2022年 日本IBM 入社式 社長メッセージ (2022/4/1、ニュースリリース)
※日本IBMからニュースリリースが来ました!
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2022年 日本IBM 入社式 社長メッセージ
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「テクノロジーを進化させ、世の中をより良く変えていくカタリスト(触媒)に」
パンデミックの長期化やデジタル技術の進展により、授業やイベントがバーチャル主体になったり、働き方や働く場所が大きく変わるなど、これまでの常識や概念とは全く異なる新しく多様な価値観が醸成されてきています。こうした変化は、これからの大きな変革の序章にすぎません。この大転換は、地球の歴史をより良い方向に変えることができる、またとない機会でもあります。
私たちIBMは、変化を恐れ対応するのではなく、変化を起こす側でありたいと考えています。そのため今年、IBMの存在目的を「世界をより良く変えていく"カタリスト(触媒)"になる」としました。カタリストという言葉には、誰かの後についていくのではなく、皆さんひとりひとりが世の中を良くするための変革を起こす触媒になって欲しいという願いをこめています。
こうした環境の中、全世界175カ国以上で活躍している約28万人のチームIBMの一員となった皆さんに、IBMが大切にしていることを3つ、お伝えしたいと思います。
■社会のためにテクノロジーを進化させる
IBMは創業以来111年、テクノロジーを活用し、お客様とともに社会の変革を支えてきました。私達がテクノロジーをさらに進化させ、その活用を通じ、より安全・安心な社会の創生や多くの社会課題を解決に導くことこそ、IBMの存在意義だと確信しています。そのため、IBMは今後も、量子コンピューターやAIをはじめとする最先端のテクノロジーの研究開発を継続し、より良い未来づくりに生かすGoodTechを全世界で推進していきます。
■倫理観と公平性、緊張感と責任感
世界で100年以上、継続的に必要とされる企業であり続けるためには、テクノロジーを進化させることに加え、高い倫理観と公平性を判断の信条として行動することが求められます。IBMは、大きなビジネスの可能性があっても、差別や偏見を増長する技術の開発やお客様のビジネス領域に踏み込むような事業に参入することはありません。また、ITは企業活動や暮らしの隅々に浸透し、最も重要な社会基盤の一つとなっています。私達は、そのインフラの安定稼働や成長を支えるプロフェッショナルとして、緊張感と責任感を持つことが重要です。
■社員の成長
皆さんは、今までの経験も持っているスキルも一人ひとり、まったく違います。全員が同じようになる必要はありませんし、他の人と比較して一喜一憂する必要もありません。今の自分を客観的に分析し、今日よりも明日、明日よりも明後日と、少しずつ、自分の長所を伸ばし、足りない部分を補って成長してください。IBMは教育への投資や働き方改革をさらに進め、皆さんの成長を全面的にサポートします。
これから仲間として皆さんと一緒に未来を作っていけることを心から楽しみにしています。一緒に社会に役立つ変化を起こしていきましょう。
以上
日本アイ・ビー・エム株式会社
代表取締役社長 山口明夫
< https://jp.newsroom.ibm.com/2022-04-01-message-for-new-employee >