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詩 ふれられぬ              こころの糸をつなぎたくて


雲のむこうの

  瞬くひかり

 

森深く咲く

  可憐な花

 

欺瞞の奥に

  眠らされた志

 

虚偽の裏に

  秘められた真実

 

仮面のしたの

  きよらかなる涙

 

からだに宿る

  美しい愛 想い

 

みえなくても

  きらきらと輝いている

 

     ましろなゆきのなか

 

         置き忘れられた

            あのたからもののように



 

愛よりも  ときに
 
       常識が問われ


愛よりも  ときに
 
       お金が信頼され


愛よりも  ときに
 
       肩書きが重視され


いのちよりも  ときに


        利益が優先される


人類が歩んできた  
  かなしい歴史にピリオドを



春は 
  みんなのこころの野原に


愛は 
  みんなのこころの野原に


平和も
   みんなのこころの野原に

  

         はじめから  眠っている

          
             芽吹くことを

 
                   約束されて





ふれられぬ

  ひかりに抱かれ

    きみは 舞う


ふれられぬ
   
  炎を抱きて

    きみは 舞う


ふれられぬ

  愛と抱き合い

    きみは 舞う


風をまとい

   水とたゆたい

       地をめぐり

きみは 舞う


ふれられぬ

   みえない糸を

       信じつつ





言葉にならない想いを
ここに咲かせたくて
おどり舞うことと
ともに 歩いてきました

優しい
可愛い
すてき
だいすき

クッキ-の型抜きで
わかりやすく模られあらわれた

ハート

りすさん
おはな

そんな風には
決っしてなりえない
あなたの想い
わたしのこころ

なのに
あなたとわたしを
ほんの一瞬 
つないでくれるような
氣持ちにさせてくれる
この場から

みることも
ふれることもかなわない

こころの糸に

想いをよせ
ゆめみてしまう



すべては
みえないところから
はじまってゆく

よろこびも
かなしみも

戦争も
平和も

あの涙も
あの笑顔も



みえなくても
ふれられなくても

いえ

みえないからこそ
ふれられないからこそ

きっと つないでゆける

信じるこころは

ときに ひかりのように
ときに 風のように
ときに 水のように
ときに 大地のように

空を舞う

お星さまよりも きらきらと

 ありがとうを
 
      たいせつなあなたに


      La Primavera
                           宮下 和江





     


    


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