起業1ヶ月目の振り返り(つなぐIP)
こんにちは。つなぐIP株式会社CEOの
朝倉 和彦です。
2019年4月1日に起業して1年が経ちました。
今日は1年前のこの時期、つまり起業1ヶ月目
に何をしていたか、振り返ろうと思います。
起業を予定されている方や起業に興味の
ある方へ、僕が実際起業した1ヶ月目の
法人手続き関係、業務関係、プライベート、
に関する実体験をご紹介します。
ちなみに僕は法人の設立に関し、税理士など
士業に依頼をせず、1人で立ち上げました。
そのため「1人 社長」「起業 1年目」などで
ネット検索をした経験や本で調べたり、
知り合いの起業家に話を聞いたりなどし、
起業までの悩みや苦労を知っていますので、
僕の経験が少しでも起業の参考になると
いいなと思っています。
初めに簡単な僕の自己紹介です。
2019年4月1日につなぐIP株式会社を
設立し、知的財産アドバイザー事業、
起業アドバイザー、自社メディアの運営
などを行っています。
法人手続き関係
起業したことがない方は、起業の手順や
手続きがよくわからないと思います。
法人設立の準備にあたり定款の作成・認証
が必要ですが、それはまたの機会にお話を
しようと思いますので、起業1ヶ月目と
して、それ以降のお話をします。
法人設立の簡単な流れは、以下の通りです。
役所への手続きが必要で、各期限が決めら
れているので、注意が必要です。
【役所手続き(東京23区内の場合)】
①法務局→登記を申請した日=法人設立日
②年金事務所→登記から5日以内に手続き要
③都税事務所→事業の開始の日から15日以内に手続き要
④税務署→登記から2ヶ月以内に手続き要
※雇用がある場合は、労基署やハローワークにも届け出が必要です。
法人を設立するには、法務局へ登記申請をする必要がありますが、登記申請にあたり、登録免許税として以下の金額が必要となります。資本金1円から法人を設立できるようになっていますが、資本金とは別にお金がかかります。
【登録免許税】
株式会社の設立の場合→最低15万円
合同会社の設立の場合→最低6万円
※電子定款でない場合、別途収入印紙4万円
僕の体験談ですが、法人設立の当日、今日が会社の設立日になるのかと、少し嬉しい気持ちで法務局に登記申請の手続きをしに行きました。
ただ、当然ではあるのですが、当日は法務局の方があっさりと登記書類を受領して終了です。
会社の設立について、思ったより感慨にふけることがなかったことを覚えています。皆さんそんなものなのかもしれませんね。
それから、4月に法人を設立する人は多いらしく、法務局の方には法人登記が完了するまでに2週間ほどかかると言われました。
法務局の方には、提出書類に不備などがあるとその間に連絡があると言われましたが、特に連絡がくることはなかったです。
後日、法人番号という13桁の番号が法人に付与され、通知書が届くのですが、設立登記完了日の翌稼働日の夕刻に、以下の国税庁のサイトにも掲載されます。
【国税庁 法人番号公表サイト】
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
法人の設立登記が完了すると、登記事項証明書が取得できるようになるので、法務局で印鑑カード登録、印鑑証明書含め取得します。
登記事項証明書は、年金事務所と都道府県税事務所への手続きに必要となります。
年金事務所では、健康保険・厚生年金保険新規適用届の手続き、都道府県税事務所では、法人設立届の手続きが必要です。
※法人は、社会保険への加入が必須です。
(役員報酬が0の場合など、例外はあります。)
各手続きの期限が設定されているので、速やかに手続きをする必要があります。僕は結構ギリギリに手続きをしていました💦
起業をすると、年金事務所や、税務署、都道府県税事務所、法務局など手続きをする機会が増えますが、一括で手続きを出来るようにしてほしいなと思うことが多々あります。
業務関係
(起業時に知り合いのカメラマンに宣材写真を撮ってもらいました)
事業としては、知的財産アドバイザーや、起業アドバイザーなどを行っていますが、起業1ヶ月目は、他に以下の業務にも時間を割きました。
【主な業務】
①HP作成
②オフィスの法人契約
③名刺作成
④銀行口座開設
⑤資料作成
⑥商標登録出願
①HP作成
法人設立前の3月中旬頃から取り組み、自社HPを2週間ほどで自分で作成しました。起業するにあたり、簡単なHPでもいいので、あった方がいいかなと思います。
②オフィスの法人契約
法人設立の前に個人でオフィスを契約していましたが、法人登記完了に伴い、契約を個人から法人に変更しました。
③名刺作成
営業するにあたり、名刺は必須ですよね。費用もあまりかからないですし、すぐに作成しました。
ただ、肩書に若干悩みました。代表取締役社長とするかCEOとするか。本人以外気にすることはないと思いますが、日本語表記は代表取締役社長、英語表記はCEOとすることで落ち着きました。
④銀行口座開設
銀行口座開設の選択肢としては、大手都銀、信金、ネットバンク、郵貯といったところです。ただ、大手銀行は月額基本料が数千円かかったりします。
僕は月額基本料がかからないネットバンクを選択しましたが、郵貯もいいと思います。銀行口座の開設には2週間はかかりますので、早めに手続きをした方がいいです。
(審査に落ちることもあります。)
⑤資料作成
起業前に資料を作成していても、よりお客様に伝わる表現になるようにちょちょく手直しした方がいいと思っています。そのようなこともあり、営業資料や会社資料などをブラッシュアップしていました。
⑥商標登録出願
自社のサービスを商標登録出願しました。せっかく起業したのに、自社のサービス名が使用できなくなるのは嫌ですよね。数万円でブランド名を守れると思えば安いものですし、商標登録は早い者勝ちです。
商標ゴロと言われる人がいたりしますので、気をつけていないと自分のサービス名が使用できなくなる可能性があり、注意が必要です。
j-platpatという無料のサービスで、商標検索できるので、サービス名が他人に商標登録されていないか調べてみるといいと思います。
プライベート
起業してからは、会社の収益と費用を気にするのはもちろんですが、プライベートもだいぶ節約するようになりました。
コロナの自粛に関係なく、好きなスタバも去年の今頃から行ってません💦
ご存知かもしれませんが、基本的に代表取締役は給料の代わりとなる役員報酬が毎月同額支給されます。株主総会を開催して金額を決めますが、1年間の収入は決まっているわけです。
そんなこともあり、入が決まっている以上、出を抑えることを考えます。
僕の場合は、食事は自炊、飲み物はお茶を作る、無駄な外食は極力しないといったことを心がけています。
そのため、起業1ヶ月目はお昼は会社に水筒とお弁当を作って持っていっていましたね。コンビニにいくこともほとんどなく、極力無駄なお金は使わなかったです。
あと、プライベートや土日関係なく、ほぼ毎日夜中まで仕事をしていました。まぁ今もあまり変わりありませんが。
起業1ヶ月目は、結構知り合いが起業を祝福してくれたり、起業の相談に乗ることや、飲みに行く機会も多々ありました。そういったことはいい気分転換にもなります。
他にもビジネスの相談や引き合いの話など、ありがたい話や今後につながる話をいただいたり、色々と忙しかったことが今日の事のようです。
ただ、起業をすると相談できる相手がいなかったり、失敗することも結構あったりします。そのことは、また別の記事で書こうかなと思います。
何となくとりとめのないことを書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも起業のイメージにつながりましたら、嬉しいです。
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