会計の領域について
そもそも会計とは?
会計とは、会社の数字を見てもらうための集計ルールです。
会計の領域
そんな会計の領域、つまり種類は大きく分けて2つあります。これは、見てもらう人によって種類が分かれていきます。1つ目は制度会計。制度会計は基本的に法律なので、守らなければいけません。2つ目は管理会計。こちらは企業内部で使うルールなので、制度会計ほど細かいルールはありません。
個人の会計・経理業務
個人の会計・経理の特徴とは?
個人の会計・経理の特徴は、「確定申告」という処理にすべて詰まっており、会計の処理も「確定申告」で使われる所得税法に寄っているということです。また、サラリーマンに関しては年末調整で処理が終わることも多く、「確定申告」をやったことがない人も多いのでは無いでしょうか。
ただ、個人の「確定申告」について詳しくなると、誰もが払っている所得税、住民税がどういった仕組みで計算されているのかが分かるので、得をする方法も分かっていきます。
法人の会計・経理業務(制度会計)
制度会計の特徴とは?
制度会計の特徴は、法的なルールであるということです。法律ではないですが、会計基準というものがあり、制度会計の中心はそこに詰まっています。それぞれの法律には、会計基準を守るように、とコメントがあるからです。
また、中小企業の会計は、社長が一人株主であることもあるので、申告業務の手間を簡素化するために、法人税法に寄せていることが多いです。
上場企業の会計は、金融商品取引法の関係もあり、投資家(株主)目線で細かく会計基準を守る必要があります。なので、会計と税金の計算がズレてしまい、税効果会計を適用してズレを合わせる必要が出てきます。
法人で共通しているのは、会社法と法人税法。これは規模感に関係なく、守るべき法律です。金融商品取引法は、主に上場している会社が守るべき法律です。
法人の会計・経理業務(管理会計)
管理会計の特徴とは?
管理会計の特徴は、法的なルールでは無いというところです。また、管理会計を重視している企業は、組織として大きくなっていることが多く、社内の経営企画室などで計算しています。
管理会計は法律ではないものの、売上や経費を分析するために必要な要素が詰まっているので、ビジネスをする上で重要な役割を担っています。
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