Microsoft Build 開幕: 現在と未来にインパクトを与える開発者を支援 (2020/5/20、ブログ更新のお知らせ)

※米国マイクロソフトからブログ更新のお知らせが来ました!

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Microsoft Build 開幕:
現在と未来にインパクトを与える開発者を支援
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※このブログは、米国時間 5 月 19 日 に公開された
“Microsoft Build: Empowering developers to deliver impact today and tomorrow”の抄訳です。
< https://blogs.microsoft.com/…/microsoft-build-2020-empower…/ >

コミュニケーション担当 コーポレートバイスプレジデント
フランク ショー(Frank Shaw)

通常であれば、この雲の多いシアトルの地で Build を開催できて良かったとお伝えするところですが、今回はそういうわけにもいきません。代わりに、今回はデジタル上で大規模なチームとなって全員が集結し、過去最大規模のイベントを開催することになりました。これには私も非常に興奮しています。
今までのような状況に戻って集まるのが待ちきれないと考えていましたが、Microsoft Build 2020 で学び、つながり、コーディングしたいという開発者コミュニティからの声が非常に多く寄せられ、その反応に正直頭が下がる思いです。

Build というイベント名は、この前例のない時代にふさわしい名前といえるでしょう。
ソクラテスはかつて、「変化の秘訣は、古いものと戦うことではなく、新しいものを構築することに全エネルギーを集中させることだ」と述べています。
開発者コミュニティは、組織や産業、コミュニティ、そして最終的に社会の前進を構築し再編成する英雄の地位に立つ次の波となるに違いありません。

マイクロソフトは今週、開発者の皆様の重要な役割を祝福すると共に、この危機的状況に立ち向かう皆様の不断の努力を称えたいと思います。
これまでマイクロソフトでは、皆様のニーズに応え、さまざまな新ツールやサービスを発表してきました。こうしたツールやサービスにより、即座にインパクトや価値を生み出せるようにし、組織や個人がより多くのことを達成できるような
イノベーションを促進してきたのです。

今回は、職場環境の進化に合わせてマイクロソフトがどのようなソリューションを用意したのかご覧いただけるはずです。ソリューションの中には、AI アプリケーションを倫理的かつ責任ある手法で設計し提供できるようにする新ツールの採用を支援するものや、接続性の高い生産性体験の構築を支援するようなものも含まれます。

今はインパクトや価値が最重要視される時でもあります。だからこそマイクロソフトでは、開発者がより多くのことを達成できるような文化をすべての企業で構築すべきだと考えています。今回の Build では、マイクロソフトが現在と未来における最大級の課題に取り組む開発者を支援しようと、コラボレーションおよび生産性ソリューションに投資していることもお分かりいただけると思います。(リンクは随時更新中)

また、マイクロソフトが未来をどう捉え、共に前進するにあたって何をしようとしているのかも見えてくると思います。

本日の発表内容を一部ご紹介しましょう。

・Azure Synapse Link:
これは、ワンクリックで運用データベースサービスと分析をリアルタイムに連携させるものです。データ移動の管理は必要なく、お客様の業務システムに負担をかけることもありません。これにより、最終的なコスト削減が実現し、価値のあるビジネスインサイトを入手するまでの時間短縮が可能です。
Azure Synapse Link は現在、Azure Cosmos DB にて利用可能となっており、今後は他の Azure 運用データベースサービスにも対応する予定です。

・Microsoft Teams 機能強化:
開発者が Visual Studio や Visual Studio Code から Teams アプリを構築し公開する際のエクスペリエンスが最適化されたほか、IT 管理者がユーザーに対し、Teams にてビジネスアプリケーションや ISV アプリケーションを検証、承認し、プレインストールできるようになりました。また、Teams でアプリを使う新たな方法も提供されます。

・Fluid Framework のアップデート:
開発者に向けオープンソース化するほか、Office.com および
Outlook for the Web 内の Fluid コンポーネント と Fluid ワークスペースがまもなく利用できるようになり、エンドユーザーが Fluid を体験できる初めての場を提供します。

・Azure Machine Learning:
新たな Responsible ML ツールを提供するほか、OSS ツールキットも用意します。
これにより、モデルの解釈可能性が高まり、データプライバシーと機密性を確保しつつ不公平さも低減できるため、お客様は AI モデルをより責任を持って展開できるようになります。

・仕事や学習だけでなく、つながりを保つために Windows 10 を利用する人が増えたことから、Windows 10 の月間利用時間(分数)が 前年比 75% 増となる4 兆分以上に達しました。現在利用されている月間 10 億台におよぶ Windows 10 アクティブデバイスに対し、開発者がより多くのイノベーションを提供できるよう、マイクロソフトは Project Reunion     
< https://blogs.windows.com/windowsdeveloper/?p=55728 >

を発表します。これは、Windows プラットフォームを統合して OS から切り離し、開発者が Win32 や UWP API で容易に統合できるようにするものです。

・Azure で構築された世界最強レベルの AI スーパーコンピューターを発表します。
これは、OpenAI と共同で開発した OpenAI 専用のスーパーコンピューターです。
大規模な分散型 AI モデルのトレーニングを目的に構築したもので、専用アプライアンスとしてのあらゆるメリットが備わっているほか、Azure の堅牢でモダンなクラウドインフラストラクチャとしての利点も取り入れています。

・最後に、マイクロソフト初の業界特化型クラウドソリューションとなる Microsoft Cloud for Healthcare をご紹介します。業界特化型ソリューションは今後も用意する予定です。Microsoft Cloud for Healthcare は、ヘルスケアやその他の業界の状況に対応するマイクロソフトのクラウド製品の既存機能をベースに構築されたものです。その一例が、さまざまな業界で一般提供されるようなった Teams の新予約アプリで、これにより企業や消費者とのバーチャル予約を入れて管理し、ミーティングを実施できるようになっています。
Teams は HIPAA コンプライアンスをサポートし、HITRUST 認定を受けています。

今回こうして集まってくださった皆様には感謝の言葉しかありません。
マイクロソフトは Build にて、皆様と共に何か新しいことにチャレンジし、共に何か新しいものを構築したいと考えています。

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