越生の佐藤酒造店の1枚の写真
佐藤麻里子 杜氏が、アップしたこの1枚の写真が、
実は僕は大好きなんです。
この場所の角度の写真」は、行った事がある人が
佐藤酒造店の酒蔵が大好きならば、わかる角度の写真です。
ちょうど、佐藤麻里子 杜氏の背中には黒山三滝を背中に。そして酒蔵の直売所を背中に。
右の道路は、下は、越生の町や越生駅になります。
越生は関東の真ん中と言われる場所に位置しますが。
ちょうど、太陽が昇る、右方面は、「都会」がある場所でもあり、佐藤酒造店の山の上の方からみれば
「下界」にも、見える位置だと思うのです。
左の建物が醸造蔵です。
蔵人の朝は早い。
酒米の蒸し作業の前かもしれません。
「いよいよ」「これから醸すぞ！」と気合の入る前かもしれません。
そんな気迫さえ漂う時間に「佐藤麻里子 杜氏」が
「毎日観る風景の美しさ」に見惚れる。
自分の家の朝焼けを写真に収める。その佇まいが
「これから醸す責任者である杜氏の心根」を映すように。
僕には見えるからです。
写真には、雨上がりの、路面に反射する光が写っています。それは「夜明け」の街灯の光と「朝焼け」の光が入り混じった。「過去」であり「未来」を映す写真にも見えます。
この写真の何百倍も、佐藤麻里子 杜氏には
美しく気高く、がんばるぞ。を言葉ではなく
一枚の自然の中に見出したのではないか？
と僕は思うのです。
佐藤麻里子 杜氏は、この場所で生まれ
この場所で「酒蔵の蔵元の娘」として生まれ。
今はこの場所の「杜氏」でもあります。
ずっとずっと「生きていく」これからの風景です。
佐藤麻里子 杜氏が感じたモノ。見たモノが
収まっている素敵な写真で、僕が好きな1枚です。
これから素晴らしい杜氏になっていくだろうな。
地酒は「人」が醸すクリエイティブな仕事です。
朝1番の1番大事な場面に心にある確かなモノ。
佐藤酒造店を僕が応援する小さな事であり大きな出来事です。