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共通関心ごとを持った繋がりの活性化〜地域社会への愛着形成の重要性〜

地域社会の居心地の良さを向上させるために、まちづくりと福祉と視点から何ができるか?

僕自身、一時期体調を崩して実家の山口県に帰っていました。
その時も「早く京都市に帰りたいな」と思っていました。つまり、京都市に「居心地の良さ」を感じてるとうことです。

僕みたいな「帰りたいな〜」という思う人の総数が多い地域とは地域全体として居心地の良いと言えます。

では居心地の良い地域とはどんな地域なのか?

結論から言えば、

「居場所感があり、愛着が持てる環境がそこにある。」

ということだと思います。

居場所感があるとは、「自分を受け入れてくれる」と感じることができる心理的安全性の高い人間関係や繋がりがあるということです。簡単に言えば、仲の良い友達や共通の趣味で繋がったコミュニティがあるということです。

居場所間を生み出すためには、その人にとっての愛着に繋がるような要素、つまり愛着因子をどれだけ増やすことができるのかが鍵になってきます。

この愛着因子は幼い頃を過ごした出身地であったり、大学時代を過ごした場所であれば、そうでない地域と比較した場合、多くなると思います。

市役所の志望動機あるあるの1つである「生まれ育った地域に恩返しをしたい」という言葉が分かりやすいです。

ただ、進学や就職によってその地域から離れてしまうと、その地域にあったコミュニティも塗り替えられてしまい、愛着因子は減少します。

地元に帰っても、みんな都心部へ出て行ってしまった。

京都に戻っても、大学時代の友人はみんな東京の企業へ就職してしまった。

このようなことから、生まれ育ったまちだから、大学時代をすごしたまちだからといった理由だけでは、その地域から出て行ってしまうのです。現に私濵村は地元は山口県で大学は福岡県で、今住んでいるのは京都です笑。

さて、時の流れにただ従っているばかりでは、都会の強烈な求心力によって、結果的に地元の愛着因子が減少して人口流失が発生する。だからこそ、意識してその地域への愛着因子の増加させ、その地域への愛着形成を促進していく必要がある。

意識的な愛着形成の促進を図るためには、人と人の繋がりという観点から見た時に、地域社会のどの要素にどんな働きかけをしていく必要があるのか?
さらに京都だからこそできる働きかけの方法とは?

それは、

「共通の関心ごとを(趣味や困りごと)を持つ人間同士をいかに円滑に繋げて、その繋がりを活性化させていくのか」

がポイントになってくる。

子供の繋がりを活性化させれば、それは「子供の居場所」になり、
大学生の繋がりを活性化させれば、それは「若年人口流失防止」に繋がり、
高齢者の繋がりを活性化させれば、「孤独死の防止」に繋がると思います。

このように繋がりを活性化し、地域への愛着形成を促していくことは、多様な社会課題の解決に繋がると思っています。その際には、大学生が多かったり、公共交通機関が整っている、文化財が多いといった京都の都市特性を活かすことが重要です。

そのための活動を今後挑戦していきたいと思います。



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