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英会話学習を続けた4年間を振り返ってみた

中卒でそれまで「英語」というものにまったく興味のなかった20歳の私。
そんな私はグアム旅行を通して英語が話せるようになりたいという欲求にかられました。

そこから4年間さまざまなスクールに通い、数えられないほどの挫折を経験してきました。
そして現在なんと英語を使って海外からの買付などをするお仕事をさせていただけるようになりました。
そこでこの記事では、現在までの思い出を振り返ってみる。


【中卒英会話未経験から】
初めて私が英会話を始めたのは、今から約4年前の2018年でした。
私は高校を中退しておりそれまで勉強とは無縁な生活でした。
しかしある日会社の社員旅行で行ったグアム旅行をきっかけに、「英語話せるってカッコイイ」と英語への憧れを抱きました。

英語を習得したい、そう考えた私はまずは駅前留学で有名な某英会話教室へと通うことにしました。
はじめての英会話教室、緊張していた上に全く英語知識がなかった私はクラス授業ではなくマンツーマンのクラスを選択。
詳細な金額はおぼえていませんが、週1回のクラスで費用は月5万円程度だったと記憶しています。
当時20歳の私には決して安くない金額でした。

結果、3か月間続けてこの英会話教室の退会を決心しました。
主な理由は以下の3点です。

・忙しくてしっかりと予習ができていない。
・質問ができない。
・意思疎通ができない時間が苦痛。

まず当時仕事をしていた私はしっかりと予習復習の時間を取れず、ぶっつけ本番のような状態で毎クラスに挑んでいました(今振り返ると忙しいといいつつも時間はあったと思います)。
英語知識も無い私がぶっつけ本番で授業に挑んでもまともな成果を得られるはずは無く。
毎回授業中の20分ほどの沈黙が、中々苦しい時間でした。

この沈黙の原因は、英語の基礎力が低すぎてわからない事を質問できないことでした。
質問されないから先生も授業を先に進めるという悪循環を生み出します。

この状況に映画『ターミナル』で主人公がどんな質問にもYESと答えてしまうシーンを連想しました。



What is~などの単純な質問であれば中卒でもできるだろうと思うかもしれません。
ただ実際ネイティブを目の前にすると頭が真っ白に。


英会話教室退会後は英語の基礎を学び直すために学習塾へ入学。
学習塾では中学英語、高校英語を順番に勉強し直しました。
これはその後の学習を進めて行くためにもとてもいい判断だったなと思います。
しかし、話す機会が無いと英会話力は上がらないという事を、その後実感してゆくようになりました。

そんな時、私はDMM英会話というオンライン英会話のプラットフォームに出会いました。
すぐにトライしてみたいと思い、25分レッスンが2回受けられる無料体験レッスンを受講。
2回とも日本人講師を選択できたので、授業の流れなども手取り足取り教えてもらい、授業のフィードバックも日本語でいただけ大満足。
さらに25分という授業時間がとてもいいとその時は思いました。

これならきっと続けて行ける。この時の私はそのように思っていました。

そして本登録で一番安いスタンダードプランの1日1レッスンに入会。

はじめての授業であることに気づきました。
日本人講師はネイティブ扱いなんだということです。

まあ仕方ない少し緊張するが試してみようと思い、フィリピン人講師の授業を受けました。
すると英会話スクールに通っていた時と同じくなにがなんだかわからないという状況になってしまったのです。

文法力も単語力も上がっている自信はありましたが、やはりクラスを受講してみると話に詰まる事が非常に多く、最初の3か月は授業前の時間は緊張でいっぱいでした。

そんな状態でもなぜ続けることができたのか?
その理由はオンラインであったことでした。

オンラインであることがなぜ続けることにつながるのか疑問に思われるかもしれませんので、理由をまとめました。

・インターネットを使用した授業なのでその場でコピペして翻訳可能だったこと。
・DMM英会話には授業でよく使うフレーズがまとめられたコンテンツがあり。授業中に確認できたこと。

・テキストに無い画像などもURLを送ることで共有できること。

この3点は実際の対面英会話にはないことが、オンライン英会話で使えた事で、グンと取り組みやすさが変わりました。

【1か月目】
お試し受講の際に日本人講師の方から日本語にて先ずは「conversation」マテリアルをやってみてくださいと提案がありました。

この教材は会話の基礎の基礎からスタートでき、中学1年生レベルからスタートできたので非常に進めやすかったです。

しかし英会話力は低い状態だったので、授業前は緊張で手汗をかいてしまい、受講後はほっとした感じになりました。
1か月間で一気に大きな変化はなく、ただ毎日やることに達成感を見出していました。
この時期にDMM英会話で覚えた便利ツールが「とっさのフレーズ帳」でした。
これは別タブで開きながらクラスを進めることで、いざという際にフレーズが出てこなくても確認しながら進めるカンニングペーパーのような存在として重宝していました。

【3か月目】
オンライン英会話を始めてから3か月が経過したころ
このころには授業の進め方に慣れてきました。
さらに全く喋れない状態からのスタートだったので自分の実力が伸びている事を体感でき凄く心地よい気持ちでした。

今振り返ってみると喋れてもいると言っていいレベルではありませんでした。
特に授業のテキスト外の質問をされた時などは理解できないことが多いです。
同じテキストを継続して使うとどうしても慣れと実力を混同してしまいやすくなると実感しました。

ただ当時はもう自分が英語を喋れると言ってもいいと思ってしまうほど有頂天でした。

【6か月目】
会話力は3か月目時点と大きく変わりませんでした。
『始めてから3か月ではあんなに成長したのに』という焦りと不安で色々な教材に手を出しました。
単語を少しやってみたり、DMM内でも文法のテキストに切り替えてみたりと方向性が定まらず右往左往。

始めてから3か月程の時期は最初の能力があまりにも低かったため、凄い速度で自分が成長しているように感じられました。しかし3か月目から6か月目の間は実力にそれほどの変化が感じられない。
これはよく考えたら普通のことですよね。

今振り返ると少しずつ実力はついていたので焦る必要はなかったなと思います。
英会話学習には総じてこのマインドが必要なんだと今も心の底から感じます。

【1年目】
この頃になると講師からもYou’re English so good.など褒められる機会も増えはじめました。
褒められるとすぐに調子に乗ってしまう私は、この時自分はすでに英語ペラペラだと思い込んでいました。

ただ、授業内で理解できるのはやはり慣れによるものが大きく、質問もある程度予測できてしまい、英語ペラペラには程遠い状態でした。

ここまでしっかりと基礎固めして来なかったために、フレーズや雰囲気で覚えているものが多くなり文法的ミスが身体にしみついている事もありました。



これを矯正するために先ずは改めて中学の文法書などでの学習を開始。
次に『English Grammar in Use』を始めました。

そして自分がいかに文法を理解できていなかったのかを痛感し、また暗い時間を過ごすことになりました。

【2年目】
1年経過した頃に気づいた点の改善策を継続していくことでクラス内での会話でわからないという事がなくなりました。またオーストラリアなどに海外旅行した際には問題無くネイティブと会話ができました。

特にうれしかったのが別のオンラインレッスンでネイティブの方に自分が不安に思っていた、文法の誤りを相談した時のこと。
聞いている限り問題無いという回答がいただけるまでになりました。

講師の方からのこのようなお言葉は、本当に心の支えになりました。

もちろん授業内では知らない単語も多く未だにEnglish Grammar in Useは終わらない状態で改善すべき点は山積みでした。

ですが何もわからない状態から自分が改善すべき点が明確に見えてきたという事は驚くべき成長だなと感じました。

・まとめ
私はオンライン英会話をその後2年間続けていますが、最初の頃とは比べものにならないほど英会話力がつきました。もちろん今現在もわからない事はたくさんありますが、継続して数年間少しずつすすめることで人生が大きく変わりました。
今は英語力を活かした仕事もさせていただけるように。

もちろん英語が話せることで突然あらゆるものが変化するわけではないと思いますが、新しい可能性が開けることは間違いないと思います。


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