文と文章の違い
文と文章の違いってみなさんわかりますか?
普段話しているときはこの二つは混同させてしまっているので
違いを意識することもないと思います。ですがこの二つは文法学上
違うものです。
文とは、一つのまとまった内容を表すもので、最後にだいたい「。」が
つきます。
例をあげると「これはバイクです。」
これが文です。
そして文章とは、一つ以上の文が組み合わされている作品のことです。
例をあげると「これはバイクです。さっき盗んできました。」
これが一つ以上の文が組み合わされている文章です。(文章作品)
作品タイトルは「15の夜」です。
簡単なことのような気がしますがこれを理解してないと困る時があります。
例えばESを書く時などです。「だらだらと書かずに文は短くしなさい」
と言われた事がある人は結構多いと思います。この時やってしまいがちなのが、文章を短くしてしまう事です。上記の通り文と文章は違います。
文は短くした方が伝わりますが、文章は短すぎると伝わりません。
これは先ほど盗んできたバイクで、ラッキーなことにスピードがよく出て
小回りも効いて、運転も楽だったので、ツーリングに行ってきました。千葉の海の方まで走り、海風に当たれて気持ちよく、綺麗な海も見る事ができてとても楽しかったです。
この文章は、バイクでのツーリングが楽しかったという文章です。
ですが、バイクの情報が多すぎて楽しいという気持ちが伝わりきれていないと思います。こういう場合は文章ではなく文を短くします。
先ほど盗んできたバイクでツーリングに行きました。ラッキーなことに運転が楽なバイクでした。なので千葉の海の方まで走りました。走行中は海の景色は綺麗で海風も気持ちよかったです。そして、とても楽しかったです。
これで伝わりやすく、短すぎない文章になりました。
「楽しかった」という感情の文。それを邪魔しない程度のバイクの情報の文。楽しかったツーリングの情景文。
そして、これらを組み合わせた文章作品。
これが、文を短くする行為です。
みなさんも文と文章の違いに気をつけましょう。
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