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ガジェットオタクにはわからない腕時計としてのApple Watch ultra2ブラックチタンモデルの魅力

今回私が予約した
Apple Watch  ultra2ブラックチタンは、私はブラックチタンだから購入しました。

ナチュラルチタニウムモデルでは購入していません。

単なる色が黒いという意味ではありません。
Apple公式サイトでは


Apple Watch Ultra 2の新しいブラックチタニウムの仕上げは独自のブラスト加工により実現していて、グレード5チタニウムにダイヤモンドライクカーボンを物理蒸着してコーティングすることで、傷に強く、耐久性が高くなっています。背面クリスタルは仕上げに合わせた暗い色のジルコニアで作られています。


と書かれています。


実は1980年ごろから時計業界でも使われるようになった新素材がチタンです。

軽くてサビにくくアレルギーも起こりにくいため、チタンは時計にとって理想的な素材と言えるでしょう。

しかし加工が難しいため、なかなか普及しませんでした。今でもチタンの時計が高価な理由です。

そんなチタン素材ですが、大きく言うと、現在2種類のものが使われています。

それがグレード2と
グレード5チタンです。

一般的に純チタンと言われるものが前者、後者は混ぜ物をしたチタン合金になります。

素材としての特性に優れるのはグレード2。
しかし、加工がしにくく

高級な仕上げが
与えられないため

現在は多くのメーカーが
グレード5を使うようになりました。

高級な仕上げが与えにくいため、かつてチタン素材と言えばステンレススティールに質感が劣ると言われていました。

しかし、今ではグレード5を使ったものであれば、見た目はほぼ遜色がないと言って良いでしょう。

素材の特性もグレード2と大きく変わらなくなった、と言われています。

なお、チタン素材を使った高級時計として知られるのが、
リシャール ミルです。

ブラックチタンモデルだと3083万円くらいお得なモデルです。
億を行くのもあります。


そして2022年に発表されたロレックス(ROLEX)の「ディープシー チャレンジ 126067」、そして2023年に発表された「ヨットマスター42 226627」によって、チタン製腕時計への注目度が高まっています。
海水にも強いチタン。

①鉄やステンレスの60%ほどの軽さ
②鉄の約2倍の強度
③鉄やステンレスと比べ約2倍の柔軟性がある
④耐食性が高く海水耐食性ではプラチナと同等
⑤金属の中でも有毒性が低く、金属アレルギーの原因になるイオンの発生が少ない

と言ったメリットがあります。

グレード5チタンは、チタン90%、アルミニウム6%、バナジウム4%の構成でできた合金素材で、グレード2チタンと比べ、ステンレスに近い色合い、表面硬度が高く傷つきにくい、加工がしやすいなどのメリットがあります。

どの基準で判断するかによって変わってはきますが、
腕時計用の素材としては、
グレード5チタンが上位素材とされています。

ちなみに
ロレックス(ROLEX) ディープシー チャレンジ 126067はグレード5のチタンですが
「定価」で367万円になります。

今の中古売買では、約800万円


安価なものではシチズンからも大人気モデルでブラックチタンモデルが出ています。なかなか手に入らない腕時計ファンも多いこのモデルはお手頃で

16万円です。
Apple Watch  ultra2ブラックチタンモデルよりも3万円高い感じです。

なぜシチズンのコレが手に入らないかと言えば価格がお得だからで

このくらいブラックチタンモデルは価格がするのと
やはり大量生産出来ないので

「ブラックチタンは腕時計の世界では限定本数のプレミアム」

な価値感を保つものです。

腕時計ファンにとって
スポーツ Watchファンにとって

ブラックチタンモデルは
本当に特別な意味があるのです。


Apple Watch ultra2
ブラックチタン
のこだわりが
腕時計ファンならば
わかります。

Apple Watch ultra2ブラックチタンが高いと言われる人も多いですが、チタンは高級素材であり時計では最高峰のスポーツ Watch素材なのです。

ブラスト加工という宇宙船にも使われる加工をAppleが独自で開発して更に極みを上げてブラックチタンを美しい仕上げており、ダイヤモンドライクカーボンを使っています。

DLCは「Diamond-Like Carbon」の略であり、「ダイヤモンドのようなカーボン(炭素)」と表されているように、ダイヤモンドと似たような特徴を持つ炭素材料です。

具体的には、ダイヤモンドとグラファイト(黒鉛)両方の結合構造を併せ持っている、アモルファス構造(非晶質構造)の物質が、DLCです。

少し難しい話なので
そもそもの炭素素材の話をすると

炭素材料のなかで代表的な存在として、ダイヤモンドがあります。

ダイヤモンドは透明度が高く美しい光を放つことから宝石としての魅力を持つほか、天然素材としては最も硬い物質としても有名です。

また、グラファイト(黒鉛)は鉛筆の芯や車のブレーキパッドに使われ、リチウムイオンバッテリーや乾電池の電極としても使われています。
このように、炭素材料はさまざまな姿と特性を持っています。
有名な素材「カーボン」の一種と言えばわかりやすいかもしれません。

このなかで、ダイヤモンドとグラファイトは自然界にも存在する物質で、全く別の特性を持ちながら炭素原子の結合構造だけが異なる炭素材料です。

このダイヤモンドとグラファイトの結合構造を合わせることで、中間的な特性を持たせたものがDLCという事になります。

先程のグレード5のブラックチタンをブラスト加工した後に
ダイヤモンドのようなカーボンでコーティングしているのですから、時計としても、素材としても素晴らしいモノであることはわかります。

セルラーでもないGPSだけのアルミニウムのApple Watchを買うこととは、そもそもの次元が全く違う話になります。

Apple Watchは
365日24時間
ほぼ装着するモノ


ですから

やはり、モチベーション上がる
高級感は
次元が違う満足感があります。
腕時計としても最高峰です。


Apple Watch ultra2ブラックチタンのApple公式サイトでの説明を見て、興奮しました。
「この価格で買えるのか!」

という「お得感」からの
Appleへの興奮です。

しかも背面クリスタルは仕上げに合わせた暗い色のジルコニアで作られているとのこと。

ジルコニアは別名人工ダイヤモンドと言われています。
Apple Watch ultra2ブラックチタンモデルには、暗くてブラックダイヤモンドのような光沢に仕上げているわけです。

Apple Watch  ultra2ブラックチタンモデルは一言で言えば

「カッコいい」



ですが、ちゃんと腕時計としても、アウトドアスポーツ Watchとしても、素材から加工から仕上げまで「しっかりと一流」であることがわかります。


他のメーカーのスマート WatchとApple Watch  ultra2ブラックチタンモデルを比較するのは

ちょっとどうかな?と思っています。

AppleがApple Watchの ultra2として「ブラックチタンモデル」を出した意味。
それはやはりApple Watchがちょうど10周年で、記念すべきモデルとして

「チタンブラック」モデルを選んだことに、腕時計へのオマージュを感じました。

あえて ultra3ではなく

腕時計の最高峰である
ブラックチタンをブラスト加工してダイヤモンドライクカーボンで包み、ジルコニア仕上げで背面クリスタルにした。

そのAppleのApple Watchが
世界で一番売れている時計なんだ。そしてブラックチタンモデルを出した。というApple Watch10周年という節目の
考え方のAppleが凄く好きです。


単なる黒色が出ただけ。


ガッカリしたという人も
いるみたいですが
それはガジェットオタクの心理としてわかりますが、「腕時計」としての価値は多くの腕時計ファンを唸らせたと思います。


docomoでオンライン予約を発売日の9/20にしても、もうすぐ1ヶ月ですがまだ入荷連絡ないのが、人気なのがわかりますし

やはり、高度な技術と高価な仕上げなので普通よりも製品化に時間がかかるのもわかります。


このモデルで
15万以下でこだわりのベルトまで付いているわけですから
コスパ良いと思います。

安いAmazonのベルトに交換したくないので、ベルトだけでもかなり高価なApple純正のオーシャンバンドで使用します。

今回おすすめのチタンベルトはカッコいいしAppleのこだわりが詰まっていますが、私はG-SHOCKにオマージュしている人なので、使いづらくても単なる高級感だけでなくスポーティなオーシャンバンドの黒一択です。

周りから目立たなくて良い。
自分だけが身に付けていて
モチベーション上がるのが
「腕時計」の本質なので。


そしてApple Watch  ultra2
ブラックチタンモデルを予約したのはそこにプラス

Apple Watch ultra2独自の文字盤があったからです。

この話はまた別の機会に。

あそうそう

iPhone 16Proを購入した理由のひとつにフレームにチタンが使用されているのも理由にありました。
性能やガジェットオタクの基準だけではない

⚫︎「製品としての価値」

カバーしてりゃ一緒という
ザクッとした人間もいます。
それはある意味正しいのかもしれません。

Apple製品のそもそもの
スティーブ・ジョブズや
ジョナサンアイヴがもっていた
「デザインの美しさ」や「工芸品」としての「美意識の価値」など

人間の技術の極みのようなものを否定するのか?オマージュするのか?

クリエイターなのか?
単なる消費者なのか?

価格だけで判断するのか?
が問われると思っています。

もちろん多種多様な時代なので
価値観はそれぞれですが。


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