ドラフト2021当日通信簿〔セ・リーグ編〕
では、セ・リーグ編もやっていきたいと思います!
先にこの記事に辿り着いて下さった方はパ・リーグ編も挙げております。
「ホームまで行って探すのはめんどくさいよ。」
という方の気持ちが心から分かりますので、下に貼っておきます。
良かったらご覧になってください。
パ・リーグ編の時も書きましたが、この記事は「通信簿」と称して、各球団のドラフトの点数と個人的なコメントをまとめたいと思います。
採点方式としては、50点を基準とした減点加点方式です。
チームの現状や指名順を照らし合わせての評価となりますので、点数が低いからといって選手が期待できないというわけではありません!←ここ重要。
チームが強くなるための意図が感じられたチームが点数が高くなっています。
ヤクルト 70点
隅田投手は抽選で外してしまいましたが、1位で同じ大学生左腕の山下投手を指名。
青木選手は素晴らしい活躍をしていますが、年齢のことを考えると候補選手が欲しいところに2位で丸山選手。
チームが優勝に近いこともあり、3位以降は「素材タイプ」の指名になりましたが、ショートと投手の補強ポイントがズレていないのも高評価です。
ただ、パ・リーグに比べると無難なんですよね。上位が大学生・社会人で下位に高校生。
強い時のヤクルトは高校生の主軸(今は山田選手、村上選手/前回優勝時は川端選手、畠山選手、雄平選手)と外国人選手の融合だと思うんですよ。
そう考えると
・De3位 粟飯原選手 東京学館
・阪神4位 前川選手 智弁学園
・オリ5位 池田選手 大阪桐蔭
のような選手を上で取るのもアリだったのかなぁ。と感じてしまいましたね。
阪神 75点
高校BIG3の1人小園投手は外してしまったものの、森木投手の指名に成功。
昨年、2位で獲得した伊藤投手が大活躍しているイメージもあるため2位では鈴木投手、3位では桐敷投手と即戦力大学生左腕を指名。
そして甲子園のスター枠。今年は智弁学園の前川選手でしたね。5.6位では「一芸に秀でた選手」7位で「梅野選手のFA」に一抹の不安を感じるため捕手を指名しましたね。
活躍している傾向や将来をイメージしながら指名できていたので、全体的に良かったと思います!
中野選手の活躍によって「とりあえずショート」の、ほぼ同じような選手を毎年指名するアレが無くなったのも高評価です。
現在2位で、今シーズンがどうなるか分かりませんが来年優勝を取るためのドラフトである意図は感じられたのでこの点数にしました。
巨人 60点
1位で隅田投手を外して、翁田選手を指名。「即戦力」をキーワードに選んだと思うが、「育成型」が続きすぎていると感じます。理由としては
・過去に指名した桜井投手や鍬原投手が、現在エースになっていないこと。(同じような大学卒の素材型)
・昨年の平内投手と山崎投手(怪我が発覚した状態)の指名も即戦力ではないため、ローテーションを少ない人数で回している
などである。
ドラフト1位がドラフト1位の活躍をしてくれるとやっぱりチームは強くなる。漠然と即戦力投手ではなく、チーム作りのイメージが見えてくる1位指名だと良かった。
しかし、2位3位で即戦力候補の投手を獲得できたのは良かった。5位には法政大の岡田選手を指名(龍谷大平安時代は私が最高にオススメしていた選手)
いい指名だったと思う。
あとは高校生投手を3人中位下位で指名した。
戸郷選手は活躍しているが、あまり伸びる土壌ではない。(宮國投手、髙田投手、横川投手など。)
菅野投手のメジャー挑戦を考えるのならば、もっと「即戦力」にこだわっても良かったと感じるためこの点数にしました。
広島 83点
抽選を2回外したが「左の即戦力投手」にこだわって、黒原投手を取れたのは◯
今年大瀬良投手がFAということと、チームが4位ということを考えると欲しいのは「即戦力」
2位で森投手、5位で松本投手が取れたのは大きかった。
鈴木誠也選手がメジャーに行く可能性も考えられるため社会人外野手を3位中村選手、6位で末包選手と2枚取れたのもいい指名。
田村選手を二刀流として育てるのかも注目。
全体的にいい指名ができているが、ここまで社会人選手を指名するのは挑戦に感じる。
「危機感」と「改革」を感じられるドラフトだったので、評価は難しいですが点数は高めにつけました。
中日 80点
正直見ていて気持ちよかったです。チームの課題は「打撃力」というのがフロントも現場もしっかり理解したドラフトになっていたと思います。
1位のブライト健太選手、2位の鵜飼選手、5位の福元選手。
4位5位の高校生も振れる選手なので、一貫性は素晴らしいです!
(しっかり期待の石森選手指名しているのも◎)
ただ、「同じようなタイプ」というのが気になります。
3人とも大学生外野手で右のパワーヒッターなので、「意図」は伝わってきたのですがチームが強くなるための補強には感じられなかったです。
そこが90点以上つけているチームとの差ですかね。
DeNA 100点
ここ数年で100点をつけたことはなかったのですが、ついにつけてしまいました!
それくらいいいドラフトでしたね。
1位小園投手を抽選の末、獲得したところから始まり、どの指名も補強ポイントをドンピシャ!
・怪我がなければ左の大卒先発は多いから右を獲得。
・佐野選手のような選手がもう一枚いれば打順の回りが良くなるところで走攻守揃った大学生野手。
・牧選手が活躍。過去に森選手を獲得しているため、競わせるためには高卒の内野手がベストというところで粟飯原選手を指名。
・年代のバランスも取れている&必要な6名以外無駄な指名をしていない。
「現在の環境」「補強」「将来性」
全てを意識した素晴らしいドラフトだったと思います!
さすが番長!リーゼントも決まってましたね!
今回も長くなりまして、本当にお付き合いありがとうございます。
日付は変わってしまいましたが、無事書き切ることが出来ました。
今年から本格的にドラフトの記事を書き始めたのですが、来年は地方大会に出向いて記事を書きます。
(本業がフリーランス写真家なので案件になれば、なお嬉し)
プロ野球も感想など書いていきたいと思っているので、一緒に楽しんでいきましょう!
本日はありがとうございました!
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