転職がちらついたら最初にやること
思いついたら転職してしまうくらい、転職慣れしているヘビが、簡単に転職活動で最初にやることをまとめてみました。過去全て、待遇アップを経験しているので、もっと誰かのためになればと思い、友人からよく相談されている時のお話をまとめてあります。
転職の軸を決める
転職の軸とは、自分が転職でどうなりたいのかということです。待遇アップなのか、キャリアアップなのか、現状から飛び出したい理由など、人によって様々なので、ここを最初にしっかり決めることをいつも話しています。
よくある転職の軸から優先順位をつける
いきなり軸を決めろと言われても困ってしまう人が大多数だと思います。ただ、自分自身に問いかけているうちに優先順位は見つかっていくものです。
転職の軸の例
(年収、社風、風通しの良さ、学閥、残業時間、将来性、フレックスタイム、世の中の役に立つ仕事、やりがい、勤務地、社内教育制度、規模、肩書、専門スキルを身につけられる、職場の雰囲気、尊敬できる上司、仕事の難易度、職種...etc)
ブレやすい軸、ブレにくい軸
例では、箇条書きで転職の軸を上げてみましたが、大半の人でいうと、「年収、勤務地、職種」あたりは最低限固まっているかと思います。これらは、自分だけに関係する内容、つまり入社後も変化が少ない項目なので、ブレにくい軸となります。
反対に、ブレやすい軸とは、「やりがい、職場の雰囲気、上司」など主に人に関わる部分です。ここを曖昧にして転職を決めてしまうと、転職後も後悔してしまうケースが多いです。
どうやって転職の軸で優先順位をつけるか
入社後も変化する可能性がある、ブレやすい軸で優先順位をしっかり決めることをオススメしています。なぜかというと、ブレにくい軸は既に決まっている事が多いからです。
さっき挙げた「年収、勤務地、職種」については、何も希望が無い人であれば、年収→現状維持、勤務地→住んでいるところから電車で1本、職種→現状維持、のようになると思います。唯一職種だけは、変えたい人も多いと思いますが、そうなると未経験からのスタートになるかと思うので、その場合はさらにブレやすい軸が重要になってきます。
そもそもブレにくい軸「年収、勤務地、職種」は、書類選考を送る段階で弾ける項目なので、転職活動中に軸が定まっていく事も多いです。
ブレやすい軸が重要な理由
ブレやすい軸とは、人や環境に関わる部分の事を言っています。ご自身のキャリアの段階で、関わりたい人や環境は日々変わっていくと思います。私自身、会計の仕事をずっとしているのですが、そういった場合だと会社の規模感でそもそも経験できる幅が限られてしまいます。
また、転職がチラついた人は、人間関係や環境の変化を求めている人が多いと思います。それらは自分自身も、会社自身も変化しやすい部分なので、転職したあと後悔しないように、できるだけ具体的に軸を決めるのが重要になっていきます。
転職の軸を明確にする例え
よくやりがいを求めて転職したいという声を頂きますが、よくよく聞いてみると「風通しの良い職場→どんな事を風通しが良いと感じるか?→仕事の相談をしやすい環境→尊敬できる上司がいるかどうか」と掘り下げられたりします。この例で言えば、面接時に質問すれば、ある程度雰囲気が分かるのではないでしょうか。
やりがいなどではなく、年収や残業時間などの待遇だけを求めた転職であれば、条件を検索して転職するだけなので、転職の軸はすぐに決まってしまいます。待遇のみが転職の軸である場合、アルバイトを探す感覚に近いです。
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