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大事なタスク前に急に片付けたくなるのはなぜ?

僕自身も、大きなタスクに取り組もうとすると、急に机の上を片付けたくなったり、ずっと気になっていた掃除を始めたくなることがよくあります。

急に片付けを始めてしまう心理とは?

心理学的に見ると、負荷の大きいタスクに直面すると、プレッシャーから逃げたくなるのは自然なことです。

この「逃避行動」の代表的な例が片付けです。たとえば、テスト前や仕事のプレゼンなど、負荷が大きいと感じるタスクに向かおうとすると、無意識に「ちょっとストレスから逃げたいな」と感じてしまうものです。

でも、ただダラダラするんじゃなくて、手軽に達成感が得られる片付けに目が向くんです。片付けって、終わった瞬間に「やった!」という満足感がありますよね。これによって少しでも不安やプレッシャーを和らげることができるんです。

それに、作業興奮という心理的な効果もあります。つまり、片付けを始めることで身体が動き出し、その勢いで他の作業にも取り組みやすくなるんです。

そして、「仕事がしやすい環境作りだ!」という名目で自分に免罪符を与える感じなので、罪悪感も少なくて済むという心理的なメリットもあります。

片付けで心が軽くなる理由

もうひとつ面白いのは、片付けをすることで心の中も整理されるということです。

僕もHSP(Highly Sensitive Person)なので、周りの環境が整っていることが心の安定に直結するのを強く感じています。

空間を整えると、心も少しスッキリする感じがしますよね。負荷の大きいタスクを前にして不安や混乱を感じたとき、まずは周りを整えることで「心の準備」をしているんです。

だから片付けが終わったあとは気持ちが落ち着いて、「さあやるか」という気分になれることもあります。片付けをすることで、やるべきことに向き合うための心のスペースが作れた、そんな感覚です。

片付けを前向きに活かすコツ

片付け自体は全然悪いことじゃないんですが、それが「逃げ」の手段として繰り返されると、本来やるべきことがいつまでも進まなくなっちゃいます。

そこで、そもそも片付けなくてもいい状態を作ることも大事です。つまり、物を事前に減らしておくことで片付けの手間を最小限に抑えることができます。

ミニマリズム的なアプローチで、必要最低限のものだけを持つようにすれば、片付ける必要自体が少なくなります。

自分なりの余裕の作り方を見つけていきましょう!

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