シスコ、2025年度第1四半期ならびに通期業績を発表(2024/11/14、ニュースリリース)
※米シスコからニュースリリースが来ました!
【シスコ、2025年度第1四半期ならびに通期業績を発表】
ニュースサマリー:
● 需要の正常化を反映し、製品受注が幅広く加速
○ 製品受注は前年比 20% 増、Splunk を除くと前年比 9% 増
● 第1四半期の売上高は138 億ドルで、業績見通しの上限を上回る
● 高い収益性:
○ GAAPベースの粗利益率は 65.9%、Non-GAAPベースの粗利益率は 69.3% で、業績見通しを上回る
○ GAAPベースの1株当たり利益は68 セント、Non-GAAPベースの1株当たり利益は91 セントで、業績見通しを上回る
● 2025年会計年度第1四半期業績:
○ 売上高:138億ドル
■ 前年同期比6%減
○ 1株当たり利益:68セント(GAAPベース)、91セント(Non-GAAPベース)
■ GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比24%減
■ Non-GAAPベースの1株当たり利益は前年同期比18%減
● 2025年会計年度第2四半期ガイダンス:
○ 売上高:137億5,000万ドル~139億5,000万ドル
○ 1株当たり利益:51セント~56セント(GAAPベース)、89セント~91セント(Non-GAAPベース)
● 2025年会計年度ガイダンス:
○ 売上高:553億ドル~563億ドル
○ 1株当たり利益:2ドル26セント~2ドル38セント(GAAPベース)、3ドル6セント~3ドル66セント(Non-GAAPベース)
シスコは、2024年10月26日を期末とする2025年会計年度第1四半期の業績を発表しました。2025年会計年度第1四半期の売上高は138億ドルでした。また、同第1四半期の純利益は、一般会計基準(GAAP)ベースでは27億ドル(1株当たり68セント)、Non-GAAPベースでは37 億ドル(1株当たり91セント)でした。
シスコの会長兼CEOであるチャック・ロビンス(Chuck Robbins)は次のように述べています。「2025会計年度に向けて好調なスタートを切りました。お客様はAIに備えるために重要なインフラに投資しており、当社はその幅広いポートフォリオにより、この機会を生かすことができる独自の立場にあります」
また、シスコのCFOであるスコット・ヘレン(Scott Herren)は次のように述べています。「第1四半期の売上高、粗利益率、1株当たり利益は、ガイダンス範囲の上限またはこれを上回り、強力な営業レバレッジを生み出しました。イノベーションと成長を推進するための戦略的投資を行いつつ、堅実な実行と業務遂行に重点的に取り組んでまいります」
(ここからテキストで壊れているので、最下部のURLの先で確認を)---
GAAPベース(2025年会計年度第1四半期)
2025年会計年度第1四半期 2024年会計年度第1四半期 対前年同期比
売上高 138 億ドル 147 億ドル 6%減
純利益 27 億ドル 36 億ドル 25%減
希薄化後1株当たり利益(EPS) 0.68ドル 0.89ドル 24%減
2025年会計年度第1四半期のGAAPベースの業績には、減税・雇用機会均等法の移行年度におけるみなし外国配当金に対する米国課税に関する最近の米国租税裁判所の判決による7億2,000万ドルの税額控除が含まれています。
non-GAAPベース(2025年会計年度第1四半期)
2025年会計年度第1四半期 2024年会計年度第1四半期 対前年同期比
純利益 37 億ドル 45 億ドル 19%減
EPS 0.91ドル 1.11ドル 18%減
(ここまで)---
シスコ、四半期配当金を増配
シスコは、今四半期の配当金を1株あたり40セントとし、2025年1月3日の業務終了時点で株主名簿に記載のあるすべての株主に対して、2025年1月22日に支払いを行うと発表しました。今後の配当金については、取締役会の承認に基づき決定されます。
2025年会計年度第1四半期決算概要
(特に記載のない限り、相対比率(%)はすべて前年比です。)
2025年会計年度第1四半期の特記事項
売上高:総売上高は、6% 減の138 億ドルでした(製品売上高9% 減、サービス売上高6% 増)。Splunkの売上を除くと、総売上高は14%減でした。
売上高を地域別に見ると、Americas(米国、カナダ、南アメリカ)が9% 減、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が2% 減、APJC(アジアパシフィック、日本、中国)が1%増となっています。製品売上高の業績には、セキュリティ(100% 増)およびオブザーバビリティ(36% 増)の成長が反映されています。ネットワーキングは23% 減、コラボレーションの製品売上高は3% 減でした。Splunkを除いたセキュリティおよびオブザーバビリティの成長率は、2025年度第1四半期においてそれぞれ2% と1% でした。
粗利益率:GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ65.9%、65.1%、68.0%となっています。これに対して、2024年会計年度第1四半期のGAAPベースの粗利益率は、それぞれ65.2%、64.5%、67.3%でした。Non-GAAPベースの総粗利益率、製品粗利益率、サービス粗利益率は、それぞれ69.3%、68.9%、70.3%であり、2024年会計年度第1四半期のそれぞれ67.1%、66.5%、69.0%と比較すると、それぞれ増加しました。
地域別の総粗利益率は、Americasが69.6%、EMEAが70.3%、APJCが66.4%となっています。
営業経費:GAAPベースの営業経費は28% 増の68 億ドルで、売上高の48.9% を占めています。Non-GAAPベースの営業経費は9% 増の49 億ドルで、売上高の35.2%を占めています。
営業利益:GAAPベースの営業利益は45% 減の22 億ドル、営業利益率は17.0%でした。Non-GAAPベースの営業利益は12% 減の47 億ドル、営業利益率は34.1%でした。
所得税引当金:GAAPベースの税引当率は19.6%で、これには前述のみなし外国配当金に対する7億2000万ドルの利益が含まれています。Non-GAAPベースの税引当率は19.0% となりました。
純利益と 1 株当たり利益:GAAPベースの純利益は25% 減の27 億ドル、1株当たりの利益は24% 減の68 セントでした。GAAPベースの純利益は19% 減の37 億ドル、1株当たりの利益は18% 減の91 セントでした。
営業活動によるキャッシュフロー:2025年会計年度第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは54% 増の37 億ドルで、これに対し、2024年会計年度第1四半期は24 億ドルでした。
財務上の特記事項
現金及び現金等価資産ならびに投資総額:現金及び現金等価資産ならびに投資総額は、2025年会計年度第1四半期末時点で187 億ドルでした。これに対し2024年会計年度末時点では179 億ドルでした。
残存履行義務(RPO):RPOの総額は15% 増の400 億ドルでした。この金額の51% については、今後12カ月の間、売上高と見なされます。製品RPOは24% 増、サービスRPOは7% 増となっています。
繰延収益:繰延収益は、合計7%増の275億 ドルとなっています。このうち、製品繰延収益は11% の伸び、これに対し、サービス繰延収益は4% の伸びとなっています。
資本配分:2025年会計年度第1四半期、シスコは自社株買戻しと配当金を通して36 億ドルを株主の皆様に還元しました。1株当たり40 セントの配当金(総額16 億ドル)を申告し、支払いました。また、株式買戻し計画に基づき、普通株約4,000万株を1株当たり平均49ドル56セントで買い戻しました(買戻し総額20億ドル)。同プログラムでの株式買戻し承認額の残高は約32 億ドルとなりました。これらの株式の買い戻しには特に期限は設けられていません。
買収
2025年会計年度第1四半期に完了した買収案件:
● DeepFactor, Inc.:株式非公開のクラウドネイティブ・アプリケーション・セキュリティ企業
● Robust Intelligence, Inc.:株式非公開のAIセキュリティ・ソリューション企業
ガイダンス
シスコは、2025年会計年度第2四半期の業績について以下のような見通しをたてています。
2025年会計年度第2四半期
売上高:前年同期比137億5,000万ドル~139億5,000万ドル
Non-GAAPベースの粗利益率:68%~69%
Non-GAAPベースの営業利益率:33.5%~34.5%
Non-GAAPベースの1株当たり利益:89セント~91セント
2025年会計年度第2四半期のGAAPベースの1株当たり利益は、51 セント~56 セントになる見込みです。
シスコは、2025年会計年度の業績について以下のような見通しを立てています。
2025年会計年度
売上高:553億ドル~563億ドル
Non-GAAPベースの1株当たり利益:3ドル60セント~3ドル66セント
2025年会計年度のGAAPベースの1株当たり利益は、2ドル26セント~2ドル38セントになる見込みです。
2025年会計年度第2四半期のガイダンスにおいては、GAAPベースおよびNon-GAAPベースの業績について、実効税率をそれぞれ約17%および約19%と想定しています。2025年会計年度通期のガイダンスにおいては、GAAPベースおよびNon-GAAPベースの業績について、実効税率をそれぞれ約9%および約19%と想定しています。
シスコシステムズ合同会社について
シスコはあらゆるものを安全につなぎ、あらゆることを可能にする世界屈指のテクノロジー企業です。お客様によるアプリケーションの再構築、ハイブリッドワークの推進、企業のセキュリティの確保、インフラストラクチャの変革、サステナビリティ目標の達成を支援することで、すべての人にインクルーシブな未来を実現することをパーパスに掲げています。
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**当資料は、2024年11月14日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
***財務諸表の参照は以下のWebサイトをご参照下さい。
URL: https://newsroom.cisco.com/c/r/newsroom/en/us/a/y2024/m11/cisco-reports-first-quarter-earnings.html