初めての聖地巡礼(静岡県沼津市)
大学に入ってから旅行の虜になり、さまざまな場所へ行った。
車中泊で全都道府県踏破も成し遂げた。
間違いなく、今回書く初めての大きな旅が、全都道府県踏破の引き金になった。
自分がしてきた旅を物語のようにまとめる。
[目次]
・旅の始まり
・三津シーパラダイス
・三津浜周辺
・淡島
・沼津港、市街
・再びあの場所へ
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・旅の始まり
去る2017年1月17日、センター試験の日。
大学に入れないので、部活も休み。
午前2時ごろだったろうか、男二人は大興奮でアパートを発った。
行き先は、静岡県沼津市。
かの有名な「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地。
この日をどれほど待ちわびたことか。
心踊らせ過ぎて眠れなかったにも関わらず、全く眠くなかった。
高速道路をひた走る。日が少しずつ登ってきた頃、最初の目的地に到着。そこは…
長井崎中学校。
アニメで主人公たちが通う「浦の星女学院高校」のモデルになった学校だ。
アニメの世界に入り込んだ感じがして、今まで感じたことのない気持ちが込み上げてきた。
朝早くから練習に向かう生徒さんたちがお辞儀をしてくれたことも、忘れることはできない。
沼津市は広く、長井崎中学校がある内浦地区までは、中心部から車で20分ほどかかる。
また、駅が近くになく、最寄りの駅は坂を登ったところにある「伊豆長岡駅」というところで、自転車で行くのは相当辛そうだ。
なかなか大変なところで暮らしてるな…と感じました(私の地元には勝てんがな…笑)。
次に向かった場所は…
三の浦総合案内所。
写真で分かるとおり、アニメのキャラクターたちの絵が至るところに貼られている。
中にもアニメのグッズや絵がたくさんで、私たちは夢の国に引き込まれていった。
気恥ずかしさはまだまだ残っていたが。
内浦の海は、駿河湾の奥に位置するため、とても穏やかだった。
アニメのキャラクター達の気持ちになって、内浦を感じながら歩いた。
福島に比べて雪もないし、なにより暖かい。
気候がとても穏やかである。
・三津シーパラダイス
次に向かったのは、
三津(みと)シーパラダイス。
読み方が難しい。
原作でも几帳面キャラが、
「納得いきませんわ!!」
と言っている。
かなり歴史ある水族館で、日本でもかなり古い方だとか。
確かに建物には年季が入っていた。
ただ、ここはAqoursの2ndシングルの
「恋になりたいAQUARIUM」
PVのロケ地になっている場所だったので、にわか(?)オタクの私たちは大興奮。
「あっ!あそこは◯◯ちゃんが階段から転げ落ちた観客席!!」(!?)
「あっ!ここはなにかと話題のクラゲ水槽!!」
ワイも◯◯ちゃんになったろ(イキリオタク)
とまあ、こんな感じでかなり楽しめた。
↑地面が光ってるところを見つけて中二病が刺激された
・三津浜周辺
満足したところで次。
この水族館から近い場所にある、
安田屋旅館。
ここは主人公の高海 千歌ちゃんという女の子の実家(という設定)。
この建物を初めて見たときは人生でトップクラスにテンションが上がった。
あれは人に見せられない。
カバー写真にもしたけど、ここが安田屋旅館さんの前に広がる三津浜(みとはま)。
ここの景色がほんともう、アニメそのまんまで涙出た。(半分嘘)
とりあえず興奮しっぱなし。
ノートを書きながら思い出すだけで幸せな気持ちがよみがえる。
メンバーがよく立ち寄る(設定)の松月さんにも立ち寄った。
みかんタルト、絶品だった…また食べたい。
・淡島
小腹を満たし続いて、フェリーに乗る。
ラッピングがたまらん。
小さいからわりと揺れる。間違えたら酔いそうだ。
淡島という、小さな島にやって来た。
あ、あれは、淡島ホテル。
かの「シャイニー!」な人のホテル兼おうち(設定)。
無人島(のホテル)の夜はいかがなものか。
一度泊まってみたい。(高いから無理だった)
フェリーを迎え入れた職員のおじさんと話していると、
「俺郡山出身なんだよ!」
と言われ、なんでここで働いてんねんとは思ったが、偶然の出会いに驚いた。
淡島もしっかりと聖地なので、どっぷりと巡礼。
名前を書かなくても、主張の激しい看板が物語る。
この中には、世界中のカエルたちが展示されていた。
珍しい、鮮やかなカエルもたくさんいて興味深かった。
カエル嫌いの方にとっては地獄かもしれないが。
また原作では、ここはメンバーの実家で、ダイビングショップという設定だ。
↑しっかりと再現する
話は変わるが、沼津市には水族館が3つもある。
先ほどの「三津シーパラダイス」、
沼津港にある「沼津港深海水族館」、
そして淡島にある「あわしまマリンパーク」。
淡島に入るためのフェリーが有料のため、「あわしまマリンパーク」自体の入場料は無料。
スタッフの手作りポップがたくさんあって、ほっこりした。
↑メンバーに囲まれてご満悦
・沼津港、市街
内浦地区を一通り巡礼し、市街地に向かう。
まず向かうは沼津港。
海鮮が食べられるので、港町は大好きだ。
沼津港の象徴ともいえるこの水門「びゅうお」。
堂々たる雰囲気。
中に入ることもできる。
お腹が空いてきたので、ここらでごはんを。
「沼津港に来て、なぜバーガー!?」
と思うかもしれない。
なんと、ここでは駿河湾でとれる深海魚を使ったバーガーが食べられるのである。
なかなか珍しい。
もちろん聖地なので行ったわけだが。
沼津駅
ここもいろいろあった聖地。
主人公たちが沼津を出る度に出発の地となっていたであろう場所。
南口側が中心街ですが、北口側にも「リコー通り」という商店街をはじめとする市街地が広がる。
反対側には駅の中からは抜けられないので、ちょっと回り道する必要がある。
なかなか初見殺しな気がした。
そんな感じで1日目は内浦地区、沼津港、市街地を満喫した。
宿泊先は市街地のビジネスホテル。
モーニングは焼きたてパンをいただけるが、ご飯がないのは想定外だった。
友達が疲れすぎて夜8時から朝9時まで寝ていたのも、メニューが少なくなった要因ではあったが。
・再びあの場所へ
結局、行きたいところはだいたい1日目で行けてしまったので、
「もう一回内浦行きたくね?」(未練タラタラ)
帰る前にもう一度見ておきたかった。
あののどかな海辺の町は、なんだかクセになる魅力がある。
海のすぐそばに山があり、平坦な土地はごくわずか。
なかなか見られない光景だったからかもしれない。
ここは沼津御用邸。
沼津市街地と内浦地区の間にある。
皇族の別荘地として使われていた場所。
辺りの松原から差し込む木漏れ日がまた気持ちいい…
おばさま方にお茶会に誘われたけど、場違い感やばくね?ってなって躊躇した。
茶道ちょっとやってたので行ってみたかった。
昨日行った場所を見ながら、今日はちょっと足を伸ばしてみた。
海が青い!
福島のどす黒い()海ばかりみていたので、本州でもこんなにきれいな海が見られるんだ!と感動した。
防波堤の上を歩けるので、海側からの写真が撮れる。
のどかな内浦の日常を満喫した旅であった。
今回は、初めて目的を持って遠出をした旅だった。
「目的を持って旅するだけで、見る目が変わって超楽しい」ということを教えてくれた。
特にアニメの聖地は同じような(いやそれ以上)目的を持っていらっしゃる意識高い方々が多いので、
「いや、車スゲー!」
みたいな感じで、外部要因からも非日常感を楽しめるので面白かった。
では今回はこの辺で。
最後は…
わかる人にはわかるパロディで。
ありがとうございました。