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2001年 「悠廉フライフィッシングクラフト」 開始

それは涙型と称した。
この形を世に出した時、一部の人たちを除いて全く受け入れてもらえなかった。それどころか「こんな細いので何掬うの?」フライ業界のクラフトマン達に笑われた。尊敬してたバンブーロッドビルダーからも鼻で笑われた。でも“細いネットのほうが絶対カッコいいにきまってる!”という信念は絶対に曲げなかった。あれから約20年、内径は若干変えたものの今もこの形を作り続けている。タイプ『悠(ユウ)』、元来のランディングネットの形に捉われない、僕の自由な想いのままに仕上げたネットだ。
あの時感じた悔しさが、今もランディングネットを作り続ける原動力の一つとなっている。


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