キンドリルとマイクロソフトの調査を発表。サステナビリティを戦略に取り入れている企業が16%にとどまる一方、大半の企業はテクノロジーが目標達成において重要だと考えていることが判明(2023/12/11、ニュースリリース)
※キンドリルからニュースリリースが来ました!
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キンドリルとマイクロソフトの調査を発表。サステナビリティを戦略に取り入れている企業が16%にとどまる一方、大半の企業はテクノロジーが目標達成において重要だと考えていることが判明
~調査対象の企業の80%が、AIの予測分析が大きなビジネスチャンスをもたらしテクノロジーが目標達成において非常に重要であることを認識~
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米国ニューヨーク -2023年12月4日(現地時間)発 -
世界最大級のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであるキンドリル(以下 キンドリル)は本日、マイクロソフト< https://www.microsoft.com/ja-jp/ >の協力のもと、Global Sustainability Barometerの調査結果を発表しました。 今回、Ecosystm< https://ecosystm.io/ >が実施した調査では85%の企業が持続可能性の目標達成を高い戦略レベルで重視しているものの、サステナビリティを戦略とデータに取り入れているのは16%のみであることが判明しました。
全世界が気候関連の出来事や課題の増加に直面している中、企業は持続可能な解決策を進めるために、テクノロジーを活用して今すぐ行動を起こすことが急務となっています。 調査対象となった企業の80%が、目標を達成するうえでテクノロジーが非常に重要だと感じていますが、企業内でテクノロジーを最大限に活用していると考えているのは32%にとどまりました。
キンドリルのCSO(Chief Sustainability Officer)兼ESGオフィサーであるフェイス・テイラー(Faith Taylor)は、次のように述べています。「多くの企業は、持続可能性の達成度においてさまざまな段階にあります。 企業はサステナビリティを最大限に引き出すために、テクノロジーを適用しています。 彼らは規制遵守の枠を超えて、サステナビリティの目標を実践的に遂行して推進しようと考えています」
マイクロソフトのクロスソリューション領域担当バイスプレジデントであるシェリー・ブラックバーン(Shelly Blackburn)氏は、次のように述べています。「テクノロジーはサステナビリティを実現する重要な要素として浮上しており、より高度なAIツールの出現によってその役割はますます増大するでしょう。 私たちはキンドリルと協力して有意義な変化を推進し、より持続可能な未来に貢献したいと考えています」
調査の主なハイライトは以下の通りです。
•CEO と取締役会はサステナビリティとデジタルトランスフォーメーションを優先事項としていますが、目標を達成するにはプログラムの統合と実行に関する支援を必要としています。
•企業の61%がAIを使用してエネルギー使用量を監視していますが、現在のデータを使用して将来のエネルギー消費量を予測している企業は、34%にとどまっています。
•ステークホルダーの中で、サステナビリティの方針や実践の推進に最も積極的なのはお客様であり、その後に従業員、投資家、政府規制当局が続きます。
■より持続可能な企業づくりへの推進力
成長を促進し、ビジネス成果を向上させるためのサステナビリティのベストプラクティスは、以下の通りです。
•サステナビリティをCEOおよび取締役会の優先事項として、財務およびテクノロジーと連携させる。 企業の50%以上が、サステナビリティ機能におけるリーダーシップの役割をCEO と取締役会に任せています。10年以上サステナビリティを実践している企業のうち、財務と完全に連携している企業はわずか24%であり、テクノロジーと完全に連携している企業は44%です。
•サステナビリティとテクノロジーのモダナイゼーションを連携させる。 テクノロジーは、サステナビリティのプロセスとインフラストラクチャの自動化、最新化、優先順位付けに役立ちます。 調査回答者のうち、52%が自動化によって効率を向上させており、持続可能な業務を構築しています。その一方で、48%がハイブリッドワーク戦略をサポートするために職場をデジタル化しており、47%が企業の環境フットプリントを削減するためにテクノロジーを使用しています。
•統合されたデータ基盤を構築する。 データ管理を合理化して、情報に基づいた意思決定と戦略の実行を成功させます。 従業員にリアルタイムのサステナビリティダッシュボードを提供できる機能を備えている企業は15%のみです。
•AI を活用しサステナビリティを予測する。 スコープ3のリスク評価、エネルギー消費量の予測、自然災害などの潜在的なリスクの予測分析など、レポート作成のみにとどめることなくAI の使用を拡大する。
•従業員に権限を与える。 今回の調査では、48%が専任のリソースが不足しているか、社内の専門知識が限られていることが判明しており、さらなる人材育成の必要性が示されています。
Ecosystmがキンドリルおよびマイクロソフトと協力して実施した Global Sustainability Barometerの調査は、アジア、EMEA、南北アメリカの16か国のテクノロジーおよびサステナビリティにおけるビジネスリーダー1,523人を対象に、2023年9月から10月にかけて実施されました。調査は9つの業界にわたって行われ、中小企業およびグローバル企業が含まれています。 調査の詳細は、「From Vision to Impact: The Global Sustainability Barometer.< https://www.kyndryl.com/content/dam/kyndrylprogram/cs_ar_as/global-sustainability-barometer.pdf >」をご覧ください。
キンドリル(Kyndryl Holdings, Inc.)について
キンドリル(NYSE: KD)は、60カ国以上で数千にのぼる企業のお客様にサービスを提供する世界最大級のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであり、世界中の企業が日々の業務で利用する複雑かつミッションクリティカルな情報システムを設計、構築、管理、モダナイズしています。詳細については、 www.kyndryl.com または www.kyndryl.com/jp/ja をご覧ください。
当プレスリリースは、2023年12月4日(現地時間)にKyndrylが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照してください。 https://www.kyndryl.com/us/en/about-us/news/2023/12/global-sustainability-barometer-study-findings
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