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魔法が起きる場所②-2 (御厨人窟)

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室戸岬にある『御厨人窟(みくろど)』で小さな石を4個拾った私に、「石が元の場所に戻りたがっている」という観えない世界からのメッセージが届きました。詳しい事が知りたいので、すぐにメッセージをくれたBさんのお宅に姉と二人でお邪魔しました。

彼女は訪れた私を見ると「やっちゃいましたね!」的な顔で、
「どうして石なんか拾ってきたの?」と私に聞きました。
「ちゃんと神さまにお願いしてもらってきたのよ。。。」と私。
「神さまにお願いしたけど、石の気持ちは聞かなかったのね?」とBさん。
「えっ? い、石に気持ちを聞くの?」
「そうよ、石には意思があるってコト、知らないの?」
「えっ? じゃぁ、石は拾われたことを嫌がっていたってこと?」
「う~ん、たぶん一度はこちらの土地に来てみたかったんじゃない?飽きた から還りたいって思ったのかも。」
「飽きたって。。。それじゃあ石は拾った場所に還しに行けばいいのね?」
Bさんは少しチャネって声なき声を聞いていましたが、
「海岸線のどこかに還せばいいみたい。」と答えました。
「海岸線のどこかって、いったいどこよ?」
「そこまでは分からない。海岸線としか出てこない。貴方ならどこか分かるでしょ?探してみて。」と彼女。
私はクラクラしながら彼女に問いかけました。
「ねえ、高知にある海岸線がどれだけ長距離なのか分かって言ってる?」
「私が言ってるワケじゃないから。。。とにかく自分で調べてみて。」
「・・・・・」

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黄色で示された高知県の海岸線を見てください。お遍路さんが、歩いても歩いても同じ景色しか見ることが出来ない「札所巡り 魔の海岸線」の長さ。
この海岸線のどこに石を還せばいいというのでしょう。どうやって情報をとっていいのか分からず、正直私は途方に暮れてしまいました。。。orz

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

その翌日のことでした。
その日は私の休日で、午前中は仲間たちとソフトバレーをしています。
体育館に着いてドアを開いたら1人の友人が駆け寄ってきて、私の手を引き、誰もいない倉庫の方に私を誘導しました。
「聞いてほしい事があるの!」と友人。
「はい。何なりとおっしゃってください。」と私。
「私、滅多に夢なんて見ない人なんだけど、朝方夢を観たの。なんだかね昔  の神さまが着ている、ほら、天照大御神が着ていたような白装束を身にまとった人が歩いていたんだけど、その人が貴方に観えてしまったの。」
「へぇぇぇぇ~そうなんだ。私はいったいどこを歩いていたの?」
「あのね、海があってね、その海に突き出たような小さな半島があって、その半島の草むらのような所を貴方は歩いてた。」
「えっ!? 海? 海に突き出た小さな半島??」私は鳥肌が立ちました。まさか、彼女がその場所を教えてくれる人なの?? 私は思わず、「それって、高知の海みたいだった??」と聞いてみました。
「うーん、日本海側か太平洋側か、と聞かれれば太平洋側だと思う。海の色とか波の感じでいえば絶対太平洋だと思う。」
「私ね、高知の海岸線の情報を集めていたところなのよ。凄いタイミングだから今鳥肌立ってる!笑 夢で観た場所のことを詳しく教えてもらっていい?」
「そんなに教えるほどの夢じゃないけど・・・どんなことを知りたいの?」
「じゃあね、例えばその場所が高知だと仮定して、室戸岬(地図右下側の半島)に近いか、足摺岬(左下側の半島)に近いかって考えたら、感覚的にどっちだと思う?」
「えー、私にはよく分からないけど・・・なんとなくでいいなら・・・ん~~、室戸岬のような気がする。足摺はちょっと違う気がする。。。でも間違ってるかもしれないよ~。・・・あっ!そういえば、その半島からお城が観えてた。」
「お城?お城があったの?? それ凄い情報だと思う!場所を特定しやすいもん!!」
「少しでもお役に立ててよかった。夢が気になって気になって仕方がなかったから、ちゃんと伝えられて気持ちが落ち着いたわ~」
「私も困っていたので情報をもらえて嬉しい💝ありがとう!!」

途方に暮れていた私は、思わぬ形で情報を得ることが出来ました。
私の感覚的には「間違っていない」と出ます。彼女の観た夢は私と繋がっていたようです。(いつもこんな風に道が拓けていくのです。)
帰宅して、ネットで地図帳を開き海岸線近くにあるお城(城跡含む)を探しました。念のため、徳島県の海岸線も調べました。最初は高知県の海岸線だけを探していたのですが、徳島県側という可能性もあるように感じたからです。徳島の海岸線にもお城は思った以上にたくさんありました。「小さな半島のような所でお城が観える場所」というのを絞り込めたので、気分的にはとても楽でした。

場所がある程度特定できたら、「いつ石を還しに行くか」という話になるのですが、こういう場合はいつも「数字が降りてくるのを待つ!」というパターンです。私は朝方にビジョンを観ることが多いので、数字が下りてくるのをただ待ち続けます。これは、私にとって呼ばれた場所に最高のタイミングで行くための必要不可欠な情報のとり方です。
ところが不思議なことに、場所がほぼ特定できたにも関わらず、いつまで経っても数字は降りてきませんでした。orz...

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

その頃、私たち姉妹は月に1度くらいの割合で生まれ育った山の頂上付近にある「龍王社」にお参りをしていました。ふと気になったので参詣の折、御厨人窟(みくろど)で拾った石を持参しました。龍王社で何かヒントになるような閃きが起きることを私自身が期待していたのかもしれません。
龍王社でお参りを済ませ、バッグから4個の石を取り出すと、その中の1個が熱を帯びているように感じました。持っているとジリジリと熱さが伝わってきます。どうやらその子は龍王社が気に入ったようです。「ここに居たいの?」と、声なき声で聴いてみると、カランカランカラン♪と私にとってのOK音が脳内に響き渡りました。
流れのままに、1個の石を人の目に届かないような場所に静かに納めました。万が一、再度この石が「海に還りた~い」ナンテコトを言い出しても、この龍王社であればいつでもお迎えに来てあげられる。。。と思いつつ石を置いてきました。

その次の休日の事でした。私は旦那さまと徳島県にある剣山に登りました。
この時も気になった残り3個の石を持って行きました。その日は晴れていたのですが、山頂に到着すると、とんでもないガスに巻かれてしまい、1~2メートル先までしか見えない状態になってしまいました。そんな中、1個の石が熱く燃えるようになり「ここに残る!」と言いました。一連の流れから、たぶんそうなるであろうことは予想できていました。山頂で風に煽られながら、なんとかこっそりと石を剣山に置いてきました。
置く時、「この天候の中、貴方をここに置いて帰ります。私の手から離れたらもう私は貴方を見つけてあげることは出来ません。本当にいいのね?ここに骨を埋めるのね?(骨なのかどうかは知らないけど)」と念押しをしました。頭の中に「大丈夫、all okay!」という言葉が流れました。ホンマかいな。。。と思いつつ、2個目の石は剣山の子となりました。

結局2つの石は海岸線ではない場所に置かれることになりましたが、それから数日後、朝のまどろみのなかで私は数字が降りてくるのをキャッチして、石を還す旅に出発したのでした。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

実を言うと、この話にオチはありません。
それなのに、なんでこんな昔の話をこんなにも時間をかけて長々と書いているのか私にもわかりません💧
ただ1つ言えることは、もう二度と来ることはないだろうと思っていた「果てしなく遠い室戸岬」に私たちは再度石を還しにいったわけでです。⇦ここ大事!!
私の中で室戸岬は「今世ではもう絶対に訪れることのない場所」として完全に封印したのです。封印したはずだったのです。
それなのに、私はモネの池を見て「見てみたーい💝」などと軽~く思ってしまい、ふらふらと高知行きを計画していたわけです💦
それを思い留まった時に、新たに室戸岬町の方との出会いがあった。。。orz

これは罠だ。。。

そう思ってもいいんじゃないかと、私は考えています。
これからどのような形に展開していくのかは天の配剤。。。です。
ちょっぴり楽しみでもあるのですが。。。😊笑

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

私はこんな風に、ずっと感覚だけで生きてきました。
自分の人生を振り返ると、ドラクエのゲームをするより私の人生の方がずっとずっと面白かった!!笑
だからこうして書くことで「生きることの面白さ」を皆様にお伝えしていければいいなと思っています。ご縁のある方たちの心に届きますように💝


そう、この世界は
    Where the magic happens!(魔法が起きる場所)✨✨✨

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              魔法が起きる場所 ③ (空海)はこちらから

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