ふるさと納税の使い方
こんにちは!
全国の皆さんに、敦賀市を応援していただき、
2020年度のふるさと納税は、34億円でした。
全国の皆さんの、敦賀市に対する応援の気持ちや、ふるさとを思う気持ち、本当にありがとうございます。
皆さんからのご寄付については、経費などを引いた額である13.5億円をふるさと応援基金として積み立てていました。
13.5億円のふるさと納税での寄付金の使い道
ふるさと応援基金に積み立てた 13.5億円については、寄付者の皆さんの気持ちに寄り添う事業に充当するため、約1年間かけ、どんな事業に寄付を充当したら良いのか?を市が検討してきました。
その結果が、2022年度(令和4年度)の当初予算となって市から、議会に提案されましたので、前川なりに寄付者の気持ちになって、寄付額がその事業に使用されて良いのかどうか?を考察しました。
考察の内容については、敦賀市財政課の職員さんとずっとやり取りをして、お互いの想いや認識を共有してきたつもりです。(つもり)
考察内容をメモを下記に。
実際に、上記の考察メモは、敦賀市財政課にお渡ししました。
自分の考えは、自分の字と言葉で伝えることが大切だと考えています。また、財政課の意見についても、よくよくお聞きしました。
ほぼ、財政課と私とは、同じ考えだったのですが、所々では「考えが甘いんじゃないかな?」というところがあったので、「寄付者の気持ちになってみてよー、そりゃアカンでー」と。
何度か、交渉を行ったので、お互いの意見は共有され、いい感じにまとまった交渉(話し合い)になったのかな~と勝手に思っています。
交渉の中では、財政課と私とで、一つだけ大きな違いがありました。
それは、敦賀市がふるさと納税を実施する理由です。
財政課は、地元の食材を全国にPRし、地域経済の活性化・・・、という理由でふるさと納税の実施を考えていましたが、
いやいやいやいや、そこ違いまっせ!!!とだけ、おもいっきり訂正しておきました。
下記は、ふるさと納税の理念です。
ふるさと納税の理念が一番大事です。
上記の理念を簡単に説明すると、
ふるさと納税は、ふるさとを応援する制度
自治体(敦賀市)から見えれば、
ふるさと納税は、ふるさとに応援してもらう制度だから、自治体は返礼品を送る義務は全くありません。
実際に、数年前まで敦賀市は返礼品を送っていませんでした。
2008年に、ふるさと納税がスタートした頃は、寄付者にお礼状を送る自治体がいるぐらいで、返礼品を送るという習慣はなかったそうです。
時間が経つにつれ、地元の特産品をお礼の品(返礼品)として送る自治体が登場し、近年になって、寄付者に対して、お礼の品(返礼品)を送るというのが一般化してきたぐらいなので、お礼の品を「送る、送らない」は自治体の自由。どっちでも良いということです。
お礼の品(返礼品)はあくまでもお礼の品なので、感謝の気持ちを品として、寄付者に送るものです。
なので、お礼の品は自治体が寄付者に最大限の感謝の気持ちを伝えるための贈り物であることから、「返 礼 品」 と呼ばれています。
自分に返礼品を置き換えると、
例えば、
新築祝いに、親戚から「新築祝い」をいただいた。
そのお礼として、お礼の品としてお菓子とか、ちょっとしたものを持参して感謝を伝えに行きませんか?
それが、お礼の品です。
なので、お礼の品はあくまでも自治体からの、お礼の気持ち、感謝の気持ちなので、気持ちの部分です。
なので、返礼品を送る、送らないは、自治体の気持ち次第ということです。
寄付者に対して、手書きのお礼の手紙を感謝を込めて書くだけでも良いでしょうし、
お礼の手紙よりも、お礼の品の方が、感謝の気持ちが伝わると思うのならお礼の品を送るといった具合で良いと思います。
お礼のあり方、感謝のあり方を巡り、国が自治体に介入してくるようなことがあるようですが、地方分権の時代に、いったい何を考えてるんやろ?と不思議に思います。
それは、さておき本題に戻ります・・・・・
ふるさと納税を実施する理由は?
ふるさと納税を実施する理由は、
・ふるさと敦賀を離れた方から応援していただく。
・全国の方から敦賀を応援していただく
そのために、ふるさと納税を実施します。
敦賀を応援していただけるように、全国に、敦賀の魅力をPRするということになりますが、これは手段ですね。
しつこいようですが、もう一度
自分が、1万円の寄付金をいただいたら、どうする?
自治体が、1万円の寄付金をいただいたら、どうする?
って、考えていくと、寄付金の使い方は、とても大事に使うようになりますよね?
ふるさと納税の寄付が集まる窓口は市役所になっていますので、寄付の恩恵を得る敦賀市民を代表して、寄付者に対し、お礼の手紙や返礼品などで、最大限の感謝を伝えることや、寄付の使い道をしっかりと寄付者にお知らせし、「あ~、敦賀に寄付をして良かったな~」と思ってもらえる寄付の使い方、お礼の仕方をしてほしいなと思っています。
それでは、また