水星の魔女 第20話の感想
毎週の楽しみの一つが、日曜17時から放送されている『機動戦士ガンダム 水星の魔女』だ。
現在第二クール放送中で、物語もクライマックスに差し掛かっている。
先日放送された第20話がとても素晴らしかったので、感想を書いていこうと思う。
まさに”ガンダム”
20話では、ノレアと強化人士5号との間に絆が芽生えた直後、ノレアが命を落とすという、なんとも辛い展開だった。
ぼくは、思わず「ああ〜…。」と、TVの前で頭を抱えてしまった。
こういった辛い展開も、ガンダムの一つの魅力といえるかもしれない。
ぼくは、かつてのシリーズのカイとミハル、ライル(ロックオン)とアニューの関係性を思い出した。
これまでの展開で、とてもドライで自分のことしか考えていないような強化人士5号が、ノレアに対して「ぼくと来い!」と力強く叫んだシーンは、非常に心に刺さった。
その直後の悲しすぎるノレアとの別れ、声優陣の力の入った演技を見て、ぼくは思い切り心を揺さぶられた。
そして極め付けはエンドカード。最後に見たときには思わず言葉を失った。なんという憎い演出。最高。
るるあさんの描かれたイラストが本当に素晴らしく、二人の笑顔が本当に眩しかった。
もしかしたら、ノレアも救われて、二人で笑い合える未来が待っていたのかもしれない。そう思うと、胸を締めつけられる。
その他にも、グエルとシャディクのモビルスーツ戦も大きな見どころだった。
大迫力のアニメーションと、思いをぶつけあう二人の戦いが、とても見応えのあるものだった。
グエルは本当に成長したなと思う。戦闘が始まってすぐ、「グエル負けるんじゃないか…。」という不安がよぎった。
しかし、心折れることなく、自分の罪を受け入れながら前に進むグエルを見て、心が熱くなった。本当に凄いよ。グエル。
いよいよ第二シーズンも大詰めになってきた。これからどんな展開が待っているのか。来週も楽しみだ。