1844年弘化元年から梅と共に生きる酒蔵の話 「佐藤 杜氏」❸

週刊文春 

「ほぼお酒を飲まない」女の子が
埼玉県初の蔵元女性杜氏に

「高校生のときから、酒蔵の直売所で販売のお手伝いをしてました。」と、サバサバした口調で話す佐藤麻里子さん。
埼玉県越生町で175年続く「佐藤酒造店」の長女で、国内でも珍しい蔵元女性杜氏のひとりだ。
大学時代はシステムエンジニアを目指し、
「車の運転とカメラが趣味」という
「ほぼお酒は飲まない」女の子。
ところが、直売所でお客さんと話すうちに
お酒の中身が気になり、大学に通いながら
埼玉県酒造組合が主催する酒造り学校に通いはじめ、日本酒を見る目が一変した。

「仕込んだお酒が完成する頃、酒造りを一から自分で手掛けたいって強く思ったんです。とくに感動したのは麹づくり。蒸したお米にふりかけた麹菌が、1時間おきに表情を変えていく様子が面白くて。気温や湿度によっても味が変わり、答えがないところも楽しいなと思いました。」

入社2年目の2015年。埼玉県初の女性杜氏に。
代表銘柄「越生梅林」の新シリーズとして
日本酒になじみのない女性に向けた
「まりこの酒」をリリースするなど、
若い感性で新しい酒づくりに挑戦する。

仕込み期間中は毎朝4時に起きて蔵に直行するが
「休みができたら、近所にオープンした
ムーミンパークに行きたい(笑)」


さとうまりこ
1991年生まれ
大妻女子大学在学中に「彩の国酒造り学校」で
2年間研修。現在7代目となる弟と
同世代の蔵人とともに酒造りにまい進中だ

朗報です!
佐藤酒造店のお酒が
オンラインで買えるように、なりました。
公式HPのサイトです。是非一度お立ち寄り下さい。
なんと!記事掲載の「まりこの酒」も。
今ならお買い求めできます。

これですね!

いいなと思ったら応援しよう!