紅の豚のココが最高!
朝の気温もだいぶ落ち着いてきて夏の終わりを感じるようになった今日この頃。
夏の間に観直しておきたいジブリ映画があった。
「紅の豚」である。
これまで何度も観てきた映画ではあるが、40歳を過ぎて何だか無性に観たくなってきてしまったので
近所の図書館でDVDを借りてきた。
本当はブルーレイをTSUTAYAで借りてみたかったが・・・それはまた今度にしよう。
ジブリ映画はどれも好きだが、これまで何が好きかと聞かれた時は大抵「魔女の宅急便」か「風立ちぬ」と答えていたが
今後は「紅の豚」もラインアップに加えよう。それくらい素晴らしい鑑賞体験だった。
どこが素晴らしいか?
好きなポイントを3つに絞ってみる。
美しいアドリア海の舞台
魔女の宅急便でも出てきた白い外壁に赤い屋根で統一されたドゥブロブニクの街並み。人々が古くから景観を維持しているだけあって普遍的な美しさがある。人生で一度は行ってみたい。老後に・・・とかではなく健康なうちに行ってみたい。
男のロマンが詰まりまくった青春譚である
詰まりまくりで文章がまとまらないのでさらに箇条書きで書く。飛行艇に乗ることでしか自己表現ができない不器用な奴らがわちゃわちゃ集まって青春をしている
ジーナに心配されても空を飛ぶことをやめず男のわがままを貫き通す豚に対して全男が憧れる
そんなバカな男たちに対してもジーナは最後に包み込んでくれる。男にとってかなり都合のいい理想の女性
ポルコの壊れた飛行艇を修理する時のみんなで飯食ってわーっと直すモノづくりベンチャー感
フィオがかわいい
これも男(はやお)が思い描く理想の女性像なのかもしれないが、根明でカラッとした性格で技術もあるなんて最高じゃあないっすか。特に印象深かったフィオのシーン。ポルコに飛行艇の修理依頼をキャンセルさせられそうになった時、真っ向から反論するのではなく、ダメな理由を明確に聞いていたのが勉強になった。
ポルコも幼い時、優秀な飛行艇乗りだった事例をあげて、あなただってそうだったでしょ?自分も自信があるから、と自分が断られるのは経験値によるものではないというところに論点を置いて反論しているのは交渉術として参考になった
飛行艇乗り全員から好かれるアイドルである。ポルコが負ければフィオがカーチスと結婚すことになるのだが、最後の決闘シーンなんてポルコがダウンしても審判役がカーチスにフィオが取られないようにカウントしないのである。
ポルコとカーチスの決闘は全体的に茶番なのだが、エンディングのフィオのセリフでかけがえのない青春だったねということに気づくのである。
とまあ、取り留めのない感じ感想を書いたがエンディングの「時には昔の話を」の歌詞も染み入って若い頃のエネルギーをみんなでぶつけ合って生きていたよね!とノスタルジーに浸れる永久不滅の作品なのであった。
より若い頃でしか経験できないこともあるのでみんな全力で生きようぜ!
ノスタル爺になってしまいそうだが定期的に観直すようにブルーレイ買おうかな・・・
いやいや死ぬまで青春ではあるので40歳過ぎてからも頑張る!