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声の小さな人たちの言葉や呟きも、会社や社会の希少価値

病院売店時代のエピソード

1階の総合受付に近いトイレを使おうした時のこと、入り口付近から中まで、汚物で床一面がたいへんになってる時がありました。

第一発見者の私、大慌てで警備室に連絡し、ほかの人が中に入らないよう、清掃の人の到着を待ってたところ

駆けつけた清掃の方の第一声が

「よくここまで頑張られたねー・・・」
「えらかったろうにね・・・」

そう言われれ、一礼して掃除にかかられたことがありました。

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病院売店時代、たくさんの方の言葉を聴いてきた中でも、とても心に残っているエピソードです。

この清掃員さんは当時、65くらいだったかな・・・

「おばちゃんなんかこの仕事くらいしか出来ることないしな・・・」

たまに世間話をする際に何度かこんな言葉を聞いたけど、私の中ではプロフェッショナルなスーパーおばちゃんで、院内を清掃道具とともに移動されてる時はいつも笑顔でとてもカッコ良かったです。

このおばちゃんだけじゃなく、清掃の方達は取り立てて、前にでて話すわけではなく、どちらかと言うと寡黙な方も多いのだけど、

仕事の丁寧さや、優しさ、心くばり、素晴らしい方多かったな・・・って思います。

そんな方たち含めて会社や地域でTOCや対話ができたら、新しい価値発見できるんじゃないかなあ・・・って思うことがよくあります。


「おもてなしの心」

学んで身につけることもできるけど、きっと先に書いたおばちゃんは天性に持ってられるものだから

「この才能はたくさんの人たちに笑顔をいっぱいお届けしますよ。」っと、お伝えしたい^ ^

私が居たのは病院という職場だったから、いろんな職種の人たちが患者さんの幸せのために働いていて、その繋がりと流れの中で、おばちゃんたちの才能も価値と気づく人が増えていくと良いな・・・と思います。

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聴こえない声や目に見えないものはこの世に存在しないものに往々にしてなります。

おばちゃんの天性のおもてなしの心も「清掃・時給いくら」と換算されたり、入札で単価が減っていくことも度々あります。

どこの会社にもどんな素晴らしい資質やアイデアを持っていても、言葉にすることを得意とせず、出そうとしても大きな声にかき消され、形にすることを諦める人たちは大勢います。

(そういう私も喋るのは苦手^^;)

小さな呟きの素晴らしさもたくさん聴かせてもらってきたので、会社や地域の希少な資源として、丁寧に掬っていけると世の中はもっと豊かになる^^

 私はそれを心から信じています😊

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