自分の面白いと思ったことをやる。 映画 『浅草キッド』を観て学んだこと
こんにちは。Kazuhiraです。
今回は、Netflix製作の映画『浅草キッド』が大変素晴らしい映画でしたので、
感想を書いていこうと思います。
『浅草キッド』を観て、私が学んだことは二つ。
自分が面白いと思ったことをやる。自分のやることに自信を持つ。
命懸けで今日を生きる。
私は、この映画から以上の二つの強いメッセージを感じました。
・『浅草キッド』とは?
さて、ここでまず『浅草キッド』とはどういう映画なのか。ということについて書いていきます。
『浅草キッド』は、Netflix製作の2021年の映画です。
原作はビートたけしさんの同名小説『浅草キッド』(1988年出版)
これまで何度かドラマ化されてきましたが、今回は劇団ひとりさんが監督・脚本を担当し、映画が制作されました。
・ストーリー
舞台は昭和40年代の東京・浅草。
大学を中退して、芸人になるべく上京した「タケシ」は、浅草の劇場「浅草フランス座」でエレベーターボーイ・裏方を行う日々を送っていました。
そこで彼は、『師匠』と呼ばれる、伝説の浅草芸人「深見千三郎」と出会います。
そこから彼は、深見に教えを請いながら自身の芸を磨き、成長していきます。
そして、やがて芸人「ビートたけし」として伝説となっていく__。
そんなストーリーです。
・学んだことその1 「自分が面白いと思ったことをやる。自分のやることに自信を持つ。」
劇中、タケシは
「いいかタケ。客に笑われるな。笑わせろ。」
と、深見師匠から強く言葉をかけられるシーンがあります。
私はこの言葉を聞いて『これはお笑い以外にも当てはまるよな。』と感じました。
ここから、少し私自身の話をさせていただきます。
私は、2月からとある理由で休職中で、
空いている時間で色々なことを始めました。
iPadでイラストを描いてTwitterに投稿。
今回執筆している、このnoteで文章を書き始めたことも、その一つです。
その中で、私は常に不安に思っていることがありました。
自分が創ったものは、評価されるのか。
いいね、反応はもらえるのか。
このまま続けて何かあるのか。
このように、顔の見えない『誰か』の評価を恐れ、卑屈になり、創作や文章書きの手を止めることもしばしばありました。
しかし、この映画の深見師匠の言葉、タケシの『自分の信じるお笑いを貫く』姿勢を見て、私はハッとさせられました。
「自分がイラストや文章を始めたきっかけってなんだろうか?」
それを自問自答しました。
私がイラストや文章を始めたのは
「自分を表現するため。そして、何か没頭できるものを持ちたいと思ったこと」
それがきっかけでした。
そう思い返すと、映画を観終わった後にはすぐにこの文を書き始め、
またiPadでイラストを描こうと思えました。
確かに、「いいね」を貰えることは嬉しいです。
しかし、これまで創作をする中で
「いいねを貰うこと」が目的になっていた自分もいました。
それを思い返すと、『そりゃ創作や文章を辞めるのも時間の問題だよな。』
と感じました。
これからも、いいね等の反応にはこだわりすぎず
(もちろん貰えることは嬉しいですが)
自分が創作をするきっかけを思い返しながら
日々取り組んでいこうと思います。
・学んだことその2 「命がけで今日を生きる。」
映画の主題歌である、桑田佳祐さんの「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」
の一節に、こんな歌詞があります。
私はエンドロールでこの歌詞を聴いて、
映画の内容、歌詞の内容、今の自分の状況が心の中でリンクし、
不思議と涙が出そうになりました。
私は、現在うつ病の為、仕事を休職して療養中です。
原因はオーバーワーク、過度なストレス環境、だと思われます。
最近体調も安定してきた中で、少しずつモヤモヤが溜まってきました。
「早く治して働かなくちゃいけない。でも先が見えない。」
そんな不安を感じることが多くありました。
しかし、映画を観て、この歌を聴いて、不思議と自分を肯定することが出来ました。
この病気が原因で、命を絶ってしまう人もいる。
でも自分は生きている。妻と生活することが出来ている。
そう思うと、焦りも少し減り、周りの景色が少し明るくなりました。
この歌の歌詞のように
”明日の日の出はどっちなんだろう?”
と、思うこともありますが、
まずは自分に出来ることを少しずつやりながら、
命懸けで今日を生きていこうと思います。
・まとめ
以上、映画『浅草キッド』の感想でした。
実は、映画を観たきっかけが、霜降り明星のオールナイトニッポンでした。
せいやさんの再現が面白すぎて腹を抱えて笑ったこともあり、なんとなく映画を観始めました。
結果は、本当に観てよかったな。と思える映画でした。
最初から最後まで目が離せない、笑って泣ける素晴らしい映画でした。
これから新しく何かを始めようとしている人
心がしんどい人
最近笑えていない人
そんな人たちに、この映画を観て、笑いながら感動してほしいです。
きっと、感動すると同時に、勇気をもらえると思います。
私のように、少しでも心が救われることを願っています。