あけまして妄想初夢
今年の課題は?(主に訪問介護)
訪問系事業所を閉める本当の理由は?ということに、倒産ばかり注目されているが、本当だろうか
・職員が集まらない
・就労ニーズと支援ニーズのミスマッチ
・高齢化
・提供能力と支援ニーズのミスマッチ
なんてことはないのかな。と思う。大手でも中小でも、通所系サービスの送り出しや迎え入れの時間帯は混雑しているし、その一方で、あいている時間は空いている。
本当に集まらないのか
本当に集まらないのかというと、周りを見渡す限り、集まる要素のある事業所もあれば、そうでない事業所もあるのがリアルなのではないか。
前者ならばいいが、後者ならば、いずれ続けられなくなる可能性があるわけです。
なので、他人のふり見て我がふり直せ ではないけれども、今更ながら、他社の良いところをどんどん学習して改善していくべきなのかなと思う。
行政サービスならではのテコ入れ
介護保険や障害者自立支援法による介護サービスは、行政サービスを民間がおこなうという仕組みである。なので、どこにどういう行政のテコ入れをすべきかということを考えると、、、
サービスの総量規制
はこれからてをつけるべき課題なのかもしれません。
例えば、
開業後何年もたっているのに、満員運用できない通所系サービス
開業後何年もたっているのに、一定の時間数の供給ができない訪問介護事業
などは、統廃合による、供給力の底上げにつながる支援が行われてもよいのではないだろうか。
また、地域によっては乱立とでもいえるような、訪問介護系の小規模な事業所については、場合によっては、行政主導の統廃合などもあってもよいのではないかと思う。
就労ニーズと支援ニーズのミスマッチ
昨年末から新年にかけての、訪問介護はどうだったのかな?もちろん、支援にいかなければならない方もいらっしゃると思いますが、
まさか、
久しぶりに来る家族は「お客様」になっていて、そういう時こその親孝行的なサポートができれば、支援をお休みにできる方はそれなりに全国にいらっしゃるのではないかなと思う(通常時期に訪問介護を使われる方については、親孝行減算とでも(何か素敵な名前必要(笑))いうような仕組みで、家族の力を生かす取り組みがあってもいいのでは
介護保険もというと風呂敷を広げすぎかもしれないが繁忙期加算とか年末年始加算とかいうのを特に在宅に対する支援は検討されてもよいと思う。
もちろん、条件を付けて算定しない場合はあるとしても
また訪問介護の現場から見たときには、通所系サービスについても、ゆっくりスタート10時や11時ごろからで、18時台、19時台ぐらいにゆっくり帰宅するような支援体制があってもいいのではないかなと、
ご近所は、画一的なんだよね。少しの幅はあるけど。
広域契約の仕組みを
これも今は、法人・会社組織で行われている事業なので、越えなければならないハードルはいくつかあるかもしれないが、1対1の契約では、無理なものは無理というようなことになってしまう。
例えば、包括支援センターのエリア別の契約などで、難しい時な相互に派遣スタッフを融通できるというような契約というような仕組みができれば、有効に人材活用できるのではないだろうか。
高齢化問題
訪問介護の高齢化問題は深刻です。
これに尽きる。もちろん、しっかり働いてくれる高齢の方は大切です。
でも。いずれ限界が来ますよこれ。いずれではないというのがリアルでしょう。
例えば
若返り対策
高校などの部活などで、初任者研修など訪問介護で就労できる資格取得できるような支援をするとか
学生の夏休みなどに集中して講座受講して、資格取得できるとか。それもほぼ無料などで・・・
ができれば少しは改善するんじゃないかな
人生設計対策
介護はなんだかんだ、女性中心の職業なのが現実。その人その人の人生設計に合わせた就労支援
出産・育児・就学・介護などの場面場面での多角的な支援も必要なのかなと思う。
介護のデジタル化はどこまで行くのかな
介護現場でのいわゆるデジタル機器の活用はどこまで行くのかなとおもいますが、皆さんはどうですか?
私の身の回りでは、福祉用具相談員さんなどがいち早くタブレット端末でスケジュール調整、在庫確認などなどができるようになっていましたが、、、
そして、訪問介護さんでも、QRコードを使って訪問の入室、退室などができたり、介護記録が即座に事務所やお客様、関係先と共有できたりするようになってきていますね。
でも
それで、仕事はすっきりしましたか、楽になりましたか、安心して仕事ができるようになりましたか?なのです
介護のデジタル化の現状と課題は?
まずは、デジタル困難者問題 かもしれません。
ないものねだり派が引き起こしている現象が、実は深刻な問題かもしれません。タブレットやQRコードでの記録等々が、その職場で配備されていないと、あれは便利そうということで、導入されれば楽になると、、、ないものねだりしていた方々。さあ導入されたらどうだったでしょう。使いこなせていますか?
まさかとは思いますが、、、
使い方が覚えられない、おぼえる気がない、いざ使うときに教わったことを覚えていない。
なんて方周りにいませんか???
①-1職員は
まず、周りの親切な人、優しい人、我慢強い人、覚えられない・・・よりも後輩や部下が、軽症~重症まで 犠牲になっている可能性があります。
まあ、改心させるのも、なかなか困難なのですが。。。
①-2お客様
訪問介護の現場では、長年介護サービスを使われていると、紙ベースで作成された、契約書や計画書、日々の報告書などなどが猛烈にたまっていきます。その猛烈にたまっていくものをどうするか問題は悩ましいところです
紙ベースの物をなくすこと、減らすことが、事業者とともに本当にできるならば、悩ましい問題もすっきりしますし、、、同居のいかんを問わず、家族がデジタル(ネット対応)できれば、
訪問介護での、ヘルパーさんは何をやってくれているのかしらから、本当に来たのかしらまでまで、解決するのかもしれません
①-3相互の
訪問の現場はとかくブラックボックス化した支援になりがちです。支援中の様子などがドライブレコーダーの記録みたいに、事業所やお客様特に家族と共有されれば、虐待、さぼり、過剰サービス、金銭トラブルなどもどんどん減少させることができるかもしれません。働く人も、サービスを受ける人もストレスフリーになるデジタル化が期待されます
介護の給与問題
処遇改善などで、介護現場の多くは、手取り(総額)としては、増えていっていることと思います。さらに上げる方向性もあるようですが???
一体全体、いくらなら働くのか?
一体全体、いくらなら満足なのか?
一体全体、なにが不満なのか?
をしっかり考えなければならないでしょう。
給与は、給付と直結している
介護保険を使っていなくても、この問題に気が付くときがあります。給与や年金から介護保険料が天引きされたり、天引きになっていない場合は納付書が来たりするから・・・
で数年おきに行われる改正での、給付(点数)の改正。簡単にいうと値上げ。
給与は、加算と直結している?
ここ最近の改正で、加算祭りとなっていることに気が付いているだろうか。お客様からも、この請求書、領収書の内訳が・・・といわれることが増えているのを実感。
以前は、通所やショートで風呂に入ったか、入っていないかぐらいの物であったが、、、、
それと、そういう加算祭りでも、実際にサービスを受けている人が、そうそう加算や改正により、いいサービスに変貌しているとは思っていないことにも課題はあるだろう
いくらなら働くのか?いくらなら満足なのか?
その問題を解決する、究極の対策は、現行の収入を保証しつつ、このいわゆるエッセンシャルワーカーさんたちの非課税化が一つの解決策にはならないだろうかと思ったりもします。難しいかもしれませんが、マイナンバー時代に、できないことはないんじゃないかなー