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クラフトボスのアイスコーヒーがリニューアルしていたので、どう変わったのか比べてみた

こんにちは、CMAのKazuです

梅雨が明け、全国的に厳しい暑さが連日続いています
この時期は熱中症対策のためにも、適度な水分補給はしっかり意識しておきたい

私の場合、仕事中の飲み物といえば冷たいお茶、もしくはアイスコーヒーを飲むことが多い

一昔前はアイスコーヒーといえば、缶のタイプのコーヒーが主流であったが、2017年にペットボトルのクラフトボスが発売されると、若者や女性の心を捉え瞬く間に大ヒットとなる
今では当たり前のようにペットボトルのアイスコーヒーが広く愛されるようになったきっかけである

私自身、コンビニのアイスコーヒーのヘビーユーザーである
ある時、久しぶりにペットボトルのアイスコーヒーが無性に飲みたくなっていつものコンビニでサントリーのアイスコーヒー、クラフトボスを探すことにした

しかし、探しても見当たらないのだ

「ないわけない」と思いつつ、今度はBOSSのマークを意識して見回してみたところ、見つけることができた

リニューアルにより、ボトルの形状もラベルの見た目も変わっていたために、気づかなかったのである

ネットで調べたところによると、2024年の3月にリニューアルしていたことがわかった

そういった経緯もあり、リニューアル前と後でどう変わったのか興味が湧いたので、私なりに違いをまとめてみたので紹介していく

ちなみに、今回は「美味しさ」の変化については一切触れてないので、ご了承いただきたい


リニューアル前(左)と後(右)

デザインの違い

左が2022年に撮影したリニューアル以前のボトル、右が2024年にリニューアルしたボトルである
写真を比較しただけでも、ボトルの形状やラベルのデザインが変更されたことが理解できる

形状だけ見れば、もはや別物である
どちらかといえば、あの世界的にも有名な炭酸飲料の形状を連想するのではないだろうか

さて、ここからは3つの変更点を挙げていく

【変更点1】 ラベルの位置

リニューアル前
ペットボトルの高さに対して半分よりやや下部にラベルが位置していた
持った際、どうしても手の平がラベルに触れてしまい、カサカサと音がしたりと、お世辞にも手の感触は良くなかったように思う

ほとんどのペットボトルはラベルに手が触れるデザインであり「そこまで気にしない」という意見が大半かもしれないが、やはり違和感はある

リニューアル後
ラベル位置が上部に変更されたため、手の平が直接ラベルに触れる面積がかなり減った
親指や人差し指はラベルに触れてしまうが、特に違和感はなかった

  • ラベルの位置が上部に変更され、手に触れる感触が良くなった


【変更点2】 ボトルの形状

リニューアル前
2017年の発売当時は、このどっしりしたフォルムが新鮮で可愛らしいという印象であったが、時間が経つにつれ見慣れていき新鮮さが薄れていった
また、手で軽く持っただけでもペコペコと変形して強度面で少々不安に感じていた(あえて変形させて持ちやすくしたかもですが、、、)

リニューアル後
今回のリニューアルでは、ボトルの下部に「くびれ」をつけて持ちやすくする改良がされた
この「くびれ」の位置が重要で、自然にそこに手が添えられるよう行動を促している
これは、「アフォーダンス」というUIデザインに基づいて作っているのだと思う

アフォーダンス(affordance)とは、アメリカの心理学者のジェームズ・J・ギブソンが提唱した概念のことで、ある物体の形や材質、環境などが、扱い方を直感的に理解できるよう自ら情報発信している、という考え方のこと

例えば、ドアノブの形状を見て、「押す」のか「引く」のかを瞬時に理解し、行動が可能であること
椅子であれば、それは「座る」という行動のアフォーダンスを持っているといえる

今回のボトルであれば、「くびれ」こそが「持つ」という行動を促しているのである

さらに、エンボス加工されたボトルのデコボコが手の平や指先にひっかかりを与え、より手に馴染むことがわかる

同時に、ボトルを持った際のペコペコ感がなくなり強度が上がった
そして、シルエットもスタイリッシュになった

  • 持ちやすくなった

  • 強度が上がった

  • シルエットがスタイリッシュになった

【変更点3】 ラベルのデザイン

リニューアル前
楕円の内側に「BOSSアイコン・商品名(CRAFT BOSS)・味(ブラック)」の要素を配置し、楕円の外周に豆のイラストや成分表を掲載
つまり、重要な要素を楕円の内側に配置することで、視線を誘導するようにデザインされていることがわかる

リニューアル後
装飾を極力減らし、原材料の記載も背面に移動することで、ごちゃごちゃ感がなくなりシンプルになった
3つの要素(アイコン・商品名・味)が大きく見やすくなり、スッキリしながらも見栄えが良いデザインになった

  • シンプルでスッキリしたデザインになった

  • BOSSアイコン・商品名・味の表記が明確になった

豊富な種類のアイスコーヒー

2022年当時にはなるが、近くのコンビニやスーパーなど、多くの種類のアイスコーヒーのラベルデザインを比較・検証したことがある

実際に飲んだ様々な種類のアイスコーヒー(2022年当時)

当時を振り返って一番印象に残ったことは、BOSSシリーズのラインナップが数多く展開していたことである

あらゆるシチュエーション、嗜好、年齢層をカバーしていると感じたと同時に、その企業努力には頭が下がる

余談であるが、私が独自でまとめた、アイスコーヒーのラベルが下部の図のようなパターンで構成されているのではないかというレポートは、次回以降の記事で話をしたい

例えば、ボトルタイプを【缶】+ストロングポイントを【味・香り】+プラスアルファを【朝専用】とした場合、該当する商品はワンダモーニングショットとなる

最後に

最近では原材料高騰による価格や、内容量を見直すための望まないデザイン変更を余儀なくされるケースも多い
また、販売数が伸び悩んだり、競合が増えたり、時代に合わなくなったりと
リニューアルする要因は多種多様だ

そのため、「気がつけばリニューアルされていた」なんて商品は数知れない

お洒落なパッケージ、好きな商品など身近なお気に入りをスマホで撮影して残しておくのが得策だ

撮影は表面・裏面のほか、立体的な商品であれば側面もしっかり撮影しておきたい
さらに、寸法もしっかり計測しておくと良いだろう
形状や、内容量が変化することも考慮しておくためだ

大規模なリニューアル変更もあれば、本当に些細な変更がされていることもあり、見比べて初めて「ここが変わった」とか「ここが今風になった」など、その違いや発見に気づくことが多々ある

リニューアルを発見したら「何故リニューアルしたのか」考えてみるのも面白い

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