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【子供の心をとらえるコツ】 2024年11月第3週
へーグル清澄白河校にお通いのお父様、お母様、いつも大変お世話になっております。
室長の澤田でございます。
いよいよ本格的な冬の到来を感じる今日この頃。
外に出れば “さむい”
暖房の効きがあまり良くないお店に入れば “さむい”
娘を迎えに保育園に向かっている道中で “さむい”
風呂上りに身体をタオルで拭いているときにも “さむい”
わたしは一体、先週何回の “さむい” を言っているんだろうと思い、思わずネットで検索しました。
『さむい 一日 回数』
暇人ではありません。どうにも気になってしまい、私と同じように考えている人もいるはず!と。
しかし出てきた検索結果は、
寒いとトイレが近いのはなぜ?頻尿の原因と対策を解説 でした。
思わず小さな声で“ちげーよこれじゃないんだよ” とつぶやきながら、そのリンク先をクリックしました。
そこには、こう記載されていました。
【暑い夏はじっとしていても汗をかきますが、冬は激しく運動しない限り、あまり汗をかきません。
汗や尿には体内の水分量を調整する働きがあり、汗をかく量が多ければ尿が少なくなり、反対に汗をかく量が減れば余分な水分を体外へ排出するために尿の量が増えます】
へぇ~なるほど。だから寒いとトイレによく行きたくなるんだと思いました。
そして、今私はこの室長通信を書きながら思いました。
“この室長通信を私物化してはいけない。必ず保護者の皆様の為に良質な情報を届けるんだ!”と。
改めまして、へーグル清澄白河校にお通いのお父様、お母様、いつもありがとうございます。
今週のお話は、【子供の心をとらえるコツ】をテーマにお話しさせて頂きたく思います。
人間の意識には大きく分けて、自分が意識できる『顕在意識』と、自分ではなかなか意識できない『潜在意識』があります。
へーグル清澄白河校にお通いのお父様とお母様は大変ご存じである部分だと思います。
ここで質問を致します。
『今日のお昼には何が食べたいですか?』と私がお聞きしたとき、即座に答えられるでしょうか?
なんとなく『今日はパスタが食べたいなあ』と思う。
でも 『なぜパスタを食べたいのですか?」と私が聞いても、なかなかその理由を説明できないはずです。
昨日の晩御飯が焼き肉で、その前の昼がうどんでしょ。だから今日の昼は“パスタ”しかないでしょ。
といっても、説明になっているようでなっていない。
潜在意識はこの“何となく”が得意なんです。
もっとはっきりとわかる例は、好き嫌いの感情です。なんで好きなのか、嫌いなのかと聞かれても、それを論理的に説明できる人はいないはずなんです。
とてもわかりにくいのが、潜在意識です。
そして、なぜ子どもの心がわかりにくいのかといえば、子どもはこの潜在意識に支配されている部分が、大人よりも圧倒的に大きいからです。
私はよく皆様に、「三歳を過ぎると全てのお子様に”メンタルバリア”というバリアができ、顕在意識と潜在意識が分かれます」と、普段から強くお伝えさせて頂いています。
3歳になるまでのお子様は、このメンタルバリアがなく、手を掛けた・時間を掛けた・お金を掛けた・努力した分がすべて子どもに入っていきます。つまり、顕在意識と潜在意識の区別がほとんどありません。
3歳を過ぎると、本人の意思で“これは嫌い、これは好き”と区別、判断し、自分の中に取り入れるか取り入れないかを決めるようになります。
そして潜在意識は、顕在意識よりもはるかに大きいパワーを持っています。うまく操れば発揮する力も比較にならないほど大きいと言われています。
ですので、子どもには大人にないようなポテンシャルがあるといわれるゆえんです。
子育てをうまくするコツは、“この潜在意識とどう、うまく付き合うか”という知恵を持つことです。
もっと簡単に言うと、子どもが何かしたとき、『どうして、こんな行動をとったんだろう?』と、陰に隠れている心を読み取ろうと意識していくだけで子育てが変わってきます。
つまり、起こっている事象と反対のことを考えるクセをつけて頂けたらと思います。