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SUMMICRON F2/50mm 購入→表参道スナップ


新たに導入した現行のsummicron 50mm f2 を付けて表参道を歩いた。

そもそもライカのレンズは一本あれば十分だと考えていたのだが、この現行のズミクロン50mmはどうしても持っておきたくて買い足した。

最初に買った35mmのズミルックスはASPHでものすごい解像感で明るいし寄れるし、言うことなく満足していて、これ一本あれば十分だと思う。

でも、長年設計が変わっていない球面レンズ構成のズミクロン50mmはまだ新品で買えるし(僕は中古は買わない主義なので)、ただの自分の勘だがこういうレンズには何かライカの真髄みたいなものがありそうな気がしたのだ。

買ってすぐに装着して夜ライブを見る予定のある表参道に出てスナップした。


レンジファインダーだと何故か35mmと50mmの差はそれほど感じないことにまず気がついた。

そして、このレンズはカメラにオートで任せると何故かものすごいアンダーになって暗すぎる絵をあげてくる。

だけどマニュアルで考えながら撮るとなんともいえない柔らかさと程良い解像感のあるしっかりした絵が撮れる。

ここからは、青山ブックセンターの写真集コーナーでレンズを試すためにパシャパシャ撮ったショット。
店内の明かりで、肉眼で見ているのと同じくらいに調整して撮るとどんな感じで撮れるのか試していて楽しかった。
だいたい iso400 でシャッタースピードを250 から500 の間で僕の撮りたい感じになった。
まあやはりF2、明るいレンズだなという印象。


ライカを手にして数ヶ月。

個人的にライカのボディーの良さは手に持った時のずっしりくるほどよいホールド感と重量感に尽きる。

操作のシンプルさとずっと握っていたくなるモデルガンのようなひんやりしたホールド感もいい。

レンジファインダーの良さは、僕にとってはどこから説明したらいいのかわからないくらいたくさんある。
一眼レフとこんなに違う撮影体験になるとは思ってもいなかったのだ。
とにかく全然違う。
けど、僕には合っている。
一言で言うと、ぜんぜん疲れないのだ。
距離と感覚でレンズに収めていくセンスを磨く楽しさは、
一眼レフのようにピントとか構図とかその場で一枚一枚決めていく作業とはまた全然違うのだ。
また今度言葉としてまとまったら書いてみようと思う。

ライカのボディーはフィルムカメラのボディーに似てる。
僕は感覚で物と付き合うタイプなので、細かいスペックだとかあまり知らないが、ライカの中身の基盤の性能のようなところはCanonやNikonみたいにきっちりしていないような気がする。
先日のファームウェアアップデート前は撮影中にちょっと変なことすると(例えば、レンズキャップを外し忘れてシャッターを2、3枚切ったり)すぐにフリーズしていたし、CanonやNikonだったらフリーズなんてありえない。。撮影中に動かなくなるんだから。

ライカのボディーはとにかくレンズから取り込んだ画像を現像までしっかり持っていくための中継地点的な感じがある。
ライカはカメラの基盤に任せてjpegでいい絵を出してくれるかと期待すると酷いことになる。
そういうところもCanonやNikonみたいにはいかない。
ライカはやっぱりレンズなんだなぁと痛感している。
やはりレンズに対してボディーを設計しているのだとそこは強く感じる。
とするとズミクロンとフィルムボディーの相性はすごいんだろうな。
コレはMPとか欲しくなるなぁ。

ボディーの話になってしまったが、デジタルライカはボディーの枠というかあの金属感が何よりもいいんだから中身の基盤だけ交換しながらずっと使えるようなシステムにしてほしい。

今後レンズはこのズミクロン50mmをつけてることの方が多くなりそうだ。
ズミルックス35よりちょっと小さく軽いし、撮れる絵が好きだ。
ズミルックスは夜とか素早く確実に撮る必要のありそうな時に必要だけど普段はこのレンズの方が良さそうな気がする。
ちょうどいいというか。





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