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フェミニズム入門ブックを買った日のこと。
『シモーヌ』という現代書館から出ているフェミニズム入門ブックを買った。
スマホで検索すればすぐにわかるタイトルを思い出すのも億劫で、駅前の大型チェーン店の検索機に「フェミニズム」と打ち込んだ。
刺激的なヘイトと街づくりについての講演を聞いた後で、他のことに頭を使いたくなかったから。
あまり期待もしていなかったのに、シモーヌは検索順位2位。棚は「no.46 フェミニズム/ジェンダー」。
ここで頭のスイッチが切り替わった。
この本屋にフェミニズム棚なんてあった?
都内とはいえ郊外の本屋に入荷してるの?
でも機械が示した通路を曲がったら、両腕をかるく広げたくらいの棚が「フェミニズム/ジェンダー」で、その半分はLGBTについて。シモーヌは2冊入っていた。
喜ぶべきか、悲しむべきかよく分からないまま通路を戻ったら、目の前に見えたのが「女性の生き方」というような棚だった。
思わず振り替えって、それからしばらく何故学術書ばかりではないフェミニズム棚と女性の生き方棚がわかれているのか理解しようと考えてみたけど、私にはわからなかった。
おそるおそる女性の生き方棚に並んだ本を眺めてみたけど、ダイエット、花の飾り方、ファッション、占い、エッセイ、子育てなんかの本が並んでいて、当然その隣に男性の生き方なんていう棚はない。
私はInstagramでコミックエッセイを読むのも好きだから、その棚のなかにもフェミニズムと題していなくてもかなりエンパワーメントな、リベラルな、そして生々しい女性たちについての中身の本があるのは知っているけれど。
シモーヌはここに並んでいても良いんじゃない?
生きていくことに悩んだり苦しんだ時、フェミニズムっていう選択肢が全ての性の人にあったら良いと私は思うんだけど、そのためには圧倒的に量が足りないんだってことを実感して。これは躊躇ってる場合じゃない、玉石混淆の石ころにしかなれなくても、とにかく何か書かなきゃと思ってとりあえずnoteをはじめてみた。
大昔につくったブログにはとりあえず目をつぶって(飽きっぽいんだ私は)。
それで、つまりこれが、私がこの本を手にとってレジに向かうまでに考えたこと。