バディミッションBOND布教note ※ネタバレなし
かなり久しぶりにnote更新
先日バディミッションBONDというゲームをクリアしました。
あまりにも良すぎたので布教noteを書こうと思います。
ネタバレなしだとどうしても開示できる情報が少なく、抽象的な表現になっていることも多々あると思いますがご了承ください。
※以下、作品名をバディミと略して表記する場合があります。
1.やったきっかけ
もともと奥さんがやっててめちゃくちゃハマってすすめられてやりました。
①感想や考察を話できる人間が近くにいないので話したい
②開発会社やキャラ造形から女性向け恋愛ゲームに見えがち(後述)だが全然そんなことなく王道で熱いストーリーのアドベンチャーでおすすめ
とのことでした。
自分もオタク気味な人種なので①についてはとてもよくわかります。
(話それますが私はFF8が好きなのですが周りに話せる人が少なく奥さんにFF8を勧めたことがあります。ノートに何ページにもわたり、カードゲーム攻略やジャンクションの組合せをまとめていて、ガチ具合にうれしくなりました)
②については少し前までは格ゲーばっかでしたがここ数か月はFF7のリメイクだったりペルソナ5をしていたこともあり久しぶりに格ゲー以外のジャンルもいいもんだなと思っていたのでやってみることにしました。
結果から言うと多少のnot for meはありましたがめちゃくちゃおもしろかったです。隠し要素全開放でおそらく40時間前後はプレイしました。
2.ゲーム紹介
何はともあれゲームの紹介
タイトル:バディミッションBOND
開発:ルビーパーティー(コーエーテクモゲームスのチームブランド)
ハード:Nintendo Switch
ジャンル:アドベンチャー
キャラクターデザイン: 村田雄介(ワンパンマン、アイシールド21など)
公式サイトはこちら
開発のルビーパーティー、私は奥さんに聞くまで知らなかったのですが女性向け恋愛ゲームの超有名どころらしいです。
この会社で操作パーティーメンバーは全員男性の4人というわけで女性向け全振りです、ということはまったくなく、絆というテーマを最後まで主軸に置いた、王道の熱さを持ったストーリーでした。
キャラの性別が男性とか女性とか関係ないストーリーでした。
つぎにゲームの流れ紹介です。各章ごとに
導入 → シンキングタイム → 捜査 → 潜入
の流れでゲームを行い様々なミッションを行います。(潜入など一部パートがない章もあり)
捜査やシンキングタイムは正しい選択肢を選ぶ、の繰り返しですがたまにギャグ回答もでます。ハジケリスト、おるな?
ハジケリストはあれとして、村田先生の描くキャラがとても表情豊かに濃厚にストーリーを進めていきます。
ゲーム内容はこれ以上はここで書くと最後に書く予定のよかったところと重複する内容が出てきそうなのと、いつまでも文章が終わりそうにないので、以下にストーリーの流れだけ説明してこの章は終わります。
ストーリー大雑把な流れ
警察官の主人公、ルーク。幼いころに死に別れた警察官であった父にあこがれて日々を過ごしているときにある事件に出会います。
その事件を追っているうちに仲間と出会い様々な事件を解決しつつ謎の組織、DISCARDを追うことになり彼の運命も動いていきます。
3.人によってはnot for meになりうること
たぶんこのゲーム向いてないであろう層について最初に書いておきます。
個人的にマイナスになりうることを文章の最後に書くのが抵抗があるので。
1.本格的なアドベンチャーをしたい方
このゲーム、任天堂監修のアドベンチャーということでチャレンジスピリッツで作成したのだと思います。
任天堂製のゲームでアドベンチャーって今までないですので。(もしあったらごめんなさい)
このゲームはSwitch専売なので、PS4やPS5またはSteamなどでばりばりゲームする方以外をメインターゲットにしているのではないかと思います。そのためかゲーム部分はかなり簡単です。ゲーム性よりもストーリーとキャラ重視です。
したがって本格的なアドベンチャーゲームをしたい方はnot for meになるかもしれません。
2.ゲームのグラフィックにこだわりがある方
このゲームは前述したとおり各章ごとに
導入 → シンキングタイム → 捜査 → 潜入
の流れでゲームを行います。
捜査までは村田先生の書いたキャラたちがコミック的な表現で話を進めていくのですが、最後の潜入は3Dアクションとなっています。
この3Dなのですが私が直前までFF7リメイクやペルソナ5をしていたせいもあるかもしれませんが若干クオリティがそれらに比べて低いと感じました。
このゲームは3Dで行うアクションでなく、ストーリーやキャラの背景や絡みを楽しむことがメインのゲームだと思うので私はそこまで気になりませんでしたが、気になる人は気になってしまうかもしれません。
4.良かったところ
ようやく良かったところを書くところまで来ました。
ここからは少し早口オタクになり口調も変わるかもしれません。
①ゲームタイトルに嘘偽りないゲーム内容
ゲームタイトルであるバディミッションBOND
単語を分解すると以下です。
○バディ(wikipedia)
男性同士の友人・仲間・相棒のこと(日本においては性別問わず指す場合あり) ⇒ 友情、二人組
○ミッション(wikipedia)
人や人のグループに与えられた、果たすべき使命、役割、任務
○BOND
つなぐ、絆
つまりこのタイトルは相棒や仲間と絆の力で任務を遂行する、という意味になります。
ゲーム内容はメインの4人はもちろんですが作中で出てくる様々なキャラと結ばれた絆で事件を解決していきます。
やっていただければわかるのですが、本当に人との結びつきが大事なゲームです。
メインはもちろんサブキャラ含めて誰一人欠けてもいけない話でした。
こんなにもタイトルと内容がぴったりなゲーム、私はあまり知りません。
少し話がそれますが、絆ということで少し。
このゲームの紹介でよく逆転裁判と流れが似ていると書かれることがよくあります。
たしかに捜査や作戦考案から本番である裁判や潜入を行うという流れは近いものがあるかもしれません。
しかしこの2作には明確に違いがあると私は思います。それは情報収集の際に
逆転裁判:人の繋がりにより入手する情報もないことないが物的証拠をより重要視
バディミ:物的証拠よりも様々なキャラから情報を得て絆を結びそこから収集した情報をより重要視
という違いです。絆が何より重要なんです。
ストーリーを進めてるとこのキャラ(サブキャラ含む)と関わって絆をむすんでいて良かった、と思うシーンの連続でした。
絆をテーマにゲームを作るぞ、という製作者の熱い思いを感じながらプレイできます。
②ストーリーが良い
マジで王道中の王道で安心感がありましt・・・
と見せかけて私は最後何章かは少し騙されましたがきちんと王道でした。
無駄な章がなく、中だるみもありませんでした。
シリアスとギャグのバランスもよく、先が気になって毎日ぶっとおしでやってしまいました。
ストーリーの流れは前述したとおり、謎の組織DISCARDを追う流れなのですが、その道中でキャラの深堀や関連性の変化を描きつつ、伏線も全部回収しつつエンディングになります。
また絆がテーマということで作中でも絆をテーマとして色々な形の絆(恋愛、親子、兄弟、友情などなど)でストーリーが展開します。
驚き感動笑い、様々な形で絆ストーリーを展開してくれます。
③絶対見せたい部分を強調して見せてくれる
何を言っているかというとこのゲーム、メインストーリーとは別にサブストーリーとして
○バディエピソード
メインキャラ4人のうち2人の組合せ、計6パターンのサブストーリー
○サイドエピソード
メインキャラはもちろんストーリー中のサブキャラも交えたサブストーリー
の2種があります。
これらはメインストーリーでの潜入や情報収集のクリア評価やクリア方法なので解放されていきます。
サブは全く見なくてもメインストーリーはがんがん進められます。
サブの内容はメインストーリー関係なく、オタクが歓喜するキャラの関係性にフォーカスを当てたストーリーもあったりするのですが基本的にはメインストーリーの裏話が多いです。(ルークが話を進めている間、登場してなかった他のメインキャラが何してたかなど)
サブストーリーの中には
「メインストーリーに組み込んでもいいんじゃない?」
と感じるものも多かったですが、すべてが終わった今だとそれらを敢えてサブとすることで、メインストーリーのボリュームを敢えて減らし、メインで見せたいことをめちゃくちゃ強調してくれて
いたのだなと感じます。
④絵が良い
読んで字のごとくですが、作中で出てくる会話シーンや1枚絵がいいです。ありがとう村田先生。
各章の始まりではこんなかんじでコミックの扉絵のような絵を挟んできます。これがまた良い絵が多いんです。(ネタバレ絵が多いのでこの1枚だけ)
⑤キャラが良い(メイン)
メインの4人は4人は以下です。
ルーク:正義感が強いがいい意味で青臭い警察官
アーロン:紛争国出身の柄が悪い宝石専門怪盗
モクマ:現ショーマンの元忍者の気のいいおじさん
チェズレイ:容姿端麗で超優秀だけどねちっこい性格の詐欺師
これ各キャラがコードネームあるんですが頭文字を並び替えると
Beast
Outwitter
Ninja
Doggie
でBONDになるんですよ、あまりにもエモくないですか?
各キャラともにストーリー中にきちんと掘り下げ話があってそれでキャラの魅力が存分に出されているのですが、このゲームは"バディ"ミッション"BOND"2人の組合せ(計6通り)のバディ、どの組合せもとても良いです。
少しでも何か話すとネタバレになりそうなのであまり語れませんがストーリーにキャラの関係性の変化を落とし込んでいるのはもちろんキャラ、関係性を最大限に魅力的に描いているのは
本当にすごいと思います。
このバディは影が薄いなとかこのキャラいなくてもそこまでストーリー変わらなくない?といったことは一切ありません。
⑥キャラが良い(サブ)
このゲーム、基本的にモブキャラ(村人A、Bみたいな)はほぼいません。
え、このキャラ名前つける意味ある?みたいなキャラでもきちんと名前があったりします。
ゲームの流れとして捜査パートで集めた情報を後で使用する、という流れで誰から聞いたかという部分も割と重要になったりするのですがそのために名前を憶えやすいようにしています。
(名付け方が少し逆転裁判っぽさがあるのも似ていると言われる1要素かもしれません)
個人的に見た瞬間に笑った名前TOPはセクハラプロデューサーのサワール・ムラムラです。彼の話の結末はいろんな意味で涙なしでは見られません。
あとはココ・デ・オドレイちゃんが見た目と声がめちゃくちゃ可愛いです。
これらのキャラや他のサブキャラもメインキャラとの絆やサブキャラ同士での絆の変化も実に多彩に展開していき、とても魅力があります。
サブキャラもみんながみんな、本当に出会えないとこのエンディングにはたどり着けなかった、本当に出会えて感謝という気持ちです。
5.最後に
他にもよかったことで書きたい内容は山ほどあるのですがこれ以上書くとネタバレを思いもよらず書いてしまいそうだし、キリがないので
ここで終わります。
Swtich持ってる方はぜひ買ってプレイして感想を語り合いましょう。