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致知2011年7月号「総リード 特集 試練を越える」を読んで


天が試練を与えてその人を試す。というが、現代の人は、「天」という概念をあまり使わなくなってしまったように思う。善悪という人間の価値判断を超越した天の働きというものは、人生のいくつかの出来事で感じることがある。複雑な世界の状況を見たり、過去の歴史をふりかえれば、こんなに厳しい試練を与えるとは、どういうことなのかと考えてしまうことばかりだ。同時に、今の自分にふりかかる試練などたいしたものではなく、乗り越えて、真剣に人生を歩まなくてはならないと思う。

この文章は、2011年7月号の誌面の記事であり、「我が国にある未曾有の大災害の渦中」とは、東日本大震災ををさしている。あれからまもなく13年。私たち、建設業を中心とした活躍により、復旧、復興は見事に果たされた。だが、ここで書かれている戦後の日本人が持っていた勤勉性と忠誠心は、今も残っているのだろうか。

”強烈な努力”。ぐだぐだ言わず、一筋の思いでやり切る力。

甘えがちな自分の中にも、日本人の精神が入っている。きちんと目覚めさせて、社会の為、人の為に、役立つように使っていきたい。

社長になり丸5年が経過した。昨年、会長が亡くなり、自分の責任を約束を果たすという形で、毎日果たすべき環境におかれたと強く感じている。一日一日を一所懸命に、くさらず、へこたれず、やりきっていく。


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