大企業と地域は“共創関係”を結べるのか(備忘)
2023年3月17日「POTLUCK FES」に紛れ込み。各セッションとも面白かったのだが、とりあえず「大企業と地域は“共創関係”を結べるのか」セッションは「アーバニスト」の概念から見て面白かったのでメモ(第 5 章「地域への眼差しがビジネスを強く、優しくする」のアップデートに向けて…)
企業が地域と関わる多様なステージとアーバニスト像
▼企業が地域課題に向き合うために
・50%以上の社員が社会課題の講演に関わることが組織評価に関わる
・起業を渡り歩く人材、社内で色々なサービスを渡り歩く人材
・幾つかやりたいことを持っておき、時代の流れと会社の流れを見て表に出す
・基本は、地域と関わりつつ収益性が出るモデル構築への努力
・多様なメリットを視野に入れる(資金パートナー、企業のレピュテーション、学生のアウェアネス、リクルーティング、投資家の行動変容…等々)
企業文化や組織の仕組みを地域に向けていくアーバニスト像
多様なメリットを視野位に入れつつビジネスモデルを構築するアーバニスト像
▼企業が地域に入っていく方法
・まず3人の仲間をつくる。段階的に成果を出す中で仲間を増やす。
・大企業の稟議に時間がかかる中で、小回りの効く子会社の設立
・PoCとして始める(別セッションで「PoC地獄」という言葉もあったが…)
・企業や地域の特性にもよる。インターネット企業として、地方に根を張るよりも、情報発信や企業版ふるさと納税のようなモデルを選んで事例をつくり、スケールさせる方向を選んだ事例も
大企業の中でも尖兵として機動的に動くアーバニスト像
▼中間支援的存在の重要性
・「間にワンクッション」置いて地域の課題を明確化する人は重要(企業側でも、地域側でもよい)
・「間に入る産業」として育てていくことも大事
産業・地域連携コーディネーターとしてのアーバニスト像
地域に仕事をつくるのは、大企業の仕事でもあるし地域の仕事でもある
企業側の背景として、ヨーロッパ等では企業が設備投資や経費に占めるグリーン(環境・社会)の割合を公表することが求められる時代になることがある。
一方、地域側でも「仕事がない」訳ではなく、仕事はあるが「人がいない」状態(ex.シェフ、IT人材…)。
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