「発信」を始めるための5ステップ
「発信なんてするもんじゃない」
…そう思っていた時期がありました。
大切なことは既に誰かによって語り尽くされている。僕が何かを言う意味なんてない…と。
でも、あるきっかけで発信を始めたら、世界が変わりました。
ここで質問です。
あなたがこの記事を読んでくださったきっかけは何でしょう?
かつて僕は、いろんなメディアの情報を「受け取るだけ」いわゆる"ROM専"の立場でした。
現在はTwitter・note・FacebookやコミュニティのSlackなどを使い、新規事業開発やビジネス思考法に関するトピックを発信させてもらっています。
発信を始めることで分かったこと、見えてきた世界がたくさんありました。
このnoteは「ソーシャルメディアやブログなどを使った発信に興味はあるけれど、一歩踏み出せない…」という方に向けて書いた記事です。
僕自身が悩んだ「一歩踏み出すにはどうすればよいか?」を考えた時に、参考にして頂ければ幸いです。
はじめに:灯台とラーメン屋の話
本題に入る前に、アタマの体操です。
「灯台」をイメージしてみてください。
こんな感じの、灯台です。
灯台は、自ら光ることで存在を遠くまで伝えます。
漁師や航海士に「ここだよ」と認知させて、海の安全を守るために光っています。
もう少し、身近な商品に当てはめて考えてみましょう。
美味しい「ラーメン屋」を想像して下さい。
ああ…もう食べたくなってきました。
ラーメン屋の場合、美味しさやお店の魅力を伝え、お客さんを呼び込むためにいろんなことをしていますよね。
もちろん、超人気店は人が人を連れてくるのであえて呼び込む施策をとらずにブランド化しているケースも多いですが、それはほんの一握り。
どんなに優れた商品も「認知されないと届かない」のです。
では、あなた自身はどうでしょう?
自分の魅力や価値を伝える活動をしてますか?
灯台のように自ら光り、ラーメン屋のように美味しさを伝えてますか?
個人にとって、発信のカベは高い
…とはいえ、発信にニガテ意識を持つ人は多いです。
僕もそうでした。
「7%」
これ、なんだと思いますか?
Twitterで「自ら発信」している人の割合です。
僕が一般社団法人で運営させてもらっている「事業創造デザインプログラム」の体験セミナー。これを2022年度に受講した社会人・学生150名を対象に調査した実数。
同様にInsta/Facebook/YouTubeなどの状況も調査したところ、自ら発信しているのは10-15%程度。多くの方は見るだけの「ROM専」というのが実態。
そもそも個人にとって、発信するカベは高いのかもしれません。
発信を始めるための5ステップ
「発信はしてみたい。でもSNSやブログは炎上するのが怖い…」という人はどうしたらよいでしょう?
僕がおススメしているのは、以下の5ステップ。
以下、具体的に解説していきます。
❶届けたい人を決める
あなたの発信を待っている人は誰でしょう?
「そんな人いないよ…」という方も、共通の趣味や関心ごとを抱えている人なら思い浮かぶかもしれません。
その人はふだん、誰といて、何を見て、どんなことを感じているでしょうか?
思い浮かばない場合、こんな切り口を組み合わせてもよいでしょう。
例えば僕の場合「3年前の自分」が知りたかったことを書いています。
自分自身がペルソナ(顧客像)なら、リトル○○に聴けば知りたいことがすぐ返ってきます(笑)
無理に「誰か」を創らなくても大丈夫。
❷発信軸を決める
届けたい人がざっくり決まったら、どんな軸で発信するかを考えます。
この時に気をつけたいのが、話題の絞り方。
悲しいことに、大抵の方は、「あなた自身」には興味ありません。
一部の芸能人やアーティスト、偉人を除き。
あなたの発する「特定のテーマや話題」に興味があり、そのテーマに引き寄せられて集まってきます。
そして接触が増えると、徐々にファンになっていきます。
ラーメン屋でも、人気の多くは特定ジャンルの専門店なのと同じです。
とはいえ、専門性なんてないよ…という方。
安心してください。僕もそうでした。
以下の3つの視点を重ねると考えやすくなります。
例えば僕の場合、3つの視点を重ねた結果「初心者でもわかる新規事業の"ツボ"」をTwitterやnoteの発信軸にしています。
でも、ここに至るまでに200回くらい発信軸を変え、プロフィールを変えてます(笑)
軸はざっくりとでもOK。
まずは始めてみることが大切。
❸媒体を決める
Twitter/Instagram/YouTube/Facebook/TikTok/note/ブログ…
ソーシャルメディアが溢れる現在、媒体は沢山あります。
どれが正解ということはありません。
重要なのは「届けたい人が見ているメディア」を選ぶこと。
組み合わせてもOK。でも最初はどれかにリソース集中投下した方が突き抜けやすいです。
供給者側(あなた)のリソースには限りがあるからです。
ある程度の経験を積み、コンテンツがヨコ展開できるようになってきたら、徐々に媒体を広げてみるのも良いでしょう。
例えば僕の場合、Facebook→note→Twitterの順に媒体を増やしてきました。
実はこの記事はパターン2。Twitterでの投稿が元ネタになり、膨らませて1時間程度でコンテンツ化した一例です。
大切なのでもう一度。
届けたい人が見ているメディアを選び、まずは全集中すること。
❹ペースを保つ
年始の決意表明で「今年は○○発信します!」と書き、そのままフェードアウト…僕もそんな時期がありました。
発信は自分のペースでOKなんです。
大切なのは「楽しんで続けられる」こと。
筋トレと同じで、徐々に負荷(投稿回数、密度、情報価値)を高めていきましょう。
いきなり心身の限度を超えた負荷をかけると、ケガします。
習慣化を無理なく続けるための参考に。例えばTwitterはブラウザ版で予約投稿も可能。
僕の場合、決まった時間に閲覧する方が多いので、毎朝6時に予約しています。
他はいいね、リプ(コメント)、リツイート(拡散)などを中心に交流を楽しんでいます。
始めることはもちろんですが、続けることにメチャクチャ価値があります。
自分のペースを見つけて、発信を習慣化していきましょう。
❺仲間をつくる
発信をはじめると、共通する想い・興味・課題意識を抱えている人が見つかることがあります。
せっかくなので、少し勇気を出して繋がってみましょう!
一点、気をつけたいことが。
いきなり踏み込みすぎると、トラブルのタネになります。
人が心地よく感じる距離感は、SNSでも現実世界でも一緒。
少しずつお互いのことを知り、高め合える繋がりが見つかると素敵ですね。
これは応用編ですが、特定のテーマやジャンルについて専門性や人脈を深めたい場合、「コミュニティに入る」ことをおススメしています。
コミュニティには、そのテーマについて課題意識や熱い想いを持っている人が集まっていることが多く、オモテには出てこない話題が聴けることも。
さらにコミュニティの運営側に立つと、もっと深い物事が見えてきます。
時間もエネルギーも要するので、何でもという訳ではありません。
より深めたいものが見つかった時は、それだけの価値があると思います。
↓のnote記事の「4.弟子入りした」「5.企画運営した」「7.仲間とはじめた」あたりが該当します。
ちょっとずつで大丈夫。
仲間がいれば、発信そのものを一緒に楽しめます!
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
本記事のまとめです。
・人も商品も、認知されないと届かない。だから発信が重要
・でも実際に発信する人は7-15%程度。だから発信するだけで凄いこと
・発信の5ステップ
❶届けたい人を決める
❷発信軸を決める
❸媒体を決める
❹ペースを保つ
❺仲間をつくる
個がメディアになり繋がる時代です。
発信を始めたあなたは凄い!
ときには失敗もするかもしれません。
でもその経験があなたを一歩成長させてくれます。
そしていつか、その経験が誰かのために役立つ日が来ます。
本記事が、あなたが発信に一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
楽しんで、届けて、繋がっていきましょう~
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Twitterもやってます。宜しければ繋がってください!