カッツ理論ってご存知ですか?
先日、我が県で行われた「若手職員の育ち方研修」に8年目保健師がひっそり潜入してきた学びをこっそりお伝えします
皆さんは、『カッツ理論』というものを聞いたことがありますか?
わたしは恥ずかしながら初めて聞き、なるほどなるほど〜と今までの自分とこれからの自分を考える機会になりました
カッツ理論とは、どこかの国のカッツさんにより提唱された「ビジネススキルと人材育成の関係性について」の理論です。ガッツ石松ではないことは確信しています。
さて、詳細をみていきますね
カッツ理論とは、様々な職種に必要な能力は3つのスキル ①テクニカルスキル(専門能力) ② ヒューマンスキル(対人関係能力・人間理解能力) ③ コンセプチュアルスキル(概念化能力)が、職層の違いによって必要なスキルの比率が変化していくよという考え方です
あまりコンセプチュアルスキルって聞いたことがないですよね。
それぞれについて簡単に触れていきます
テクニカルスキルについてはカッツ理論の場合、業務遂行能力、定型業務能力、業務知識等と言われています。
保健師が想像する「専門性」とは少し違っている印象を受けますよね。それに保健師の「専門性」は職層が上がっても、ずっと大切だと思います
ヒューマンスキルについては、対人間との能力で他者との関係を作るためのスキルです。コミュニケーション力や傾聴力、交渉力、プレゼン力等があげられます。
これは保健師にもとても大切な能力で、職層が上がっても変わらない大切なスキルです
コミュニケーション力についてはロジカルな話し方、アサーションな話し方の大きく分けて2つがあり、話す相手に応じた話し方ができるとより関係性がスムーズにできたり、交渉が進んだりすると言われました
最後にコンセプチュアルスキルですが、物事を抽象化して本質を見極め、考えるスキルです。数年前から〇〇スキルみたいな本がたくさん売れてましたが、ロジカルシンキング(論理的思考)、クリティカルシンキング(批判的思考)、柔軟性や受容性、応用力や直感力、俯瞰力や先見性等が含まれます
コンセプチュアルスキルについてはこのスキルが高い上司から考え方や判断基準等を学ぶことが1番良いと言われていました。色んな素敵な上司を真似してみることが大切かもしれません
3つのスキルが職層に応じて、必要な割合が変わってくるという理論の話ですが、自分の職層と目指している職層を意識しながら、自分の3つのスキルを認識してみると良いかもしれないなぁと思いました
今日はカッツ理論という話で、ビジネス寄りの話でした