで、相手にライフで受ける選択肢をなくさせます。
3コスト コビー
4コストキャラを退ける
リーダー効果+コビーで4コストのブロッカーを退けてリーサルを狙います。従って、4コストレベッカ、サンジなどのブロッカーが入るデッキに対してはカウンターで切らずに1枚は温存する意識を持ちます。
敢えてやられる
トラッシュにコビーがいないとき、場に出たら5000リーダーなどを仕掛けて積極的にレストにして狙わせます。
殴られたらあっさりやられてトラッシュに置いておきます。
そうすることで、終盤にレベッカで吊り上げてKOを狙う選択肢を増やします。
3コスト たしぎ
最速で出す
ヒナがなければ3ドンの第二候補として出します。KO出来る状況を作っておくことで、相手の処理カードを要求する、あるいはちょうどいいコストのキャラ登場を抑制します。
(ちなみに3ドン以降はなかなか出すチャンスがないです。)
3コスト ヒナ
バニラとして使う
最速3ドンで登場させます。3ドンの最も強い動きは(結局)5000を出すことです。
イベントを打たせる
犬噛紅蓮や天叢雲剣を打たせるためにアクティブで立たせます。
レベッカ→ヒナを警戒してトラッシュではなく、デッキ下に送るためにイベントを使ってくれることがあります。
1枚イベントを削るための動きとして意識しましょう。
敢えてやられる
コビーと同様の理由で敢えてやられます。
4コスト クザン
私がワンピースカードで最も強いと思っているカードです。
ボルサより優先する
!横並べしてくるウタやゾロ、レイジュなどに対して!
こういった対面では、カウンター値ではなくカウンターカードの枚数が重要です。4クザンの1ドローは実質カウンターを増やす動きです。
ボルサとクザンが両方ある場合でKOカードのない対面においてはクザンを優先です。
また、殴った返しでは相手はほとんどの場合、4クザンを処理しようとします。そういった意味でブロッカー的な役割をも果たします。
大型の前に出す
相手の大型キャラの直前のターンに出して、実質大型を封殺します。
相手は4クザンを処理するためにドンを割くと大型を出せず、大型を出せば4クザンによって容易に処理されるためどちらの選択をしても不利な状況になります。
ただし、8モリアでヘルメッポ、ルッチやペローナリーダー効果+10ドフラなど4クザンを打開する大型も登場しています。
が「モリアでトラッシュから登場させる対象を固定させた。」「10ドフラのロック先を散らした。」と考えられる場合は恐れず出しましょう。結果、1ドローが残ります。
レベッカで釣り上げる
互いに手札が枯渇してロングゲームになった際にレベッカで4クザンを拾って、出すことで8ドンで手札を回復させつつ次ターンに備えられます。
アタック時のコスト下げ先を意識する
KOカードがなくても下げ先を意識します。ブロッカーを下げてブロックを誘発させる。アタック先のカードのコストを下げてカウンターを切らせずにキャラを倒す。
吐き切る
手札に貯まるとカウンターレスであり、非常に弱いです。なるべく優先的に出して吐き切るように出していきます。
4コスト ボルサリーノ
アタッカーとして使う
効果KOされず、返しで倒されにくいキャラとしてアタッカー運用します。
登場したターンや最終局面だけブロックで守りますが基本は毎ターンアタックします。
トリガーをケアする
自分のターンではトリガーでKOされてしまうケースがあるため、KOされる前提で優先的にアタックしていきます。
6000リーダーに対して出さない
6000リーダー(白ヒゲ、赤紫ルフィ)に対しては無力に近いです。6000リーダーに対してこそ強いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、大事なのはカウンター値ではなく、カウンターの枚数です。
6000リーダーに対して、2000カウンターではなくブロック+1000カウンターで守れるとしても、結局は1枚手札を失っており、あまり有効ではありません。
相手ターン中だけ6000のブロッカーというのは、5000リーダーの目線に置き換えると
パワー4000
相手ターン中パワー5000のブロッカー
と同義です。
これは微妙ですよね?
なぜ微妙かというと、相手リーダーから見るとドンを付けずに殴るだけで確実に手札が削れるため、強さを発揮出来ないのです。
従って、6000リーダーに対しては基本的に1000カウンターとして使います。
4コスト レベッカ
ヒナをトラッシュから拾う
3ヒナをコスト下げのために拾うことはもちろんですが相手のアタッカーの枚数をみて、少なければヒナを次ターンのアタッカーとしてレスト登場させておいて処理し切れない状態を作り、返しで一気に攻めます。
4コスト ペローナ
効果を使い分ける
最速4ドンで出すカードがない場合に苦肉の1ハンデスをします。(あまり得策ではないです。)
主に5スモーカーのダブルアタックのために-3の効果のために出します。
次のターンには5000の打点になるため、同じダブルアタック付与の目的で出すつるよりも有用な場合が多いです。
5コスト ヴェルゴ
ブランニューでサーチ出来て、レベッカで回収出来る2000カウンター(以上)
5コスト スモーカー
ダブルアタックはおまけ
KOされない5コスト7000が強いのであって、ダブルアタックはおまけ効果です。狙いすぎる必要はありません。
ダブルアタックに行く場合は8000
ダブルアタックはライフに通すと言うより、手札からカウンターをなくすことが真の目的です。
従って最低ラインである8000で充分です。
キャラ展開をしっかりしつつ8000で4000カウンターを奪います。
(相手のライフが0になるなら通すためにドンを振っても良いですが、基本8000)
ブロッカーがいたら7000でOK
ブロッカーがいる際にダブルアタックをするとブロックされるケースが多いです。
最後までダブルアタックが来そうだな、と思わせておくと5スモーカーのダブルアタックをブロックするためにブロッカーを残してくれるため、その前の攻撃で手札のカウンターを切らせることができます。
6コスト ブルック
KO耐性、KO時効果を無視し、手札を切らない処理カード。
ボルサ、サボ、5マルコ、4マルコ、マゼラン、ペロスペロー、キュロス、ロシナンテのKO肩代わりを無視、など、厄介なカードを倒すことが出来ます。(リーダー効果と合わせてコスト5まで)
2つ目の効果を忘れない
黒黄ルフィ、青紫レイジュ、青ナミなどに使えることがあります。
特に黒黄ルフィはモリアの対象の2コスの子供達をトラッシュから消すことが出来れば、非常に効きます。
8コスト イッショウ
6枚にさせる殴り方をする
最速8ドンで手札5枚という状況なら7000から殴ってライフを取らせることを狙います。
最速で出す
例え相手の手札が6枚でなくても基本手札にあれば8ドンで出します。
9ドンで相手がモリアを出してヘルメッポ+ルッチなどで処理しようとしても難しく(大噴火要求)返しで1ドンつけて-3出来ることで次ターン以降の処理が容易なため。
2コスト 衝撃波
効果的なときに打つ
単純に1枚で4000カウンターが強いですが、相手の3コスト以下のカードが2枚以上並んだタイミングで打ち、1体確実にKOします。
それ以外のターンで2ドン残し過ぎると無駄になるケースがあるため、毎ターン構えることは避けましょう。
トリガーは場合によっては使わない
ゾロや赤緑ローなど、小粒が主体のデッキではトリガーでの4コスKOが微妙なケースが多いため、ライフから捲れてもトリガーは使わずに手札から使います。
複数かさばったら早く打つ
手札に2枚以上溜まってしまっている場合など、後攻2ドンのターンに敢えてブランニューを出さずに衝撃波を構えて返すことも有効です。
ドンを余らせることが難しい紫ルフィやカタクリ、緑黄ヤマト対面ではかさばっている衝撃波を2ドンのターンに使ってしまいましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
写真が汚くて申し訳ないですが、スモーカー使いの方の役に立てば幸いです。
ちなみにエクストラブースターの3ブルックは何枚か採用しようと思ってます。
コストなしでKO可能な効果は強いことは間違いないです。
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